Rev.034



自曲紹介


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t.m.o.とは

 t.m.o.とは、MEが率いる「Tiny Magical Orchestra(ちっちゃな魔法の楽団)」のことである。そのコンセプトは、細野晴臣の「F.O.E.(Friend Of Earth)」や冨田勲の「プラズマ・シンフォニー・オーケストラ」と同じヴァーチャルなユニットのことである。「m」が「Magic」ではなく、「Magical」であるところがアニメっぽい。(^_^; (ホントは、「エミ」より「マミ」が好き!)

 なおt.m.o.は、2012年3月時点で散開しており、2013年〜2014年頃からL.M.O. (Living Modified Organism)として、ニコ動YouTubeでの活動に移行した。


このページで聞ける曲

 tmoは、ヴァーチャルなユニットであり、主に作品集としての「MD」や「カセットテープ」の中で活動を行っている。時々、そのプロデューサであるMEと共にステージに上ることがある。

 tmoの得意とする曲は、Y.M.O.、高橋幸宏、TM Network、ドリカムなどであるが、MEのオリジナル曲も演奏する。このページでは、著作権法の規制もあり、オリジナル曲のみを公開している。



MIDIによる再現性

 tmoの特徴はそのサウンドにあり、それはCDなどの音楽記憶メディアでしか表現することが出来ない。従って、本物を聴きたい場合は、MEオリジナルCD販売のページを参照して頂きたい。

 昨今、MIDI音源が普及してきたが、tmoのサウンドはそれらで再現できる物ではない。MIDI音源は、音楽としての最大公約数しか保証してくれないからだ。音色を再現するためにエクスクルーシブメッセージを多用した音作りをすれば、使用するMIDI音源に制限されてしまう。これは、HTMLとブラウザの関係に似ている。

 どのメーカのどのようなMIDI音源を使っても、それなりに聞けるようにするには、自ずと使用する音色やエフェクトに制限がある。ホントのサウンドが聴きたければ、MEの作品集をCDなどの音楽記憶メディアで手に入れるしかないのだ。


MP3による再現性


 MIDIに代わるサウンドの供給方法として、圧縮率が高くてストリーミング再生の出来る「TwinVQ」技術を利用したYAMAHAの「SoundVQ」を使用してきたが、2005年頃に公開が中止されたようである。

 最も汎用性の高い圧縮ファイルとして、MP3での音声データを公開することにした。(実際には、容量の関係で最新作のみYouTubeへのリンクを張ってある。)


MIDIデータの作成について

 MEのMIDIデータ作成は、DTMによるものではない(現在はDAWに移行)。サウンドの追求という目的において、プリセット音中心のMIDI音源ではなく、シンセサイザーを使用しているからだ。また、データ作成時ぐらいはCRTを見たくないという気持ちもあるし、MEが利用するデータ入力方法がPCではやりにくいからだ。

 データ入力はステップ入力だが、一般的な数値入力方式ではなく、キーボード(鍵盤)による音程指示を行う方法である。これは、ある意味で最も原始的な入力方法であるが、最初に使用したシーケンサがMSQ−100(Roland)がこの方法でしか入力できなかったからだ。それに、数値入力によるステップ入力は音楽的じゃないような気がするし、音符張り付けは譜面が間違っているとその間違いに気づかないので、このキーボード入力が一番気に入っている。現在ではシーケンサMC−80(Roland)で、キーボード入力によるステップ入力を行っている。

 データ入力は、ベースパートから行う。次にドラムパート。ドラムパートは直接MC−80上で入力する。そしてメロディーや他のパートを入力する。通常、パート数は8〜10程度になる。なお、音色はシンセ側で管理しているので、プログラムチェンジやパンポットなどのデータは入力しない。

 こうして出来たデータを再生して、シンセ3台、ドラム音源1台、エフェクタ10台(シンセ内蔵の6台分を含む)を駆使してミックスダウンし、PCに録音することで、一連の作業は完了することになる。

 現在は、DAW上で、マウスによるステップ入力をし、音作りからミックスダウンまで行っている。


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「Wor Chan Que」
 1981年MEの処女作「我唄歌」(中国語読みで「ウォー・チャン・クー」)の8thバージョンである。

過去の遍歴を書くと、初めてポータサウンドを使ってピンポン録音したのが81年、友人からシンセを借りて作った2nd(SH−2)版が82年、Rolandの第2回オリジナルテープコンテストに出した3rd版が83年、初めてバイトで買ったシンセで作った4th(POLY−800)版が84年、カセット4TrのMTR(Multi Track Recoder)で作った5th版が85年、自主制作レコードになった6th版が87年、そして社会人になってから機材をそろえて作ったこの7th版が92年、DAW版が2019年(8th)である。

 Drumsは3セット使い分け、メロディーはハモリながら左右に振り、ピコピコとシーケンスサウンドが響く。これをテクノと言わずになんと言おう。(^_^)



「1.9.8.7」
 1985年大晦日〜1986年元旦にかけての郵便局での深夜勤バイト。バイト中に病みつきになるようなベースラインが頭に浮かぶ。寝る暇も惜しんで、その日中に曲にしてしまった。その曲「1.9.8.6.(GANTAN)」が、YAMAHA大阪梅田店主催の「DUCKS MTR CONTEST」で、入賞する。後に、当時流行っていたリミックス風(サンプリング)のブレークを追加した「1.9.8.7.」が自主制作レコード「Wor Chan Que」で聞ける。

 この曲は、ベースラインが命である。それにシーケンスのフレーズなどを加えていき、最後に即興でメロディラインを付けた。よって、毎回メロディラインが変わる。アレンジだけで出来ている曲といっても過言ではないだろう。まさにこの曲こそ、MEのテーマ曲として相応しいものだろう。


「Fallen Leaves(落葉)」
 某女流漫画家A・Tさんのコミックス(友人のH君所有)の中の詩を英訳し、曲を付けた。アレンジするに当たって、初めてイメージノートを作り、そのイメージを目指した。シーケンスのフレーズが美しい。85年の曲。


「My Little Sister」
 高2の頃、年下の女の子に好意を寄せている自分が居た。「あんなに無邪気な妹が居たらな〜。」そんな、淡い恋心がテーマになっている。メロディは 83年に出来ていたが、アレンジは手つかずであった。

 87年8月、就職が決まり、このハイな気分を曲にしたいと思った。そしてこの曲が日の目を見ることになる。

 とにかく、MEには珍しく(?)明るい曲。転調やブレークと言った仕掛けも多く、特にエンディングのストリングスが美しい。これは、「¥EN卒業記念アルバム」の「また会う日まで」や太田貴子の「大人になれない」を意識した物になっている。


「The Bell」
 これは、特定の人のために作った最初の曲(もしかすると、最後かもしれない(^_^; )。大学に通っていた4年好きだった人に、その想いを込めて卒業式に渡した曲。(*^_^*) ポッ!

 エレピが綺麗な曲だが、タイトル通りベル系のサウンドも心地よい。タイトルがなぜ「The Bell」なのかというと、相手の女性の名前に由来するのだが、これ以上はやめておこう。若かりし青春の頃の思い出だ。




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