花写真−アクマノツメ・アグロステンマ・アザミゲシ


アクマノツメ アクマノツメ(キキョウ科)
悪魔の爪、フィテウマ・コモスム
学名:Phyteuma comosum

名前は紫色の爪を思わせる花を咲かせることに由来している。
アルプス南部(イタリア北部)のごく限られた岩のすき間にしか自生しない珍しい花。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'03/ 6/ 6


アグロステンマ アグロステンマ(ナデシコ科)
学名:Agrostemma githago

ヨーロッパでは麦畑の雑草であまり評価されてないが、我が国では可憐な花と草姿が好まれ直まきの花壇や切花に利用される。
和名:ムギセンノウ。別名:ムギナデシコ。
和名は「麦畑によく見られる、センノウに似た花」をイメージしたものであろう。花は径2〜3cm、桃赤色で縦の条斑がはいる。5つの花弁は細い萼片とともに優しく反転し、ソフトな風情を醸しだす。

撮影地:淡路花博会場
年月日:'00/ 5/16


アザミゲシ アザミゲシ(ケシ科)
薊芥子・アルゲモネ、学名:Argemone mexicana

北アメリカ南部の乾燥地帯原産。羽状に切れ込んだ葉にアザミのようなとげがあり、高さ30〜60cmになる一年草。
直径7cmほどの、ケシに似た黄色の大きな花を咲かせる。観賞用に栽培されるほか、種子から搾った油が灯火や石鹸などに用いられた。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'06/ 6/24


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