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銀河英雄伝説



「銀河英雄伝説」とは田中芳樹の小説10巻と
外伝4巻が原作で、徳間書店より発売されています。
テレビアニメ全110話は、1997年に完結しています。
現在はビデオショップ等でビデオ&DVD全巻借りることができますし
CS(キッズステーション)で再放送が何度かされています。
私が「銀河英雄伝説」に出会ったのは2000年ぐらいでした。
なにげなく手にとったビデオに夢中になりました。これは「大人のアニメ」です。
(いやらしいという意味ではなく言葉の深さは子供さんでは理解しにくいと思います)

本編は
「第一期26話キルヒアイスが亡くなるまで」
「第二期54話ラインハルト初代皇帝となるまで」
「第三期86話ヤンが亡くなるまで」
「第四期110話ラインハルトが亡くなるまで」に分かれます。
ビデオやDVDを借りる時にはイッキに観られることをお勧めします。

●人間の情熱には一定量の限度があって、私はそれを使い果たしてしまったような気がする。


●誠意や愛情がそれを尽くされる者にとって負担でしかない場合もある。


●若さと老いの間には歴然たる差がある。
若さとは何かを手に入れようとすることで、老いとは何かを失うまいとすることだ。


●人間としての評価の高さと愛情の深さには何の関係もないのですよ。


●楽しむべきところで楽しめないのは貧乏性ってもんだな。


●おまえはいい医者になるだろう。たとえ医術が完璧でなくとも患者が喜んで命を託すような。


●人間というパンは小麦(道徳)と水(欲望)でできています。
小麦が多すぎればカサカサするし、水が多すぎると柔らかすぎて形をとどめない。


●野に火を放つのにわざわざ雨期を選ぶことはない。いずれ乾季は来るのだから。


●一日の焦りが二日の退歩につながる。


●独身生活10年で悟りえぬものが、結婚生活一週間で悟れるものさ。


●人間の数だけ誤解のたねがある。


●酒と女は醸成期間が必要なのさ。


●いい人間であることなど女は男に求めぬものだ。
いい人間とは、底の知れた未知の魅力を感じさせない人間に対して憐みを向けた時の表現なんだよ。


●人生は数学ではない。方程式で解決するわけではない。
これだけの愛情を注げば、これだけの愛情が返ってくるとわかっているなら 
人生はなんて単純で明快なものだろう。


●忘れるということは、当人にとって重要ではない、ということだ。


●世のなかには、いやでも憶えていることと、忘れてかまわないことしかない


●不向きなことを克服するのに時間と労力をついやすほど、人生は長くない

●見栄をはるのは、けっこうなことだ。最初は大きすぎる服でも、
成長すれば身体にあうようになる。勇気も同じ事だ。


●何かを憎悪することのできない人間に、何かを愛することができるはずがない


●自分の正当な権利を主張しない者は、他人の正当な権利が侵害されるとき共犯の役割をはたす。


●真実ってやつは、誕生日と同じだよ。個人にひとつづつあるんだ。
事実と一致しないからといって、嘘だとは言いきれないね


●大人になるということは酒量をわきまえることさ。酒は人類の友だぞ。友人を見捨てられるかっ。


●言葉では伝わらないものが確かにある。だけどそれは、言葉を使い尽くした人だけが言えることだ


●言葉というやつは、心という海に浮かんだ氷山みたいなものじゃないかな。
海面からでている部分は僅かだけど、それによって海面下に存在する大きなものを
知覚したり感じとったりすることができる。


●言葉を大事に使いなさい。そうすれば、ただ沈黙しているより、
多くのことをより正確に伝えられるのだからね。


●善行をする者はひとりでやりたがり、愚行をおこなう者は仲間をほしがる        


●いくら貴方が公明正大であっても見る者のレンズが歪んでいれば、映る像もおのずと歪みます。


●人間には現在はむろん大切ですが、どうせなら過去の結果としての現在より、
未来の原因としての現在を、より大切になさるべきでしょうな。      


●あまり面と向かって誉めるものではない。
相手が軟弱な人物なら、うぬぼれさせて結局ダメにしてしまうし、
硬すぎる人物なら、媚びるやつだと疎まれるかもしれない。注意することだ。


●信念とは願望の強力なものにすぎず、なんら客観的な根拠を持つものではない。
それが強まれば強まるほど、視野は狭くなり、正確な判断や洞察が不可能になる


●いい人間、りっぱな人間が、無意味に殺されていく。
それが戦争であり、テロリズムであるんだ。
戦争やテロの罪悪は結局そこにつきるんだよ。   


●少年時代が幸福に思えるとしたら、それは、自分自身の正体を知らずにいることができるからだ


●酒に感謝せねばならんな。こいつが罪を着てくれるおかげで、人間の咎(とが)が忘れさられる


●わたしにはわかりません。あなたのなさることが正しいのかどうか。
でも、わたしにわかっていることがあります。
あなたのなさることが、わたしはどうしようもなく好きだということです


●人間の社会には思想の潮流が二つあるんだ。
生命以上の価値が存在する、という説と生命に勝るものはない、という説とだ。
人は戦いを始めるとき前者を口実にし、戦いをやめるとき後者を理由にする。
それを何百年、何千年も続けて来た……


●来て、見て、なすことなく去った、か……


●闇が濃くなるのは、夜が明ける直前であればこそというからな


●おいおい、子供なんてのは、大人を食い物にして生きていくものだ

もう寝なさい。子供には夢を見る時間が必要だ


●生きるということは他人の死を見ることだ。


●嫌いなやつに好かれようとは思わない。理解したくない人に理解される必要もない。


●いいか。誰の人生でもないお前の人生だ。まず自分自身のために生きることを考えるんだ。


●ひとつの正義に対して、逆の方向に等量等質の正義が必ず存在するのではないかと私は思っています


●真実は時の娘と申します。
あまりに早く真実をあばこうとすれば、健康に出産せず、流産してしまうこともありましょう。
その結果、母体までも傷つくかもしれません


●法にしたがうのは市民として当然のことだ。
だが、国家が自らさだめた法に背いて個人の権利を侵そうとしたとき、
それに盲従するのは市民としてはむしろ罪悪だ。
なぜなら民主国家の市民には、国家の犯す罪や誤謬に対して異議を申したて、
批判し、抵抗する権利と義務があるからだよ


●私がきらいなのは、自分だけ安全な場所に隠れて戦争を賛美し、
愛国心を強調し、他人を戦場にかりたてて後方で安楽な生活を送るような輩です。


●神や運命を無批判に信じる者は、思考停止の温室に逃げ込めるが、
不信心者は人間の理性と思惟の範囲内に解答を見出そうとして、いらぬ苦労を強いられる。


●正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に、はじめて成立する 。
だが、正しい認識から正しい行動が生み落とされるとは限らない。


●どの方面においても専門家はいる。
薀蓄(うんちく)は、彼らに任せておけばよい。自分たちに必要なのは、信頼するにたる専門家を見抜く目だ。


●心が泥水で洗われるような人間関係です


●信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである。
なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが、信念の価値は当人にしか通用しないからである


●六無主義ですか 無思慮、無分別、無鉄砲、無節操、無責任、無反省……


●誰しも給料に対しては相応の忠誠心をしめさなくてはなりませんからね。
私もそうでした。あれは紙でなくじつは鎖でできていて人をしばるのですよ


●きわめて高度な柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処することになろうかと思います。

要するに 行き当たりばったりということだな。。。


●これは不幸の留守番電話です。
これを聴いた人はただちに五〇軒の家に電話してください。実行した人は、さらに不幸になれます。では失礼……


●わたしは権力を持った人たちに、つねに問いかけてゆきたいのです。
あなたたちは何処にいるのか、兵士たちを死地に送り込んで、あなたたちは何処で何をしているのか、と……


●貴方と私とはどちらが幸せなのだろうか。貴方は亡くなるまでそのことを知らなかった。
私は亡くなるについて心の準備をする期間を与えられた。貴方は哀しみがスタート地点から始まったのに、私はまず、ゴールを迎えて、それからまた心の飢えを満たすために出発しなければならない。


●女というものは、愛してもいない男の子を宿すことができるのです。
そして男はというと、自分の妻が産んだ子は自分の子だと信じることで幸福になれるのです


●あんたは自分が未熟だと思ってるらしいし、またそのとおりなんだろうけど、
未熟を恥じることはないわ。わたしなんか未熟を売り物にして、けっこう快適にやってるわよ


●去年のワインのまずさをなげくより、今年植える葡萄の種について研究しよう。そのほうが効率的だ


●そもそも宗教というのは、権力者にとっては便利なものさ。
人民の味わうすべての不幸が、政治制度や権力悪のためではなくて、
彼ら自身の不信心のせいだと思いこませれば、彼らは革命なんておこそうなどと考えないだろうからな


●まさに神算鬼謀というべきだな


●物質的利益より心の利益が大事さ


●歴史とは、人類全体が共有する記憶のことだ、と思うんだよ。
思い出すのもいやなことがあるだろうけど、無視したり忘れたりしてはいけないのじゃないかな


●死ぬ覚悟があれば、どんな愚かなこと、どんなひどいことをやってもいいというの?
暴力によって自ら信じる正義を他人に強制する人間は後をたたないわ


●立場の異なるふたつの真剣さの間には、滑稽という私生児が生まれる


●吉報はひとりでしか来ないが、兇報は友人をつれて来る


●どちらかがどちらかの犠牲になるような仲は、長つづきしないわ。
あなたがたふたりは、おたがいに必要な存在であってほしいの。どうか、たがいに与えあう仲でいてね


●ジョークだけでは生きられないが、ジョーク無しでは生きたくないねえ


●致死量をこえた毒なら、いくら食べても同じこと


●このまま傷口をふさがずにいると、俺の腹黒いことが皆にわかってしまう


●宇宙の摂理は、弱肉強食・適者生存・優勝劣敗である


●生きている人間は、死んだ人の分まできちんと食べなきゃなりませんからね


●あせることはないよ、。朝食は昼までにすませればいいし、葬式をやるのは死んでからでいい


●体制に対する民衆の信頼をえるには、ふたつのものがあればよい。公平な裁判と、同じく公平な税制度。


●なるほど、貴方は不運な人かもしれない。
だが、その人に未来を託さねばならぬとは、もっと不運ではないのか


●硬直した固定観念ほど危険なものはない。


●万人に理解してもらおうとは思わないし、別に孤独だと気取ることもないが、
知己が常に少数だということは、わきまえておこう。


●後ろめたい人間は常に影に怯える。過剰防衛の心理にかられるものだ。


●あの頃の私は、世の中に絶望できるほど若かった。


●他人に尋ねる前にすこしは自分で調べるものだ。


●作戦というものは、実行するより早く失敗はしないものだよ。


●独創的とは新たな理論を構築することだ。既存の理論を破壊するだけでは独創には成り得ん。


●先駆者は常に理解されぬもの。もはや一時の不和。
非協力は論ずるに足らず。永遠なる価値を求めて前進し未来に知己を求めん。


●彼は神のような存在だった。批判とか批評の対象ではなかった。信仰の対象であったということか。。


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