私 の 大 切 な 時 間
関
ここ数年、私の暮らしのよりどころは、仲間と楽しみながらの太極拳と、絵の教室に行くことです。
亀戸中央公園で、土曜日午前中の太極拳は友が中心になり、十人ほど集まり、月並みですが心身軽く心地よいです。皆勤賞はもらえませんが、かれこれ十年になります。
ある日、色彩に魅せられて水彩画を学び、二十三年になり、今は安西工房と言うグループに属し、先生は四十代の男性。窓からスカイツリーの見える教室で、金曜日の夜切磋琢磨する仲間は二十五─ 六人、油、パステル、水彩、様々な方法で描き、個性を伸ばすよう指導をしてくれます。
私へのアドバイスは固定観念にはとらわれないで、実際に見えている対象を別の色に置き換えて描くのです。例えば、玉ねぎは茶色だけではなく、どの色でも表現するのです。
一カ月かけて一点製作し、完成後に講評です、その一瞬は皆一喜一憂します。
年一回、全国日曜画家展に出品し、うれしいことに銀賞、銅賞を頂き、上野の都美術館に飾られます。絵を描いてよかったなと思えるよう、絵と巡り合い、そして故岡辺先生とO組の皆さんと巡り合ったご縁に、心から感謝して歩んでいきたいと思います。
この機会に絵を見て下さい。どうぞ。
タイトル : 約束の日曜日
編者注:
この絵(レトロな電話)は東京都美術館で開催された
42回全国日曜画家展でターナー色彩賞を受賞した作品
です。原画を見て色彩の豊かさに感心しました。
タイトル : レトロな電話
タイトル: 想いにふける タイトル: トランプのある静物