本文へジャンプ


受診の注意点


緊急で駆け込む場合を除いて、
待ち時間短縮のためと老犬のストレス軽減のために受診の時は準備をしていくことをお勧めします。


老犬と暮らす方の多くは動物病院はすでに慣れていらっしゃるかもしれませんが、
高齢期になって初めて受診される方や、
セカンドオポニオンのために初めての動物病院に行かれる場合など 忘れがちな初心に返っての注意点です。


セカンドオピニオン=主治医はいるが他の獣医の意見を聞くこと。


行く前に

排尿、排便はさせておく。

歩行の具合、毛艶、皮膚、爪、耳、目などのチェックをしておく。

・まっすぐ歩いているか、ふらつきはないか、
・普段に比べて抜け毛が多いか少ないか、
・皮膚にしこりはないか、
・爪は伸びすぎていないか、
・耳を気にして頭を傾けたり、
・こすりつけることはないか、
・目ヤニは出ていないか等


・食事の量、飲み水の量を記録する。


・嘔吐していたら その嘔吐物と回数は重要。


上記のものやその他 気になる点は必ずメモをとって それを持参する。

行き慣れた獣医さんなら事前に連絡をして、便、尿、嘔吐物等が必要か聞いてみる。

初めての獣医さんなら なるべく便、尿、嘔吐物等は持参する。

初めての獣医さんにかかるなら予防接種の有無や証明書、
過去の健康診断の結果や薬を服用しているなら その薬の名前等も伝える。
現在食べているフードの袋又は缶など持参する。


尿を採取する場合は なるべく獣医さんへ行く直前のものを紙コップか紙皿等で受けると採りやすいです。

便は大人親指の先程度の大きさで足ります。

嘔吐物にはなるべく新聞紙やテッシュを使わないようにビニール袋に入れる。
(新聞紙やティシュが水分を吸い込んでしまうため)

line.gif

受診時に

犬が興奮状態だったり、一人で犬を保定をしていてそちらに気をとられてしまう場合や
説明が上手く出来そうにない時は、用意したメモがあるなら それを獣医さんに手渡すことで 
説明は省くことができます。

携帯電話の動画や写真を利用して獣医さんに見ていただくと伝わりやすいと思います。


獣医さんの話はよく聞いて 出来るならメモをとる。
メモをとれない場合は録音させてもらう。


高齢犬はいつ何が起こるかわかりませんから、
どうしても手に負えない場合を除いて 
例え獣医さんに勧められても入院は断ることも考慮してください。
獣医さんに預ける場合は、それが『最後の別れ』になる可能性も覚悟する必要があると思います。





taihome.gif