花写真−ダイモンジソウ・タイリントキソウ・タカネグンナイフウロ
ダイモンジソウ(ユキノシタ科)
大文字草、学名:Saxifraga fortunei var.incisolobata
山地の湿気の多い岩涯などに自生する多年草。
名は花を見れば納得がいく。5枚の白い花弁のうち2枚が長く、細長い花びらが「大」の字のように見える、可憐な白い花。ただし、時には「大」の字の一方が短い場合も。
撮影地:六甲高山植物園
年月日:'02/10/7
右下は、アカバナダイモンジソウ、紅花大文字草
山ではまず見かけられないのに流通している草花がある。本種もそんな一つ。母種のダイモンジソウは白いが、東北地方や紀伊半島に赤みを帯びた花がまれにあり、色の濃い赤花は栽培される。
撮影地:自宅鉢植え、年月日:'02/11/ 7
タイリントキソウ(ラン科)
大輪朱鷺草、学名:Pleione formosana
球根性で、プレイオネの名でも知られており、花が大きくて美しく、園芸店ではカトレア草の名で売られている。
花茎は長さ約6cmで1〜2花をつける。花は径約10cm、紫桃色で白花もある。萼片と花弁は同形、唇弁は卵形で基部は巻く。春に開花。
撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'02/ 3/ 7
タカネグンナイフウロ(フウロソウ科)
高嶺郡内風露 学名:Geranium eriostemon var.reinii f.onoei
本州中部の高山に生える。花期は7〜8月。
花はグンナイフウロより濃い濃紅紫色で直径2.5〜3cm。花柄、小花柄、萼片には下向きの屈毛と開出する腺毛が密生する。花弁は倒卵形で基部近くに白い軟毛がある。
撮影地:中央アルプス千畳敷カール
年月日:'02/ 8/ 1
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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