花写真−エンジェルストランペット・エンドウ・エンレイソウ


ダチュラ エンジェルズトランペット(ナス科)
コダチチョウセンアサガオ、学名:Datura arborea

この魔法のような薬効をもつ花は夕方に開き麝香のような芳香を放つ。
薄紅色のラッパ形の花からエンジェルズトランペットの名が。
ダチュラと呼ばれるこの仲間ではもっとも大形で、高さ2〜3mにもなり、花はラッパ状で長さ20〜30cmにもなる。エンジェルの名はついているが有毒で、口にはできない。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'04/ 5/14


エンドウ エンドウ(マメ科)
豌豆、学名:Pisum sativum

最古の栽培植物の一つで、花は輝くように舞う蝶に似ている。メンデルが遺伝の実験に使ったことでも有名。
植物園のこの「えんどう」は、イギリスの考古学者カーター氏が発見した、ツタンカーメン王(在位B.C.1363−1354頃)の墓の副葬品の中から発見し、栽培に成功した「ツタンカーメン王墓のエンドウ」との説明があった。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'01/ 4/23


エンレイソウ エンレイソウ(ユリ科)
延齢草、学名:Trillium smallii

谷間の湿地にはえる、高さ約20cmの多年草。大きな3枚の葉の真ん中に清楚な花が一輪。でも、この花びらに見えるのは外花被片。
「延齢草」の名は、根や茎が胃腸薬など薬草として利用されたことからとも。

撮影地:滋賀信楽・杉本邸
年月日:'01/ 5/ 5



下は、ウナズキエンレイソウといい、とても珍しい種類とのこと。しかし、何冊かの本を調べたものの、掲載なく、詳細不明。

ウナズキエンレイソウ




オオバナノエンレイソウ

左は、オオバナノエンレイソウ
大花の延齢草、Trillium kamtschaticum

シロバナエンレイソウに似ているが、花が直径6〜8cmと大形。

撮影地:咲くやこの花館
年月日:'06/ 8/13


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