花写真−ラケナリア・ラベンダー・ランタナ


ラケナリア・アロイデス ラケナリア(ユリ科)
Lachenalia

南アフリカ原産のユリ科の珍しい球根植物。
その魅力、知る人ぞ知る。花の形はアロエに似た筒状だが、はるかに多彩。恐らく球根では最も色合いに富む。2色、3色、何と赤、橙、黄、緑の4色花も。

左の写真は、
ラケナリア・アロイデス(学名:Lachenalia aloides)
黄橙色で細長い筒形の美しい小花を穂状につけ、下向きに咲かせる。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'01/ 3/ 9

ラケナリア・ウニコロル





ラケナリア・ウニコロル(学名:Lachenalia unicolor)
花は円柱形で総状花序に水平につく。花被はピンク色で、先端が濃くなる。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'03/ 4/27

ラケナリア・ムタビリス
ラケナリア・ムタビリス
(学名:Lachenalia mutabilis)
花茎に筒状小花を穂状に多数つける。
茎の上部は紫で、基部に近づくと黄緑になる。

撮影地:大阪府立花の文化園(温室)
年月日:'03/ 3/11


フレンチラベンダー ラベンダー(シソ科)
Lavender

ハーブの代表。近くよりも、遠くで見るまとまりが美しい。ふつう花は小さく、一本一本の花穂もさほどでないが、広く群生すれば、紫の海になる。
ラベンダーはラテン語の洗うから変化。古代ギリシャ、ローマで浴用剤として疲労回復に用いたのによるという。現在、日本では北海道で香料をとるために栽培される。




ラベンダー








上の写真は、
フレンチラベンダー‘アボンビュー’(Lavandula stoechas‘AvonView')。
花穂の先にウサギの耳のような苞葉がつく。

右の写真は、レースラベンダー(Lavandula pinnata)。
葉には鳥の羽やシダの葉のように深い切れ込みがあり、花穂は3本に分岐してつく。

撮影地:神戸市立布引ハーブ園、年月日:'02/ 4/29


ランタナ ランタナ(クマツヅラ科)
Lantana camara

常緑小低木、高さ30cm〜1m。鉢植えに向く矮性の園芸品種もある。卵形の葉を対生する。
夏から秋に半球状の花をつける。花ははじめは淡黄色で、しだいにオレンジ色、紅色へと変化することから、シチヘンゲ(七変化)とも呼ばれる。


撮影地:淡路花博会場
年月日:'00/ 6/26


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