花写真−オキザリス・オキナグサ・オスティオスペルマム


オキザリス オキザリス(カタバミ科)
Oxalis

「オキザリス」は、観賞用のカタバミ属の総称。
クローバーに似た葉のあいだに、茎をスッと伸ばして咲く愛らしい花。ギリシャ語のOxys(酸)に由来し、葉に酸味があることによる。
花は5弁で、秋から春にかけて咲く。晴天の日に咲き、曇りや雨の日、夜間は閉花する。

左の写真は「オキザリス・ペスカプラエ」(学名:Oxalis pes-caprae)。南アフリカ原産。和名 オオキバナカタバミ
花は大輪で花茎が長く、輝く黄色がすばらしい。

撮影地:兵庫県フラワーセンター(温室)
年月日:'03/ 2/10


オキザリス



右の写真は「オキザリス・ウェルシコロール」(学名:Oxalis versicolor)。
細長い緑の葉。白花で縁の赤が美しい。

撮影地:兵庫県フラワーセンター(温室)
年月日:'03/ 2/10
オキザリス

右の写真は「オキザリス・レグネリィー」(学名:Oxalis regnellii)。
ブラジルなど南アメリカ原産。
葉色にちなんで最近、「紫の舞」の名で日本に普及した。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'02/10/11


オキナグサ オキナグサ(キンポウゲ科)
翁草、学名:Pulsatilla cernua

野草には珍しく豪華な、白銀色の毛に覆われた草花で、名は老翁の白髪に見立てた。
春、その茎の先端に、暗赤紫色の花を一つ咲かせる。花弁はなく、萼片は6個、キンポウゲ科では、赤系の色の花をつけるものは珍しい。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'06/ 8/26



プルサティラ・ベルナリス







左は、プルサティラ・ベルナリス  学名:Pulsatilla vernalis

オキナグサの仲間でヨーロッパなどの標高1300〜3600mの山岳部に咲く。高山帯の草地にも見られ、いかにも高根の花といった花姿。
学名の vernalis は春の意味で、別名:ハルオキナグサ(春翁草)。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館、年月日:'12/12/ 5


オスティオスペルマム オスティオスペルマム(キク科)
Osteospermum

熱帯アフリカ原産で、アフリカンデージー(african daisy)の名もあり、同属の種間交雑で多くの園芸品種が作出されている。草丈25〜60cm。多年草でディモルフォセカに似る。
頭花は径5〜10cm、舌状花は白、桃、紫、基部が白い蛇の目咲き、舌状花が中間部で内巻きになるものなどがある。
写真は、舌状花の中央が筒状に巻くという特異な花形のもので、まるで雪の結晶か勲章のよう。

撮影地:淡路島公園
年月日:'03/ 5/10


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