花写真−クリソテミス・クリンソウ・グルーイア
クリソテミス・プルケラ（イワタバコ科）
学名：Ｃｈｒｙｓｏｔｈｅｍｉｓ ｐｕｌｃｈｅｌｌａ
草丈は３０cmくらい､茎には４稜がある。葉は光沢ある緑色で､長さ２０〜３０cm。
茎頂付近の対生する葉腋に花が数個ずつ咲く。萼は鐘状で､橙色ないし橙赤色､花後長く残る。花冠は萼より突出し､黄色で喉部に赤色の条線が入る。
花期は春〜秋。中央アメリカ､西インド諸島からブラジルにかけて分布。
撮影地：大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日：'０６/１０/２５
クリンソウ（サクラソウ科）
九輪草、学名：Ｐｒｉｍｕｌａ ｊａｐｏｎｉｃａ
サクラソウの仲間で､清らかな流れに沿って新緑の中でピンクの花を開く。
花は花茎を輪状に取り巻き､それが数層から七層に重なり合う。九層に達することはまずないが､寺院の塔上の請花と最上の水煙の間にある九輪にたとえ名づけられた。
一茶は「九輪草四五輪草でしまひなり」と詠む。
撮影地：京都府立植物園
年月日：'０８/ ４/２７
グルーイア（シナノキ科）
学名：Ｇｒｅｗｉａ ｃａｆｆｒａ
つる性低木で､多くの枝を出すが､ときには２〜４mにもなることがある。
花姿がスイレンに似ているからか､スイレンボク（睡蓮木）の名で流通することが多いが、スイレンとはまったく関係ない。
花は頂部葉腋から出る短い花柄につき､径２cmくらいで､桃色または黄色。花弁はふつう５弁､萼片は花弁より長いが同形で被針形､内側は花弁と同色である。
撮影地：兵庫県フラワーセンター
年月日：'０５/ ５/２６
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