花写真−ネッタイスイレン・ネムノキ


ネッタイスイレン ネッタイスイレン(スイレン科)
熱帯睡蓮

スイレンは水辺に浮かべた大きな葉の間に、暑い日差しを浴びて咲く、華麗な花。輝くように咲く、水の妖精「睡蓮」は日の出とともに咲き始め、日の入りには眠るように閉じることからの名。
スイレンのうち熱帯圏に自生するものに対する園芸上の名称が「熱帯スイレン」。葉のふちには鋸歯があり、花弁は先がとがり、花は水面よりつきでて咲く。青色系が多く、夜咲きも多い。
写真は「ニンファエア・コロラタ(学名:Nymphaea colorata)」で、熱帯・昼咲き。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'01/10/24


ネムノキ ネムノキ(マメ科)
合歓の木、学名:Albizia julibrissin

6〜7月、小枝の先に花柄を伸ばし、淡紅色の花を傘状につける。マメ科では珍しく蝶形ではない。5枚の花弁は小さくて目立たず、長さ4cmほどの糸のような雄しべがたくさんあり、これが紅色で美しい。
うっそうと茂る葉がすべて夕方から閉じ、垂れる。 眠りの木の意から「合歓木」の名で万葉集に3首。また、芭蕉は「象潟や雨に西施がねぶの花」の句を残した。葉は線香に使用。

撮影地:万博自然文化園
年月日:'04/ 6/26


お気に入りの花写真の目次へ   花名50音順索引へ        − Photo : Yasuda Hiroshi −