花写真−オスモクシロン・オダマキ・オドリコソウ
オスモクシロン(ウコギ科)
Osmoxylon
オスモクシロン属はマレーシア、フィリピン、台湾などの熱帯地方原産の常緑低木で、約50種がある。
写真の オスモクシロン・リネアレ(学名:Osmoxylon lineare)は、細く深く5裂した葉をもち、観葉鉢物としてよく栽培されている。
花の時期は極端に短く、奇妙な黒い球(果実)ばかりが目立つ。
撮影地:京都府立植物園(温室)
年月日:'06/10/27
オダマキ(キンポウゲ科)
苧環、学名:Aquilegia flabellata
春の花壇に映える、落ち着いて優雅な瑠璃色の花。
構造は複雑で、萼片と花弁が交叉する。5枚の萼片は花弁状でほぼ平ら。花弁は中央にかたまり、下部はそれぞれ萼片の間から後ろに長く角状にのびて距となり、先は曲がる。
「おだまき」は花の姿が糸巻きの一種である苧環に似ていることからで、何とも心ひかれる花の形である。
別名:糸繰り草。ムラサキオダマキ。他にキバナオダマキなどもある。
撮影地:自宅鉢植え
年月日:'03/ 2/10
下は、カナダオダマキ、学名:Aquilegia canadensis

花が下向きに咲くため、5本の細長く伸びた花弁の一部(距)が上に突き出た面白い格好となっている。北米ロッキー山脈東側に分布。
撮影地:湯沢高原アルプの里、年月日:'02/ 6/ 9

アクイレギア(セイヨウオダマキ) Aquilegia×hybrida
園芸種には、紫・赤・黄まれに白など多様な色が・・・。
撮影地:京都府立植物園 年月日:'05/ 5/14
こちらには、ミヤマオダマキ、ヤマオダマキの写真があります。
オドリコソウ(シソ科)
踊子草、Lamium
山地の道ばたなどによく見られる、可愛らしい形の、名前も愛らしい花。花の形が、笠をかぶって踊る踊子のように見えるところからの名。
花の色はピンクから白まで変化がある。
写真は、近縁のキバナオドリコソウ (ラミアストルム、学名:Lamiastrum galeobdolon)。
撮影地:兵庫県フラワーセンター
年月日:'01/ 5/ 1
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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