花写真−ガクアジサイ・カタクリ・カッシア
ガクアジサイ(ユキノシタ科)
額紫陽花、学名:Hydrangea macrophylla
梅雨空のもと、微妙に色を変化させる花。
周囲に萼片からなる青紫・白などの額縁のようにみえる装飾花をもち、たくさんの小さな花が咲く。
あじさいはガクアジサイが変化して萼がすべて美しい装飾花になったもので、ガクアジサイはアジサイの起源種。
写真は、みやまやえむらさき(深山八重紫)。
撮影地:宇治市植物公園
年月日:'01/ 6/16

右は、ベニガクアジサイ(ユキノシタ科)
紅額紫陽花(紅萼紫陽花)、学名:Hydrangea serrata
額のように周りを取り囲む装飾花が紅色のガクアジサイ。
ヤマアジサイの品種で、花は白〜淡紅に変化。装飾花に鋸歯があるのも特徴。
撮影地:宇治・三室戸寺、年月日:'01/ 6/16
こちらには、ヤマアジサイ・アナベル・アマチャなど万博自然文化園 に咲く、いろいろな品種の アジサイ があります。
カタクリ(ユリ科)
片栗、学名:Erythronium japonicum
春、その色と首を垂れた独特な姿で山野の樹下を彩る紅紫色の花。
地下茎には澱粉を含み、片栗粉ができる。
雪解けを待って野山でひっそりと淡紫色の花を咲かせ、
古くは「かたかご」(籠が傾いた感じの花)の名で万葉集にも登場(大伴家持の歌)。
撮影地:六甲高山植物園
年月日:'01/ 4/ 9
右下は、キバナカタクリ
エリスロニウム、学名:Erythronium tuolumnense
姿はカタクリそっくりだが、黄花。 新しい品種ではなく、アメリカ東部を中心に分布する原種。
撮影地:滋賀信楽・杉本邸、年月日:'02/ 4/14
カッシア・アルテミシオイデス(マメ科)
学名:Cassia artemisioides
常緑低木で枝は針金状。葉はそれぞれ線状(カッシア属でも珍しい)の6〜14小葉からなり、裏面は絹状毛で覆われ白色。
腋生の穂状花序の杯形黄色花は冬から初夏にかけて現れる。
英名:Silver cassia。
撮影地:淡路ファームパーク(温室)
年月日:'03/ 3/ 9
下の写真も、カッシア・・・。
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ナンバンサイカチ、Cassia fistula
南蛮皀莢。成長すると10m以上にもなる木から下垂する花を、黄金の雨に見立てた英名「ゴールデンシャワー」の方がよく知られている。
兵庫県フラワーセンター(温室)、'06/ 6/25 |
コバノセンナ、Cassia coluteoides
高さは1〜2mになり、枝はややつる状 にのびる。葉は偶数羽状複葉。
秋から冬にかけて、鮮やかな黄色の花 が枝いっぱいに咲く。
兵庫県フラワーセンター(温室)、'02/11/11 |
アンデスの乙女、Cassia corymbosa
和名:ハナセンナ。 原生地と可憐な姿からアンデス乙女の名で出回る鉢花。
小葉は披針形〜長楕円状卵形、鮮黄色の花を4〜11個つける。
浜名湖花博会場、'04/10/ 1 |
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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