花写真−ロドデンドロン・ロベリア


ロドデンドロン(ツツジ科)、Rhododendron

ロドデンドロン(ツツジ)属は北半球温帯、熱帯高山、特にヒマラヤ、中国、日本などに多く、850種が自生する。 属名はギリシャ語rhodon(バラの意)とdendron(木の意)に由来し、本属のある種の花の色にちなむという。下に珍しいものを4種紹介。

ロドデンドロン・スピヌリフェリム
写真左は、ロドデンドロン・スピヌリフェリム
学名:Rhododendron spinuliferum

中国・雲南の標高2000m前後に自生する。花冠は長さ約2.5cm、狭筒形で5裂し、れんが〜紅色で雄しべ雌しべとも花冠より突出する。1花序に3〜5花つき、花は上向きに咲く。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'04/ 2/24


ロドデンドロン・ヤスミニフロルム







右は、ロドデンドロン・ヤスミニフロルム 、学名:R.jasminiflorum

マレー半島の標高1100〜1500m地帯に自生する。花冠は長さ約4cmの盆形で5裂し、純白、帯桃白色である。1花序に5〜8花つく。

撮影地:京都府立植物園(温室)、年月日:'02/ 1/24


マレーシアシャクナゲ
マレーシアシャクナゲ (写真左‘サンセット’)

東南アジア〜オセアニアの熱帯地域の高山に自生するシャクナゲ。5〜8月、赤、オレンジや黄色などの花が咲く。

撮影地:京都府立植物園(温室)、年月日:'06/ 9/30

ロドデンドロン・シノグランデ

ロドデンドロン・シノグランデ (写真右)
学名:R.sinogrande

ヒマラヤや中国(チベット、雲南)の標高2500〜4300mに分布するシャクナゲ。学名の sinogrande は「中国の大きな」という意味で、シャクナゲ類の中で最も大きな葉をもつ。 花色はうすクリームで、長さが5〜7cm、一房に数輪の花をつける。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館、 年月日:'03/ 4/13


ロベリア ロベリア(キキョウ科)
学名:Lobelia erinus

瑠璃色の蝶の乱舞を思わせる、たくさんの花をつけた姿から、「瑠璃蝶々」の名も。 また、「ルリミゾカクシ」ともいう。
高さ15〜30cm。開花が1ヵ月以上続くことから、花壇や鉢物などに広く使われる。色は瑠璃色が代表的だが、桃色、白などもある。

撮影地:自宅鉢植え
年月日:'01/ 5/14


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