花写真−シレネ・シロバナネコノメソウ・シロバナマンジュシャゲ
シレネ・ブルガリス(ナデシコ科)
学名:Silene vulgaris var.maritima
「シレネ」は、ナデシコ科マンテマ属の総称。 地中海沿岸原産。
風船のようにふくらんだ、うす緑の袋(萼)の先に白い小さな5弁の花をつけた、ユーモラスな独特の花姿が愛らしい。
その姿からグリーンベル(Green bell)、ふうりんか(風鈴花)の名もある。
撮影地:大阪府立花の文化園
年月日:'03/ 5/17
最近、切り花用に風変わりな系統が発表された。
撮影地:切り花
年月日:'05/ 2/ 9
シロバナネコノメソウ(ユキノシタ科)
白花猫の目草、学名:Chrysosplenium album
沢沿いなどの湿ったところに生える多年草。全体に白い軟毛がある。葉は長さ2〜10mmの扇状。
花期は4〜5月。花は直径3〜5mm。花には花序がなく、白い4個の萼片が花弁のように見える。萼片は先がとがり、雄しべとほぼ同長。葯は暗紅色。
写真の花は、立札には「ハナネコノメ (シロバナネコノメソウの変種)」とあったが、図鑑などの写真や記述では、シロバナネコノメソウそっくり。
撮影地:京都府立植物園
年月日:'09/ 3/21
シロバナマンジュシャゲ(ヒガンバナ科)
白花曼珠沙華、学名:Lycoris albiflora
ヒガンバナは強烈な赤が印象的。ところが、まれに白い花が栽培される。シロバナマンジュシャゲと呼ぶが、単なるヒガンバナの白花ではない。
赤いヒガンバナと黄花のショウキズイセンとの雑種。花色は黄色を帯びた優しい色で、花被片にピンクの混色したものがある。
撮影地:吹田
年月日:'01/ 9/15
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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