花写真−マイヅルソウ・マッソニア・マンサク


マイヅルソウ マイヅルソウ(ユリ科)
舞鶴草、学名:Maianthemum dilatatum

針葉樹林の下に多い多年草。
ツルは求愛時に翼を広げ、首をまっすぐにのばし舞う。その横向きの姿は千円札の裏に描かれる。マイヅルソウは湾曲した脈が目立つ向き合う2枚のハート形の葉から、鶴が舞う姿を連想してこの名がある。
花は白色で小さく、4個の花弁がそり返っているので、雄しべがよく目立つ。

撮影地:六甲高山植物園
年月日:'01/ 5/12


マッソニア マッソニア(ユリ科)
学名:Massonia longipes

初めて見たときは驚いた、ユリ科とは思えない奇妙な姿。葉は2枚しかなく、横に広がって地表面を覆うように生育する。 その真ん中からブラシのような花が顔を覗かせ、1ヶ月間くらい咲き続ける。花茎は全く見えない。
南アフリカの乾燥地に生える。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'03/ 1/13


マンサク マンサク(マンサク科)
金縷梅・満作、学名:Hamamelis japonica

まだ雪の残る山中に、万花にさきがけて「まず咲く」花。枝を覆うようにびっしりと咲くことから、豊年「満作」の意との説も。
欧米では枝を占いに用いたから、あるいは不思議な造形からか witch hazel(魔女のはしばみ)などとも呼ばれる。
早春、2月頃に、葉に先立ち、ねじれたひも状の、まるでイソギンチャクのような黄色い4弁花を、枝にびっしりと咲かせる。

撮影地:万博日本庭園
年月日:'02/ 2/ 1


お気に入りの花写真の目次へ    花名50音順索引へ        − Photo : Yasuda Hiroshi −    

−画像の無断転載はご遠慮下さい−