幕末・明治維新略史

HOME > F.リスト

リスト『政治経済学の国民的体系』1837年で財政経費の生産性を主張
訳p.173 「司法の公開・陪審裁判・議会の立法・国家行政の社会的監視・地方団体および共同団体の自治・出版の自由・公共目的を達成するための組合は、立憲国の市民ならびに国家権力に対し、他の手段によっては獲得されがたいところの多量のエネルギーと力とを与えるものである。生産力の増減に多かれ少なかれ影響を与えることのない法律または公共的施設なるものは、ほとんど考えられない。」

p.177 「諸々の法律や公の制度が直接的価値を生産しないとはいえ、しかもそれらは生産力を生産するがゆえに、国民はいかなる政体の下にあっても富み得るものであり、…」(p.177)