|
||||||||||
步步惊心 ★★★★★ http://www.iqiyi.com/dianshiju/bbjx.html |
||||||||||
![]() |
2011年9月に放映されたドラマ35話。 原作は、ネット小説出身の女流作家桐华の同名の作品です。 都会のキャリアウーマンが思いがけない事故から、時空を超えた清朝、康熙帝の時代にタイムスリップ、満族の少女になって宮女となり、後世に“九子夺嫡”と呼ばれた康熙帝の息子たちの皇位争いに巻き込まれていくという話。 日本でも少し前に、「JIN- 仁」というタイトルで現代のドクターが江戸幕末にタイムスリップして活躍するというドラマがありました。まあ、これの中国宮廷版でしょうか。 最近いくつか、この手の穿越(タイムスリップ)モノがオンエアされているようです。 清朝は1636年に満洲で建国、1644年から1912年の約300年間、中国を支配した最後の統一王朝ですが、満族による清朝を中国の国家と認めない人も中国人も多くいます。 中国人にとっても日本人にとっても比較的近い過去だけに、中国5000年の悠久の歴史の中で、最後の古代歴史として興味深い世界かもしれません。 宮廷のセット、皇子たちと宮女たちの衣装が美しい。 歴史モノのドラマや映画は、たいてい横店の撮影所で撮られるそうですが、広大な国土を誇る中国だけに、画面に奥行が感じられて流石です。四爷役の吴奇隆がカッコいい(^v^)! さて、ストーリーですが、 ごくごく普通のビジネスウーマン张晓(刘诗诗)、ある日の仕事帰りにボーイフレンドと彼の女付き合いのことで喧嘩になってしまい、思わずも工事現場のケーブルに足を取られ近くの電飾看板にぶつかり感電してしまう・・・。 気がつくと、张晓は马尔泰.若曦という名の16歳の清朝の少女に成り代わっていた・・・。 タイムスリップ小説やTVドラマで見たような世界が、まさに自分の身に起こってしまいました。 時は折しも康熙(1661年~1722年)43年(康熙年間後半に入る頃)。 马尔泰.若曦(刘诗诗)は3カ月前に郷里から上京し、康熙帝の8番目の皇子八爷 爱新觉罗·胤禩( 郑嘉颖)の側室で彼女の姉の若兰の下に身を寄せていました。 八爷といえば、八賢王とも称された温厚で才覚に富んだ実力者ですが、未来から来た若曦には彼の20年後の凄惨な最期がわかっていますが、これは誰にも言えません。姉の若兰は、気配りの行き届いた八爷としっくりいっていない様子。それでも八爷は、何かと小まめに若曦の面倒を見てくれ、どうやら若曦に惹かれていきます。 一方、次第に他の皇子たちとも親しく言葉を掛け合う仲になります。 中でも一番信頼できたのが、権力には淡泊だが、正義感が強く義理堅い十三爷 爱新觉罗·胤祥(袁弘)でした。 また、4番目の四爷 爱新觉罗·胤禛(吴奇隆)は、常に冷静で氷のように喜怒哀楽を表に出さない近寄りがたい皇子です。ところが彼は、若曦に対しては、この時代の女性とは少し考え方が違うようで一目置いているようです。 でも彼女には、彼が次期の皇帝、雍正帝になることがわかっていた・・・。いま仲睦まじく談笑している皇子たちの間で、まもなく沸き起こる皇位を巡る血みどろの暗闘が待ち受けていることを知っていました・・・。 その若曦も年頃になり、宮女として宮廷に上がらなければならない・・・。 でも、四爷や八爷の陰ながらの応援で、現皇帝康熙帝付きの宮女になり、彼女の現代知識と努力で次第に皇帝はじめ周囲の信頼を勝ち取っていきます。 そして、教科書で学んださまざまな歴史上の事件の真相を目の当たりにすることになります。 刺殺、毒殺・・・、皇帝の座を狙った兄弟同士の権力闘争と側近の成り行き・・・。 若曦の心は、八爷を受け入れるものの、やがて四爷に傾いていきます。 しかし、時の経過とともに未来を知っている彼女の心は、徐々に怯え慄いて・・・。 ※歴史を現代人の目線で解釈すると、こんなドラマになっても面白いかもしれません。 封建時代の殺戮や人権問題を批判しながら、現代を風刺しているのでは、と思いながら鑑賞してもよいかもしれません。歴史のお勉強にもなりました。 |
|||||||||
監督: 主演: |
李国立 吴奇隆 郑嘉颖 刘诗诗 刘心悠 袁弘 林更新 刘松仁 刘雨欣 etc. |
|||||||||
![]() |