花写真−アサリナ・アストランティア・アブチロン


アサリナ アサリナ・バルクライアナ(ゴマノハグサ科)
学名:Asarina barclaiana

和名:ツタバキリカズラ(蔦葉桐葛)。
細く繊細なつるを伸ばし、葉のわきから長い花柄を出して、初夏から秋の頃まで可憐な薄紫色の花を次々と咲かせる。花径1.5cm、やや平らな花筒は2cmくらいになる。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'06/10/27


アストランティア アストランティア・マヨル(セリ科)
学名:Astrantia major

葉は暗緑色で粗い歯状の3〜5裂片に分かれる。
花弁のように見えるのは苞で先端に緑が入る。花は苞の中心の丸く盛り上がった部分で、白地に緑色を帯びるものと桃色を帯びるものがある。

撮影地:カナダ・ブッチャートガーデン
年月日:'07/ 6/26


ウキツリボク アブチロン(アオイ科)
Abutilon

左は、ウキツリボク、学名:Abutilon megapotamicum

花は色が上下で3段にわかれる。先端に飛び出た褐色の雄しべ、中央があまり開かない黄色い花弁、そしてふくらんだ赤い萼。それらが細い柄で釣り下がる。
このユニークな姿が釣りの浮きを思わせ、「浮き釣り木」。‘チロリアンランプ’の名も。

撮影地:吹田
年月日:'03/ 6/12



アブチロン




右は、アブチロン‘ホワイトキング’、 学名:Abutilon×hybridum

花は下向きで、半開きに咲く。赤いすじ模様が入る橙色の花をよく見かけるが、本種は透けるような白花。
なお、属名はギリシャ語で、アは否定、ブチロンは雄牛の下痢を意味し、同属の一種を家畜の下痢止めに使ったから。

撮影地:西宮北山緑化植物園(温室)、年月日:'01/ 3/24


お気に入りの花写真の目次へ    花名50音順索引へ         − Photo : Yasuda Hiroshi −

−画像の無断転載はご遠慮下さい−