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自打紹介(V-Drums)


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V-Drums TD-11KPX2-PS
 このページは、MEが普段使っている電子ドラムを紹介するコーナーです。(^.^)v


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1.防振対策(TD-1KPX-PS)


 社会人になってから軽音楽部に所属していたことがあり、たまに部室で生ドラムを叩いたことがあった。東京に転勤になってから、WBSで電子ドラム(Roland/V-Drums)が置いてあるカラオケ店を知り、半年に1回程度、品川まで出かけて、叩きに行っていた。


 同じ都内とはいえ、多摩地区からドラムを叩くために品川まで出かけるのは面倒であり、我が家はマンションであるので、不要なときは折りたためて、本格的なメッシュパッドを採用している「TD-1KPX」を2017年5月に購入した。(写真は本家から、お借りしました。)


 マンションなので、キックペダルを踏んでトリガーしていたのでは、床から下の階に振動が伝わり、住民間のトラブルになりかねない。

 そこで、バスドラはキック・パッドを使用せず、一体型キック・トリガー・ペダル「KT-10」を購入して、さらに防振対策としてノイズ・イーター「NE-10」の上に設置した。トリガー・ペダルのウェイトは、場所を変更して少しペダルを軽めにした。



 これで、キック・ペダルは踏み込んでも振動とズレから開放された。それにより「ペダルプレート」が不要になったので、ハイハット・ペダルの固定用に使うことにした。ちなみに、ハイハット・ペダルのスプリングは1本外し、トリガー・ペダル同様に軽くして、余った1本は保守部品として保管することにした。


 USBケーブルでPCと接続し、V-Drums Tutor「DT-1」にドラムのお手本をしてもらい、MEのV-Drumsライフはスタートしたのであった。TD-1KPXは、キックペダルの防振対策を実施したことにより、「TD-11KQ-PS」のような状態、いわば「TD-1KPX-PS」に進化したのであった。


2.ハイハットの高さ調整(TD-1KPX2-PS)


 音源の変更の話はあとでするとして、「TD-1KPX」は折りたためるという機能を有したがゆえに、本来タムより上にあるはずのハイハットの位置が低い。


 それにメーカーも気づいたのか、新バージョンの「TD-1KPX2」では、ハイハットの固定部分がキリン状態に変更されている。


 今回は、この問題を解決する。

 最初に、このあとの作業用にパーツを余らせるために、マウント・アダプター「MDH-12」を買っておく。

 で、スネア用のパッドを外し、「スネア・アーム」も外し、「パッド・マウント」を外して、この「MDH-12」を「スネア・アーム」の代わりに取り付け、そこにスネア用パッドを再固定する。







 それから、ドラムとは全く関係がないが、自転車用の「シート・ポスト」を入手しておく。

 この自転車用の「シート・ポスト」は径が25.4mm、つまり1インチであるというのが、一番のポイントである。あと、長さは300mm〜350mmぐらいのを選ぶこと。


 音源の変更の話はあとでするとして、シンバル「CY-5」を買った。

 さて、ここらら作業開始である。最初に、ハイハットに使われている「CY-5」とフロアタム用のメッシュパッドを外す。



 フロアタムのパッドを外し、タムアームのパイプを外して、ハイハットアームのパイプの代わりに付けてしまう。

 タムアームの代わりに、「スネア・アーム」から外した「パッドマウント」を自転車用の「シート・ポスト」を固定した「特製タムアーム」を取り付ける。





 タムアームからハイハットアームに転用したロッドに、シンバル「CY-5」に添付されているハイハット用アタッチメント・セットの「ロアー・クラッチ」と「クラッチ・フェルト(大)」を取り付ける。




 そこに外したハイハット「CY-5」をセットし、シンバル「CY-5」に添付されているハイハット用アタッチメント・セットの「クラッチ・フェルト(小)」と「アッパー・クラッチ」で固定する。

 「シート・ポスト」で代用したタムアームにフロアタム用のメッシュパッドを取り付けて、「TD-1KPX-PS」から「TD-1KPX2-PS」に進化。

 タムパッドの角度を調整することで、ほぼ同じ高さになった。

 (後に気づいたのが、TD-1K, TD-1KV ドラムスタンド補修用パーツのROD HOLDER ASSY「5100043876」とHIHAT ROD ASSY「5100043874」を買えば、「TD-1KPX2」そっくりにハイハットを高い位置に固定できる。なお、「TD-1KPX」や「TD-1KPX2」の構成部品は保守パーツとして販売されていない。)


3.シンバルを追加する(TD-11KPX2-PS)


 「TD-1K」や「TD-1KV」と、「TD-1KPX」や「TD-1KPX2」の音源部分は全く一緒で型番で言えば「TD-1」であるが、前者は専用オプションの「拡張シンバル・パッド(OP-TD1C)」を取り付けることができて、音源に付属しているケーブルにも「CR2」という入力端子が付いている。

 しかし、後者にはその端子がなく、オプションも設定されていない。

 だからと言っても、ストレス解消のために始めたV-Drumsなので、ライドではなくシンバルを叩きたい。あと、音源ももっと自由にドラムセットやパッドごとのサウンドを設定したい。

 「シンバルを増やしたい」から始まって、最終的に「音源」まで、変更したいという気持ちが徐々に高まり、サンタさんにお願いしてみた。



 程なくサンタさんからのプレゼントが届いた。

  • ドラム音源:TD-11(左前)
  • 前出のマウント・アダプター:MDH-12(右前)
  • 前出のシンバル・パッド:CY-5(左奥)
  • クランプ:APC-33(右奥)

     もうちょっと足りない部品もあるが、これらを使って音源を変更してシンバルを追加するのだ。




     音源の「TD-11」を固定するために、マウント・アダプター「MDH-12」を使用する。



     最初の音源「TD-1」を固定していた音源マウントをパイプを伸ばして、抜き取る。代わりにクランプを使って、パイプに固定する。クランプ自体は、音源の中心軸とパイプの軸が一致するように90度近く回転させた。



     それから、ドラムとは全く関係がないが、自転車用の「シート・ポスト」の2本目を入手した。前回買ったのが350mmだったので、今回は320mmにした。



     楽器屋さんにお願いして、TD-1K, TD-1KV ドラムスタンド補修用パーツのROD HOLDER ASSY「5100043876」とCYMBAL ROD ASSY「5100043875」を取り寄せた。これで、「OP-TD1C」の白黒ではなく、全部黒の増設シンバルが準備できた。



     320mmの「シート・ポスト」にフロアタムを、音源マウントを使って350mmの「シート・ポスト」に増設シンバルを固定。





     音源と各パッド類への配線を行って、「TD-1KPX2-PS」が増設シンバル(CY-5)&音源(TD-11)付の「TD-11KPX2-PS」に進化した。

     もちろん、セッティングが完了した時点で、バラしたケーブルをインシュロックで結束し直して、マジックテープでパイプに固定し直した。



     テプラで「TD-11KPX2-PS」と印字して、フレームに貼り付けた。これで、誰が見てもこれが「TD-11KPX2-PS」だと分かるはず。(^_^;




     タムに「Elec Bend Tom」を、そのリムに「808 Clap」や「Vibra-slap」をアサインして、シンバル2枚に、ライドにはエッジに「Splash」、カップに「ライド」を設定。 これで、1980年のYMO World Tourのサウンドを再現したつもり。(^_^;

     さらにTD-11は、ASIO対応のオーディオI/Oも内蔵しているので、PCで再生したDVDやCDの音源をTD-11側で再生、その出力をPCのアクティブスピーカのAUXに接続。今までヘッドホンでしかモニタできなかったV-Drumsのサウンドが、PCのアクティブスピーカから再生できる。

     もちろん置き場所が確保できる人は、最初から「TD-11KQ-PS」を購入して、シンバルのマウント・アダプタ「MDY-12」を使って「CY-12C」などのシンバルを増設するのが、スマートなやり方だ。このページは、置き場所が確保できない人や「TD-1KPX」をアップグレードしたい人の参考になればと思って、作成した次第です。

     ではみなさん、楽しい豊かなV-Drums生活をお過ごしください。



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