花写真−エピデンドラム・エピメディウム・エリンギウム


エピデンドラム エピデンドラム(ラン科)
Epidendrum

北米南部から南米・アルゼンチンまでに分布する着生ランの一種。
多数の小さな明るい紫桃色の5弁花が、径10cm程度のボール状に咲く。
ランの花を知らない人はいないが、ランが逆さの花、上下が逆になって咲くとは、まず気づかれていない。ふつうランは唇弁が下に位置するが、例外はあって、エピデンドラムは正常な咲き方をする。

撮影地:京都府立植物園(温室)
年月日:'03/ 3/14



エピデンドラム・コクレアツム



エピデンドラム・コクレアツム
Epidendrum cochleatum

熱帯の花「ブラックオーキッド」。ランには珍しい色彩。
茎はやや扁平な長卵形で2〜3葉を頂生する。
花は黄緑色、径7〜8cm。唇弁は黒紫色で濃色の筋が入る。開花はほぼ周年。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館、 年月日:'03/ 7/24


エピメディウム エピメディウム・ワルレイエンセ(メギ科)
学名:Epimedium×warleyense

春咲きの多年草。高さ30cm。心形で紫紅赤色を帯びた中緑色の葉をもつ。
針金のような茎に椀形で豊かな橙色の花が房になって咲く。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'07/ 4/ 8



 下は エピメディウム属の代表・・・、

イカリソウ







イカリソウ(メギ科)
錨草・碇草、学名:Epimedium grandiflorum

主に太平洋側の山地に生える。花はユニーク。4枚の花弁から長い距が四方にのびる。形は、まさに錨そのもの。 頬をそめたようにうつむいて咲く花は、花言葉のように心をとらえて可憐。花色は、白から濃紅色まで変化が多い。

撮影地:万博日本庭園、 年月日:'05/ 4/26

エリンギウム エリンギウム・アルピヌム(セリ科)
学名:Eryngium alpinum

ヨーロッパの山地の亜高山帯の草地に自生、石灰岩地帯に生えることが多い。
青紫色の微小花を円筒状の短穂に密集してつける。花の下の銀白色の細い総苞片がレース状に広がって美しい。

撮影地:スイス・ツェルマット
年月日:'05/ 7/23


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