花写真−ムラサキゴテン・ムラサキサルスベリ・ムラサキシキブ


ムラサキゴテン ムラサキゴテン(ツユクサ科)
紫御殿、学名:Setcreasea pallida

葉は長楕円形、長さ18cmで紫紅色。多く栽培される園芸品種、パープルハート(purple−heart)は濃桃色の花をつける。全体が紫一色であっと驚く印象的な植物。
1955年に日本へ渡来。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'07/ 9/13


ムラサキサルスベリ ムラサキサルスベリ(ミソハギ科)
紫百日紅・紫猿滑り、学名:Lagerstroemia×amabilis

樹肌も花もユニーク。花弁は6枚でしわしわ。雄しべは40本前後で6本が長い。
木肌がツルツルして猿でも滑るというところから「猿滑り」というユーモラスな名前に。「百日紅」は、花期が長く次々に咲くため100日咲き続けているのでは、ということから。
写真のムラサキサルスベリは花が淡紫色。サルスベリとシマサルスベリとの雑種で、枝は横に広がる。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'03/ 9/11


ムラサキシキブ ムラサキシキブ(クマツヅラ科)
紫式部、学名:Callicarpa japonica

木では珍しい紫の実を結ぶ。その紫の実を「源氏物語」の作者、紫式部になぞらえての名だとか。でもこの植物が「源氏物語」に登場するわけではない。
実に比べ花を知る人は少ないが、初夏に淡紅紫の小さな花が多数むらがってつく。

撮影地:万博自然文化園
年月日:'04/ 5/30、’04/10/31


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