花写真−センダン・センテッドゼラニウム・センブリ
センダン(センダン科)
栴檀、学名:Melia azedarach var.subtripinnata
庭にあれば夏が楽しみ、葉とのコンビネーションも冴える淡紫色の花。
「栴檀は双葉より芳し」の栴檀はこの木ではなく、白檀(ビャクダン)のこと。
古名は、楝(おうち)。淡いが艶やかな花を多数つけ、薄紫に煙る。清少納言は 「木のさまにくげなれど、楝いとをかし」 と、木は好まずとも花には趣を見た。
撮影地:万博自然文化園
年月日:'01/ 5/24
センテッドゼラニウム(フウロソウ科)
Scented Geranium
「センテッドゼラニウム」は芳香性のあるゼラニウムの総称で、仲間の園芸種とは区別されている。
写真は、スイートミモザ(Pelargonium 'Sweet Mimosa')、フルーティーな甘い香りがし、葉は切れ込みが深い。
春の終わりから初夏にかけて、赤い斑が入ったかわいいピンク色の美しい花を咲かせる。
撮影地:神戸市立布引ハーブ園
年月日:'02/ 4/29
センブリ(リンドウ科)
千振、学名:Swertia japonica
茎の先や葉のつけ根に白地に紫色のすじのある花が、はつらつとして咲く。
古くから胃腸薬としてよく知られ、乾燥したものをお湯の中で振りだして飲む。
苦味の強いことでも有名で、千回振りだしてもまだ苦いということからこの名がある。「良薬口に苦し」の代表。
撮影地:京都府立植物園
年月日:'06/10/27
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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