花写真−ショウジョウバカマ・ションバーグキア・シラー


ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ(ユリ科)
猩々袴、学名:Heloniopsis orientalis

山地の多湿地にはえる常緑多年草。雪渓の近くなどにあると、思わずハッとさせられる鮮やかな花。
花期は4〜6月、淡紅〜濃紫色の花が茎の先に群がって咲く。
赤い花を能の猩々の赤毛に、根生葉を袴に見立ててこの名があるといわれる。


撮影地:六甲高山植物園
年月日:'01/ 4/ 9


ションバーグキア ションバーグキア(ラン科)
Schomburgkia

写真は、ションバーグキア・ティビキニス
学名:Schomburgkia tibicinis

原産地はメキシコからグァテマラなどの中南米で、とても背が高くなるというランで有名。咲くやこの花館では、高さ約2mに。
現地では、根元の茎の中にアリが住みつくことでも知られている。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'06/ 4/30


シラー・ナタレンシス シラー(ユリ科)
Scilla

「シラー」はユリ科ツルボ属の総称で約100種あり、ヨーロッパ・アフリカ・アジアに分布する。
青紫の星型の小花が宝石のよう。釣鐘状や秤状の花をつける種類もあり、色も青紫の他に白、ピンクなど美しい花色が揃う。

写真は、シラー・ナタレンシス(Scilla natalensis)。
草丈1m近くにもなる大型多年草だが、一つ一つの花は小さく星型で繊細。南アフリカ・ナタール地方原産。

撮影地:大阪府立花の文化園
年月日:'03/ 5/17


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