花写真−カランコエ・カリアンドラ・カリガネソウ


カランコエ カランコエ(ベンケイソウ科)

多肉植物で、花色、葉色は種類によって様々な特徴がある。大きく分けて上向きに咲くものと釣り鐘形がある。

単にカランコエといえば、写真左の
カランコエ・ブロッスフェルディアナ(Kalanchoe blossfeldiana)の改良種。
原種はマダガスカルの険しい深山に自生。70年ほど前のただ一度の採集品から繁殖、改良され、今や世界の冬の主要な花の一つ。和名は「紅弁慶」。
可愛い4弁の筒状花(ベンケイソウ科では異質)をたくさんつけ、乾燥に強く育てやすい花。色は緋紅・濃赤・桃・黄色などいろいろ。

撮影地:自宅鉢植え、年月日:'01/ 2/27

カランコエ・ウエンディ

写真右は、カランコエ・ウェンディー(Kalanchoe‘Wendy’)。

エンジェルランプ」とも。天使の灯り。現在その名で売られるのは、ほとんどが雑種。親の一つはマダガスカル島のカランコエ・ウニフローラ。

撮影地:大阪府立花の文化園(温室)、年月日:'03/ 3/ 2

カランコエ・プミラ










写真左は、
カランコエ・プミラ(Kalanchoe pumila)。

葉は白く帯粉し、美しい。花はカランコエでは少ない赤紫色。「白銀の舞(しろがねのまい)」の名も。 マダガスカル島の高山の岩場に自生。いわばカランコエの高山植物で、属中耐寒性は一番。

撮影地:兵庫県フラワーセンター(温室)、年月日:'07/ 3/ 4


カリアンドラ カリアンドラ(マメ科)
Calliandra

カリアンドラ属は、南北アメリカ、マダガスカル、インドの熱帯、亜熱帯に分布し、約200種ある。常緑低木で刺はなく、葉は互生し、2回羽状複葉、花は頭状花序。
写真は、カリアンドラ・トウィーディー(Calliandra tweedii)。
赤く長い雄しべが丸く房のようになり、ネムノキ(合歓の木)のような花なので、ベニゴウカンともいう。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'03/ 3/11


カリガネソウ カリガネソウ(クマツヅラ科)
雁金草、学名:Caryopteris divaricata

雄しべと雌しべが弓なりにとびだしたおもしろい花の形を、雁にたとえてこの名がついた。
山野に生える多年草。高さ1m前後、茎は四角形で葉は対生する。8〜9月、紫色の花をつけるが、美しい花とはうらはらに葉や茎には悪臭がある。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'02/ 9/13


お気に入りの花写真の目次へ   花名50音順索引へ       − Photo : Yasuda Hiroshi −