花写真−ニガナ・ニゲラ・ニワゼキショウ
ニガナ(キク科)
苦菜、学名:Ixeris dentata
山野に生える多年草。茎や葉を切ると苦味のある乳液を出すことからこの名がある。
花期は5〜7月。枝先に直径1.5cmほどの黄色の頭花を多数つける。頭花はふつう5個の舌状花でできている。
写真のものは舌状花の数が多く、変種の「ハナニガナ(花苦菜)」と思われる。
撮影地:兵庫県フラワーセンター
年月日:'01/ 5/ 1
右は、クモマニガナ(雲間苦菜)、
学名:Ixeris dentata var.kimurana
北海道や本州の中部地方以北の高山の礫地や草地に生える多年草。タカネニガナの変種。
頭花は径約2cm、9〜11個の黄色の舌状花からなる。
写真は、花が白い「シロバナクモマニガナ」。
撮影地:八方尾根、年月日:'03/ 8/ 4
ニゲラ(キンポウゲ科)
学名:Nigella damascena
和名:くろたねそう(黒種草)。草丈40〜50cmの耐寒性一年草。
花は取り囲む苞葉がコスモスの葉のように細く切れて幻想的。英名は「霧の中の愛」とのロマンチックな名。花径4〜5cm内外、花色は青・白・紫等で切り花や花壇に適する。
花後、果実は風船のようにふくれドライフラワーにできる。「茂みの中の悪魔」というドラマチックな英名も。
撮影地:京都府立植物園
年月日:'03/ 6/14
撮影地:自宅鉢植え 年月日:'02/ 5/21
ニワゼキショウ(アヤメ科)
庭石菖、学名:Sisyrinchium atlanticum
星状に小さな6弁の花を開く、淡紫色の可憐な花。
日当たりのよい道端や芝地に、ごくふつうに生えている多年草。
花色は淡紫、紅紫のほか、白に紅紫のすじが入るものなどがある。よく見ると、基部や中心は色が異なって3色を数える。
撮影地:万博自然文化園
年月日:'01/ 6/ 9
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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