花写真−バイモ・バオバブ・ハクサンフウロ


バイモ バイモ(ユリ科)
貝母、学名:Fritillaria verticillata var.thunbergii

鱗茎が二枚貝の殻の形に似ているので名付けられた。古名は「ははくり」。花を編み笠にたとえてアミガサユリ(編笠百合)の名もある。
茎の上部の葉は巻きひげのように巻いている。
庭先にさりげなく咲く、渋みのある花。長さ2〜3cmの鐘形で、外側には緑色の斑紋があり、内側には紫色の網目模様がある。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'06/ 4/ 9


バオバブ バオバブ(パンヤ科)
Baobab、学名:Adansonia digitata

サバンナの大樹「バオバブの花」。熱帯アフリカ原産。
特異な樹形とサンテグジュペリの『星の王子さま』で、広く世界にその名が知られるようになった。材は舟やウキに利用し、樹皮は繊維をとって縄などを作り、若葉は野菜に、果実は解熱剤や清涼飲料にするなど現地では利用価値の高い植物である。
夜咲き、翌夕落花する1日花。'99年夏、日本で初めて開花。

撮影地:京都府立植物園(温室)
年月日:'07/ 9/13

フニーバオバブ






右は、 フニー・バオバブ(パンヤ科) Fony baobab、学名:Adansonia fony

こちらはマダガスカル原産で昼咲き。9種のバオバブのうち7種がマダカスカルにみられ、フニー・バオバブは南西部に分布。乾燥地に生え、存在感のある巨大な幹に水分を蓄えて乾季を乗り切る。果肉や種子は食用に、樹皮は屋根や壁、ロープの材料になる。
大阪花博のとき持ち込まれて17年目、日本国内で初開花!。咲くやこの花館のバオバブの木は推定樹齢が70年だが、現地のバオバブは樹齢1000年を超えるものもある。
花の命は短く1日限り。赤褐色の花弁で、花火のように広がる黄色い雄しべと中心から一本真っすぐ伸びた赤い雌しべが特徴。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館、年月日:'06/ 8/13


ハクサンフウロ ハクサンフウロ(フウロソウ科)
白山風露、学名:Geranium yesoense var.nipponicum

本州中部以北の高原の湿った草地に生え、登山者の心を和ませる お花畑の主役。
花は5弁のピンク、濃淡はさまざまで、花弁に濃色の筋が入る。葉は掌状に細かく切れ込む。

撮影地:月山弥陀ヶ原
年月日:'07/ 7/30


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