花写真−ウズアジサイ・ウツボカズラ・ウマノスズクサ


ウズアジサイ ウズアジサイ(ユキノシタ科)
渦紫陽花、学名:Hydrangea cv.Uzuajisai

アジサイの一品種。丸みのある装飾花が、渦を巻くように咲く珍種。
枝先に半球状の装飾花を咲かせ、中性花の萼が皿形なのが特徴。
酸性土壌で育てると花色はブルーになるが、中性からアルカリ性土壌で育てると花色はピンクになり、ウメの花を思わせる雰囲気の花になる。

撮影地:宇治・三室戸寺
年月日:'01/ 6/16


ウツボグサ ウツボカズラ(ウツボカズラ科)
靫葛・ネペンテス(Nepenthes)

つる性食虫植物。袋の入り口付近に蜜を分泌する腺があり、昆虫を誘う。袋の中で蛋白質を分解する酸性液を分泌し、昆虫は養分として吸収される。1科1属の植物でもある。花は穂状(楕円内)。
東南アジアの熱帯を中心に約90種が知られている。写真は、Nepenthes fickle。

撮影地:豊中・服部緑地都市緑化植物園(温室)
年月日:'06/10/22


アリマウマノスズクサ ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)
馬の鈴草、学名:Aristolochia debilis

馬の鈴草という変わった名は、果実による。古代の駅伝制では、駅馬を徴発できる駅鈴があった。その鈴に小さいながら果形が似る。
花の形は奇妙で巧妙。花弁はなく、ラッパ状の萼の内部に逆毛が密生し、ハチが進入すると下部の空洞に閉じこめられ、花は受精。花がしおれたら脱出できる。
写真は「有馬馬の鈴草」。六甲山で牧野富太郎博士が発見した六甲山ゆかりの植物。

撮影地:六甲高山植物園
年月日:'00/ 6/12


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