花写真−トラデスカンティア・トリガープランツ・トリカブト


トラデスカンティア トラデスカンティア(ツユクサ科)
Tradescantia

ツユクサ科ムラサキツユクサ属の総称。北アメリカから熱帯アメリカ原産。青花を咲かすつゆくさに対し、こちらは名前のとおり紫色の花。
写真は、トラデスカンティア・ビルギニアナ(学名:Tradescantia virginiana)、和名:オオムラサキツユクサ(大紫露草)。
葉の幅が広くて折り目がはっきりし、茎を抱えるようにつく。花は大形で紫色など。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'03/ 5/16


トリガープランツ トリガープランツ(スティリディウム科)
Trigger plants、スティリディウム(Stylidium)

スティリディウム属は、約145種からなり、多くがオーストラリアに分布する。
最大の特徴は、花の中央に雄しべと雌しべが合着して一体となったずい柱があることである。蝶が羽根を広げたような色彩あふれる花が咲く。
この属の植物は「引き金植物(trigger plants)」として知られるが、それは昆虫が花冠にとまり密を探り始めると、ハンマー形のずい柱が上下に震動し、昆虫の背中めがけて花粉が発射されるからである。

撮影地:神戸・鉢植え
年月日:'01/ 6/28


トリカブト トリカブト(キンポウゲ科)
鳥兜、学名:Aconitum japonicum

花は風変わり、色・特徴のある形ともに魅力的。花の形が、舞楽の伶人(音楽の奏者)の冠「鳥兜」に似るところからこの名がついた。
本州中部の日本海側の亜高山〜高山の草地や林のふちなどに生える多年草。根に猛毒があり、その毒は世界各地で古くから戦争や狩猟に用いられてきた。半面、漢方では重要な薬の原料でもある。

撮影地:六甲高山植物園
年月日:'01/10/ 2


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