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阳光天使 ★★★★★ http://list.letv.com/v/26411.html
上記のWebで無料でも公開されています。
主演の吴尊（ウーズン）は、６月に脱退するまで台湾のアイドル・ユニット飛輪海のメンバーでした。もう一人の主役杨丞琳(レイニー・ヤン）も台湾の人気歌手で女優。監督も台湾人。その他にも台湾の俳優が多く出演、台湾チームに大陸の俳優やスタッフが加わった、まさに台湾テイストたっぷりのアイドル・ドラマです。
吴尊、カッコよくて可愛くて、でも右腕にタトゥーを入れた筋肉質の逞しい肉体が妙なアンバランスなセクシーさを醸し出しています。モデルとしても活躍していただけあって服の着こなしも上手い。こういう容姿と体格の男優、大陸では見当たりません。ただ、ブルネイ国籍でブルネイ育ちゆえ、中国語は少し苦手なようです･･･。
舞台は、日本の沖縄、台湾、上海というのも念が入ってます。
主人公阳光（杨丞琳）は、台湾人の父と日本人の母の間に生まれた沖縄育ちの女の子という設定。クリクリ黒目がちの愛らしい杨丞琳の容姿は、本当に沖縄の日本人に似ています。彼女の日本語もなかなか聞けます。
４０年ほど前に日本でアイドル並みに人気のあった中野良子という女優が、阳光を育てた祖母という大切な役で出演しています。
彼女は、出演の1979年の映画「君よ怒土の河を渡れ」が中国でも公開されたことで、少し古い方の間では大陸でもよく知られているようです。
さて、ストーリーですが、
ヒロインの阳光（杨丞琳）は、詐欺師の台湾人の父親と日本人の母親の間に生まれた、真っ青な海と空に囲まれた沖縄育ち。貧しいながらも善良な祖母（中野良子）のもとで、太陽の光のように素朴で温かく底抜けに明るい女の子に育ちました。
幼稚園の先生目指して食堂でアルバイトをして学校に通っていましたが、両親の借金のカタに、台湾で女中として働かされることになってしまいます。
その台湾で派遣されたのが、化粧品会社社長に就任したばかりの狄雅辛（吴尊）の豪邸でした。実は、直前に沖縄に仕事で訪れていた彼とは一悶着あって、最初から辛く当たられ仕事は波乱ずくめの連続です。でも、両親の借金返済のためにと、黙々と前向きに働き続けます。そんな阳光に、狄雅辛は徐々に好意を抱くようになります･･･。
一方、狄雅辛は前途洋々の創業者の二代目ですが、両親を８歳の時に亡くして以来、心にどこか拠り所が欠けたまま･･･。
やる気も勇気もある青年ですがなにせ苦労の経験がなく、二代目特有の傲慢さと騙されやすい育ちの良さが災い、会社の内部では側近の幼友達の裏切りと罠が時限爆弾のように仕掛けられていました。
やがて事業を拡大し上海に拠点を移すと、裏で会社乗っ取りを画策する財務担当の幼友達に騙され会社の株価は暴落。自社株買付に全財産をはたいて、しまいには業績不振の責任を取らされ会社まで追われ、無一文になってしまいます。
住む家までなくし路上で夜を過ごす狄雅辛のために、阳光は古いビルの屋上に建てられたボロ家を借りて一生懸命修繕します。最初は落ちぶれた境遇に落ち込んでいた狄雅辛ですが、阳光の底抜けに明るくひたむきな励ましに次第に本来の闘争心を取り戻して行きます。
やがて、亡き父親が興した会社を、再び取り戻そうと阳光の協力のもと、臥薪嘗胆の戦いが始まります･･･。
最後には会社を取り戻します。狄雅辛は阳光に求婚。でも、阳光は「自分はしがない日本から来た普通の女の子。会社を取り戻した金持ちの狄雅辛とは所詮住む世界が違う」と沖縄に帰ります･･･。
阳光が沖縄に帰って２年、幼稚園の先生をしているところへ、再び狄雅辛が訪ねて来ます･･･。そして･･･。
狄雅辛が無一文になり絶望していた時に、詐欺師の阳光の父親が彼に銭湯で諭した言葉です。この言葉で彼は蘇りました。
「人生呢,难得会碰到凭了自己的能耐也很难突破的困境。但是这个时候,你只要懂得装傻, 总有一天啊,你会等到再次出手的机会。」
(人生にはな、時に思いもよらない自分の能力ではどうもできない困難に出くわすことがあるもんだ。でもな、そんな時は、馬鹿になればいいのさ。そうすりゃ、いつかまたやり直すチャンスが待ってるもんだ。」
※中国にとって、日本はすでにリッチな国の時代は完全に終わりました。
ドラマの中で、上海埔东の近代的な超高層ビルに相対して、日本の沖縄はあくまでも青い海と空、緑に溢れた素朴な田舎の象徴として存在します。
ドラマを見た中国人たちが、濁った河と曇った空に覆われた大陸から、青い空と海に囲まれた自然豊かな沖縄に、偏見なく普通に観光に来て、普通に人と人の交流が促進されることを願っています。。
主演：
吴尊
杨丞琳
张峻宁
刘梓妍
顾宝明
中野良子 etc.
