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● 1993年 マンション購入・始まり

1993年 我が家は分譲マンションを購入いたしました。
不動産会社の方に何度も確認をし 
犬と暮らすことができるならと決めたのがこの物件でした。
ところがいざ入居して 管理規約を確認してみると 
禁止事項に
「他人に危害を加えたり迷惑を及ぼすような動物を持ち込み 
または飼育すること。」と明記してあります。
なんとも曖昧な表現で書かれてあります。
これでは 私がここに移り住んだメリットはなくなります。


後で考えると、これは私自身の落ち度です。
初めてのマンション購入に有頂天になり、慎重さに欠けておりました。
読んでおくべき書類の山を後回しにしたことや、
知識不足、私の「落ち度」は挙げればキリがありません。

そして 散歩で出入りする私と犬に向けられる視線は 
とても厳しいものだということを肌で実感し 
犬のためにも 私自身のためにも 
このままではいけないと決意したことから 
私の「戦い」が始まりました。


これは マンション管理規約に 
ペット細則が明記されるまでの記録です。
● 経緯1

我が家は マンションが完成してから 2年近くたってからの入居でした。

すでに マンションでは 動物に対する苦情が 山積みでした。

その時点で 飼育件数は うちを含めても10軒ほどでした。
(猫は外に出さないので 苦情が少なかったようです。)

犬は2頭飼いが2件ありましたので 12匹ほど。
つまり これだけの少ない頭数で数々の苦情を作りあげたことになります。


○ベランダで 糞・尿をさせる。

○大型犬が 子供や主婦に抱き付く。

○吠えさせっぱなし。

○エントランスゴミ箱に糞を捨てる。

○糞を持ち帰えらない。


挙げられた苦情について、
飼育者の方と話をしていくことで私が感じたことは、
各家庭で個人で「自分が迷惑行為をしている」という意識など 
まったくないという事実でした。

例えば
「うちは ベランダで糞・尿させても ちゃんと流しているから 大丈夫!」と
堂々とおっしゃれるのは、
それが本人にとって「迷惑行為」だと思っていないからです。


散歩を担当しているのは、
私と話しをしてくれている人とは別の人物なのに
「うちではキチンとやっています」とか、
「うちの家族が迷惑をかけるような散歩をするわけがない。信じているから」と ほとんど根拠のない答えが返ってきます。


この件は後にも問題になってきますが 
話し合い(懇談会)に参加してくれている人と
実際 犬の散歩や世話をしている人が違うと、
そこに「意識」の違いが生まれます。

家族の中での話し合いの不足・理解不足が引き起こした
迷惑行為の数々だったことが窺えます。
● 経緯2

私が まず初めにやったことは、数々の資料を持って 
管理組合理事長さん宅への訪問でした。

その時は突然伺ったので 奥さまが対応してくださいまして、
奥さまからも ペットに関する苦情の話を聞かせていただきました。


後日 理事長さんが我が家に来ていただけて 
そこで現状や これからのことについて話し合い
「管理組合でも困っていたので取り組んでみます」という返事を頂きました。
次は マンション付近を散歩しておられる飼い主の方に声をかけ、
知り合いになれるようにしました。
ひとつには情報収集を目的に、
もうひとつは飼育者同士の連携を目的としたものです。
苦情の一番の窓口は管理人さんなので
管理人さんにも連絡をしておきました。