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若い犬なら 好奇心や欲求を満たしてあげるためにも
どんどん外の世界を経験することはいいことだと思います。
しかし歳をとると 若い頃のようには身体は動かないもです。
そんな無茶をしてしまえば 後で犬自身に負担が来ると思います。
飼い主の方が 調節しその日の体調をみながら 時間に余裕のある散歩をしてください。
歳をとると 若い頃よりも寝ている時間が増えてきます。
気分転換のためにも 犬と外で座って過ごすことも 双方にとって良いことと思います。
最近 散歩をイヤがる飼い主さんをよく耳にします。
イヤな散歩が生活の一部になり
無意識に犬を つれて外に出るようになった頃には 犬はすでに年老いていることでしょう。
彼らの短い時間をすこしでも楽しいものにできることは 絆をより深いものにしていくような気がします。
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(2005年加筆)
2004年に我が家の犬は16才11ヶ月で亡くなりましたが、
痴呆といわれるものにはなっておりませんでしたので、
薬やサプリを使用することはありませんでした。
なにが痴呆を避けたのか、生活環境や体質や犬種などの影響もあるのでしょうが、
もしもの可能性として考えるなら我が家にとっては、やっぱり『散歩』ではなかったかと思っています。
室内での排尿・排便の訓練ができていなかったために否応なしに外に出ておりましたが、
それが返って『最後の砦』となった可能性もあると思っています。
室内で排尿や排便のできることは、高齢になればなるほど双方にとって良いことだと思いますが、
その分 外出が減って刺激が少なくなる可能性もあると思えます。 |

実感として年老いているからこそ、散歩は必要なのだと思います。
痴呆に多いタイプは刺激の少ない生活をしている犬に多いそうです。
特に外飼いの老犬は、目や耳が悪くなって音や動きに鈍感になるために、
一日中寝て過ごし、その上 老犬だからと散歩まで控えてしまうと、刺激になるものがなくなってしまいます。
歩くことを止めてしまえば当然足腰も弱ってきますし、
運動不足から腸の動きも悪くなり筋力も衰えます。
なるべく、短時間で数回に分けて外に連れ出し、過ごさせてやりたいものです。
段階的に目や耳が悪くても、鼻が大丈夫なようなら、
情報をその鼻と地面からの振動で得ようとしますから、
目や耳が悪くても散歩に連れ出せば楽しむことはできると思いますし、
これはうちの犬の場合ですが白内障でも明暗がわかるようなのです。
暗い場所だと足が止まりますが明るいと歩こうとします。
鼻が悪くなったら味覚と身体で感じる部分が残ると思うのですが、うちはまだその段階ではありません。
犬の老年性初期白内障の進行防止
点眼薬 犬用ライトクリーン
人の話ですが犬も同じなのでは?!と思える話があります。
人は老化とともに耳や目が悪くなると臭いに鋭くなるそうです。
つまり残された能力に全神経を集中するので そうなるのか異常に臭いに敏感になります。
この話でペコが晩年 臭いに過敏になっていたことを思い出しました。
亡くなるまで しっとり濡れた黒豆のような鼻は なぜか私を安心させてくれていました。
日光浴は体内時計を正常にします。(夏場は避ける)
気温に配慮しながら適度な日光浴と運動は続けていきましょう。
シッポが上がらなくなったり振らなくなったり、頭を下げ辛いようでしたら、
腰や関節が悪くなってきていると思われますので獣医さんに相談してみてください。

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