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高齢犬の暮らし方

「1つの予防は 10の治療に 勝る」

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私は この言葉がとても好きです。

犬とつきあう上で、この言葉は全てのことに通じると考えています。


人でもそうですが 在る日突然老いるわけではありません。
変化は緩やかに訪れている筈なのです。
その「変化」を見過ごさないこと 見守ることが 
私たち飼い主としての役割だと考えます。 

ただこれは 高齢犬に限らず若い犬と暮らしていても 
同じことが言えるのではないでしょうか。

できる限りの予防をして 
高齢犬として、すこしでも快適に過ごすことができるように考えていきたいと思います。

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老犬介護は『気力』体力』『財力』を必要とします。
夜も眠れない日々が続きますので当然不規則な生活になります。
『看取る』ための精神力も必要なことでしょう。

そしてお金をかけたくなくても、
医療費と各種グッズを自家製又は購入するにしても
お金はかかってくると思います。

どのチカラも犬が10歳を迎えるあたりには貯えておけるといいですね。

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犬の五感(視覚、聴覚、味覚、臭覚、体覚)は優れたものです。
高齢になっても、五感のうちのどれかが生きていれば、
それを利用した飼育方に変えていけばよいのだと思います。

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命にとって一番大切な『生と死』

私たちは、ほとんどの場合 命の誕生には立ち会うことができません。

しかし『死』は、飼い主として友として家族として 
私たちに残された大きな責任であり使命です。

高齢になってくると『別れ』は避けられません。
別れは決まっています。
決まっていないのは、『どう別れるか』『どう見送るか』だと思います。
どんな別れ方をしても悔いは残るものでしょうが、
それでも やるべきことをやり、
責任を果たすことで大きく違うと思えます。


2005年記



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