(2006年2月分)


 228日  (火曜日) 

           改めて、元社会党副委員長の 金子みつ さんを偲ぶ。

  今日から予算委員会です。10日間にわたって開かれます。今日は、冒頭の区長挨拶や06年度
予算の概要の説明の後、「総括質問」が行われ、無所属の根本二郎委員と自民党の野口史章委員が
質問をしました。私は、あさっての冒頭に2時間程質問する事になっています。5時に終了。

  その後、新社会党中の総支部の「新春のつどい」に参加しました。このつどいは、いつもこの時
期に開かれていますが、例年、旧社会党副委員長の金子みつさんが出席し、素晴らしい挨拶をされ、
私もそれを聞くのが楽しみの一つでしたが、存念ながら昨年なくなりました。ぽっかりと穴が開い
たような感じがしました。確固とした人生観を持ちながら、一方では、クリスチャンらしい高潔な
人でした。


 227日  (月曜日) 

     区議会で「代表質問」と「一般質問」。 あすから「予算委員会」。

 土曜日と日曜日の両日は、幾つかの予定を短時間で済ませて、残った時間はほぼ一日中、区議会
で28日から始まる予算委員会の勉強に当てました。大分、整理できました。

  今日、区議会では「代表質問」と「一般質問」が行われました。私は24日に終了したので、今
日はもっぱらじっと議場に座って聞くだけでした。夜の8時前にようやく今日の日程は終わりまし
たが、その後、明日から開かれる予算委員会の運営などを相談する理事会が開かれたので、結局、
全てが終了したのは夜の9時過ぎになってしまいました。

  花粉が飛び交う時期になりました。私も数年前から花粉症になってしまいました。津軽の山奥で
育ったのに、花粉症などなるわけがないと思っていましたが、何処が出身地かなどということは、
全然関係がないようです。大量の花粉が「襲来」した去年は実に大変でした。今年は、去年に比べ
ると10分の1程度と言われていたので、何となく気楽な気持ちだったのですが、2、3日前から、
随分、多くなりました。昨日は、雨だったので、楽でしたが、暫く、うっとおしい日々が続きそう
です。
  昨日の雨の日の川柳。「あっ雨だ、いまだ、花見だ、買い物だ」

 224日  (金曜日) 

                   「代表質問」 開始、今回はトップバッターでした。

  今日から、新宿区議会第一回定例会の代表質問が始まりました。質問の順番は、各会派の輪番で
行われますが、今回は、久し振りに私がトップでした。前にも記載したように、今回は五項目の質
問をしましたが、区長や教育長の答弁は、ほぼ予想されたものでした。本会議質問なので、どちら
かというと、言いっぱなし、聞きぱなしという感じです。もうすぐ、予算特別委員会が始まります
ので、今日の質問のつめは、そこで行うことになります。
  今日は、うれしい事がありました。それは、私のmixiの友だちが傍聴に来てくれたことです。
早稲田大学教育学部の出身で、現在、行政書士をめざして勉強しているそうです。つい先日、私の
マイミクシィーになったばかりで、直接会ったことはありません。今日は、壇上で発言中に、時々、
傍聴席を見て、どの人かなと思っていたのですが、傍聴席は壇上からは遠いので、見つけることは
出来ませんでした。夜になって、彼から「傍聴記」とも言えるメールが来ましたが、私の質問と区
長の答弁について、的確な指摘が書いてありました。


 223日  (木曜日) 

           四谷の主婦会館で今年最後の 「新年会」 開催。

  朝10時すぎから夕方の6時半頃まで、日中はずっと区議会の部屋で「予算委員会」の質問の準
備をしました。税財政問題、自治制度、住民参加の推進、行政評価問題、教育問題などについて質
問する予定ですが、組み立てがなかなか思うようにいかないので、頭が痛くなりました。
  明日は、午後2時から、区議会の本会議場で「代表質問」を行います。

  夜は、四谷の主婦会館で開かれた「四谷地区商店連合会」の新年会に出席しました。新年早々か
ら始まり、大体、50カ所ぐらいの新年会、旗びらきに出席しましたが、これが今年の最後です。


 222日  (水曜日) 

              神宮外苑の いちょう並木 にいた女性のこと。

  昨日、知り合いから電話がありました。ある住所不定者についての相談でした。この60代の女
性は、夜は信濃町駅付近で寝泊りし、昼は神宮外苑のいちょう並木あたりで過ごしているのだそう
です。知り合いは、ずっと前からこの人のことを気にしていたということです。寒い時期なので、
風邪でも引いていないだろうか、食事はどうしているのだろうか、と絶えず心配していても、何を
どうすればいいのか皆目わからないので、私の方で対応して欲しいということでした。

  私は今日の朝、いちょう並木に行って見ました。女性はすぐに見つかりました。長い時間、話を
ました。健康状態はいいそうですが、とにかく食事に困っているということでした。何か仕事をし
たいということも言っていました。真面目そうな人で、今の環境から抜け出したいという積極性も
それなりに感じました。とりあえず明日の午後、新宿区役所の担当部署で相談してもらう事にしま
した。本人の気持ちとしては、気軽に行って相談するという状態でもないでしょうから、私が同行
してもいいのですが、渋っていたので、私の方から区役所の担当に電話をして状況を詳しく説明し、
行きやすいようにしました。ずっと何も食べていないという事なので、若干のカンパもしてきまし
たが、明日の相談で、少しでも前向きの結論が出るようにただ祈るばかりです。


 221日  (火曜日) 

         今日、「平和憲法を生かす新宿の会」 で二つの行動。

  今日は、「平和憲法を生かす新宿の会」で二つの行動をしました。まず、午後4時から高田馬場
駅頭で国民投票法案反対の宣伝行動を行いましたが、ちょうど早稲田大学商学部の入学試験を終え
た受験生が帰ってきた時間とかちあったので、大変な人の波でした。私は、区議会の区長演説屋そ
の後の会議が4時すぎまでかかったので遅れて参加し、宣伝カーから訴えました。

  夜6時半からは四谷区民センターで「定期総会」と「憲法学習会」を行いました。定期総会は、
経過報告、活動方針、会計報告、新役員体制などの議事を審議しましたが、短時間で終了しました。
私は、引き続き「共同代表」の一人に選出されました。
  定期総会終了後、引き続き「憲法を生かす会」の事務局長・筑紫建彦さんの講演が行われました。
「憲法を変えるって、どんなこと?」が今日の演題でしたが、実にわかり易い話でした。
  全部終了後は、新宿一丁目の居酒屋へ行って、みんなで「ご苦労さん会」をやりました。
  私の事務所の大家さんもご夫婦で参加してくれて、こっちの方も盛り上がりました。


 220日  (月曜日) 

          全員協議会開催、明日から新宿区議会が始まります。

  新宿区議会第一回定例会は、明日から3月23日まで23日間の予定で開かれますが、今日は、
午前10時から「全員協議議会」が開催され、議案の事前説明が行われました。明日は、本会議で
区長が「2006年度の所信表明」を行います。
  この定例会では、06年度の予算案が審議されますが、私は、冒頭の本会議で「代表質問」をし、
予算委員会でも「総括質問」をする事になっています。今日、代表質問の原稿を書き上げ、要旨を
区長サイドに連絡しました。私が「代表質問」で取り上げる課題は次のようなものです。

  @ 新宿区の自治のあり方と今後の都区制度改革について
  A 東京都と特別区のいわゆる「主要5課題」の交渉と今後の都区協議について
  B 透明性を高めるコンプライアンスの制度設計と第三者参加の行政評価について
  C 教育委員会の説明責任と年度当初における「所信表明」について
  D パブリックコメント制度と「夏休み短縮問題」について


  これだけでは、どんな質問かよく解らないと思いますが、質問時間が25分と限られていますか
ら、基本的には、区政の根本的なあり方や制度に関わる問題に絞って質問する予定です。
  私は、代表質問が始まる24日(金)冒頭、トップバッターとして午後2時から質問に立ちます
ので、時間の取れる方は是非、傍聴に来てください。


 218日  (土曜日) 

             四谷第六小学校で 「いのちの学習」 の発表会。

  今日午後、四谷第六小学校で「いのちの学習」の発表会がありました。小学校の6年間を通して
命の尊さや生きるということの意味を学んだ取り組みの報告でした。人間は、動物や植物のような
他の生き物を殺し、それを食糧にすることによって生きてきたという食糧の根源的な問題に改めて
スポットを当てた取り組みや世界各地で同年代の子どもが劣悪な環境のもとで生活しているという
実態に対して、自分たちが何をすべきか、何が出来るかを子どもの視点から迫った報告でした。単
に、あれをした、これもしたというものではなく、自分たちはたいしたことが出来なかったという
事実を自覚し、その自覚の上に立って今後のことを考えるという原点に立ち返った内容でした。実
にすぐれた研究発表でした。最後には、シンポジュームが行われ、エッセストの絵門ゆう子さん、
金メダリストの成田真由美さん、菅野静二四谷第六小学校長がパネリストとして参加し、自分の見
解や体験談などを報告しました。校長は学力向上という課題について、生き物の「いのち」を考え
るという視点から、「何故、自分たちは学ぶのか」という認識を共有しないと、いくら制度をいじ
くっても、私たちが目指さなければならない「いのち」の大切さを共通の認識することやそれを育
む真の学力の向上には結びつかないだろうと発言していました。

                 
              シンポジュームのパネラーたち。(少々、ピンボケな写真でザンネン)
          右の二人の子どもたちは、サブ・コーデネーターを務めた。



 217日  (金曜日) 

             新宿区でも 「不正口利き防止条例」 制定へ。

  新宿区で、職員に対する不正な働きかけがあるのかないのかなどの実態は明らかにし、区政の透
明性を高めるために、不正な口利きを防止する条例づくりが進んでいます。25日からは区民の皆
さんの意見を聞くためにパブリック・コメントも始まります。
  私は、前々からこの問題について関心を持ってきました。各地の情報などを収集し、昨年の第二
回定例会では、新宿区においても、職員の不正行為を防止する措置を講じたり、外部(暴力団・地
域の有力者・議員など)から入札などの問題で職員に不正な働きかけがあった場合には、それを拒
否する事はもちろんですが、記録して、全て公開する制度を作るようにと区長に要望したところで
す。これは、簡単に言うと「コンプライアンスの制度づくり」といいますが、この制度を作ること
によって、不正な実態を明らかにすることはもちろん、発生を抑制する効果も生み出すことになり
ます。新宿区の行政の透明性が一層高まることになるわけです。
  私は、もうすぐ始まる区議会の代表質問でもこの問題を取り上げます。今日もその調査をし、質
問原稿を書いていますが、新宿区らしいすぐれた「しくみ」を作って、区民からの信頼をもっとも
っと高めて生きたいものだと思っています。


 216日  (木曜日) 

       なんと中央官庁の 「天下り」 は、3900団体・2万人以上。

  毎日のように驚くことがあります。先日は、大分県日田市の市長が、夫婦で市の職員をしている
人の給料を2割削減するすると発表しました。私は、この市長は頭が可笑しいじゃないかと思いま
したが、その後、全国的な反発もあって、この奇抜な提案は撤回されたという事です。
  昨日は、国会の質疑の中で、武部幹事長の次男にホリエモンが3000万円を提供したという発
言が飛び出しました。事実だとすると、倒閣にもつなぎかねない事件です。
  もう一つ、私が驚いたのは、「天下り」です。中央官庁から公益法人や特殊法人などの外郭団体
への天下りは、05年4月時点で実に3987団体、2万2093人にものぼるという事実です。
これらの団体への補助金は年間約5兆5400億円にもなります。いかに甘い汁を吸っている中央
の役人がいるか、改めてよく解ります。先頃明らかにされた防衛施設庁の談合も、自分たちの天下
り先を確保するための一つの手段だったのです。
  小泉内閣のもとで、「国民のための改革」が進んでいると夢見ている人がいるならば、この事実
だけ見ても、その淡い夢はさめるはずです。私のところに来たメールには、中央省庁の役人の天下
りのこの事実を知って「小泉首相は、エセ改革者だ」という怒りに燃えたものもありました。

  今日は、朝から夜9時まで、区議会の控え室で「代表質問」の原稿書きをしました。


 214日  (火曜日) 

       「手書きのポスター」 を作って、 私の事務所に貼りました。

  午前中に開かれた「新宿区消防団運営委員会」は、東京都知事から国民保護法に関連して諮問を
受けたものですが、今日は簡単な説明だけだったので、一時間ほどで終わりました。
  予定していたよりも随分早く終わったので、若葉町の事務所に帰って、手書きのポスターを作り、
事務所の入口に張りました。下の写真は私の事務所の入口ですが、ご覧のようにいっぱいポスター
を貼ってあります。不動産屋さんのようだと冷かしている人もいます。

                   
                        
若葉三丁目一番地にある私の事務所の入口です。

 
 トリノオリンピックでの日本選手の活動は、どうも芳しくありません。もともとマスコミがメダ
ル、メダルと騒ぎすぎるからだという声もありますが、本当は、何が原因なんでしょうか。
  私のmixiに寄せられた幾つかの意見の中には、「すぐれた選手の能力を引き出す対策が出来
ていない」「スポーツの振興に国はカネをかけていない」というのがありました。案外、このよう
なことが最も正鵠を得た理由なのかもしれません。


 213日  (月曜日) 

          区議会で 「代表質問」 や 「総括質問」 の準備。

  もうすぐ、新宿区議会第一回定例会が始まります。私は、冒頭、代表質問をすることになってい
ます。また、続いて開かれる予算特別委員会の冒頭には総括質問もすることになっています。どの
ようなテーマの質問をするかは、まだ、整理がついていませんが、出来るだけ、区政の重要な課題
に絞って質問をするつもりです。今日は、区議会の自分の部屋で、時間をかけて資料の整理をしま
した。いろいろな資料やこれまでの記録をひっくり返してみていると、だんだん質問項目が浮かん
できます。

        
 ラグビー日本選手権、早稲田大学が大金星をあげる。

  きのう、第43回ラグビー日本選手権試合の準々決勝が行われました。早稲田大学は社会人の強
豪・トヨタ自動車と対戦しましたが、28対24で大金星を挙げました。学生チームが社会人チー
ムに勝ったのは18大会ぶりです。昨日は忙しくてテレビも見ることが出来なかったので、夜遅く
ビデオで観戦しました。結果は既にわかっていましたが、手に汗握る攻防に感動しました。特にロ
スタイムでのトヨタの猛攻を必死にこらえ抜いた数分間は、格別に興奮しました。歴史に残る好試
合と評している専門家もいるくらいですが、
いずれにしても快挙でした。次の準決勝は東芝府中が
相手です。トヨタよりも更に強豪です。19日に秩父宮で行われます。楽しみです。


 211日  (土曜日) 

      杉並区で、区民が 「扶桑書教科書採択」 は違法として提訴。

  朝9時からほぼ一日中、浜松町の海員会館で学習交流会が開かれました。各地からの報告があり
ました。その中の一つに杉並区教育委員会の扶桑社版教科書の採択について、8人の区民が東京地
裁に提訴したという報告もありました。

  今日は「建国」記念日ということになっていますが、扶桑社教科書は、実在するかどうかわから
ない神武天皇を初代天皇に位置づけるなど全くいい加減な「皇国史観」に立ち、先の太平洋戦争に
ついてもあえて「大東亜戦争」とし、随所にこの戦争を肯定する表現があります。

  杉並区の教科書採択の規則では、基本方針として「採択に当たっては専門調査を行いその成果を
生かす」ことになっています。現場の先生方は「この教科書は問題があるから採択しないように」
という声が圧倒的だったにもかかわらず、これを全く無視して、杉並区教育委員会はこの教科書を
採択したのでした。ある学校では、校長が現場の意見を改ざんして教育委員会に報告したとも言わ
れています。また、杉並区長は、教育委員会の委員を扶桑社教科書を肯定する委員に入れ替えて、
この採択にこぎつけています。何が何でも「扶桑社教科書」という状態であり、教育に対する政治
の介入そのものでもあります。従って、提訴は当然であり、違法判決が出ることを期待しています。

  なお、新宿区教育委員会でも、数回にわたって教科書採択の委員会が公開で開かれました。私も
何度か傍聴しましたが、学校現場や区民、識者の声を充分参考にして協議をしていました。決定に
当たっては、扶桑社教科書の採択を主張する委員は一人もいませんでした。


 210日  (金曜日) 

      シンポジューム開催。 四谷大木戸に 「玉川上水」 の復活を! 

  今夜、新宿御苑の新宿門にある「インフォメーションセンター」で、玉川上水の面影を偲べる水
辺を復活させるための「シンポジューム」が開かれました。7、80人も入れば満杯になりそうな
小さな会場でしたが、立錐の余地がないほどの参加者で一杯でした。私は、これまで毎回、復元に
向けての協議会を傍聴しています。これまでの協議では、どの程度の規模の水路が作られるか、未
だ、はっきりとした予測は出来ませんが、何らかの形で作られることは、ほぼ、確実な状態になっ
ています。嬉しい限りです。
  私は、多くの人たちと共に、今から17年ほど前に「四谷大木戸に玉川上水を復活させる会」を
つくり、事務局長として復活・復元の運動をしました。一万人近くの署名を新宿区や東京都に提出
し、また、環境庁にも働きかけをしましたが、この時は、最終的に環境庁の協議が整わないため、
結局、断念せざるを得ませんでした。
  今回は、今年が新宿御苑開園100周年ということもあり、環境省が随分積極的なので、いい結
果が出そうな状態です。歴史的にも極めて評価の高い玉川上水が、四谷大木戸に復元できるなんて、
実にワクワクとした話です。
 
                        
           玉川上水シンポジューム。  写真には写っていないが、パネラーは慶応大学の石川幹子教授。


 2日  (木曜日) 

        男の子だって、女の子だって、どっちだっていいじゃないか。

  天皇家の次男坊のおめでたのニュースが報じられています。子どもがほしいと思っている夫婦に
子どもが生まれようとしているのは、誰であっても嬉しいことです。健康な子どもを生んでほしい
と思っていますが、このニュースに対してコメントを求められた国会議員が男の子どもであってほ
しいというような話をしていました。この議員が何を言わんとしているかは推察できますが、しか
し、実におかしな考え方だと思いました。こんなに騒がれて、生まれてきた子どもが女だったら、
「歓迎されざる子ども」のような感じになってしまいます。天皇家という特殊な家庭のこととは言
え、男尊女卑そのものです。男の子だって、女の子だって、どっちだっていいじゃないか、という
気持ちです。

 
 今日午前、議会運営委員会が開かれ、2月21日から始まる新宿区議会第一回定例会の日程が正
式に決まりました。私は定例会の冒頭、代表質問をし、その後、予算委員会の委員として総括質疑
もすることになっています。これから、何日かかけて質問の準備をしなければなりません。


 2日  (水曜日) 

          「東横イン・歌舞伎町」 でも、障害者用の部屋を改造。

  新宿の歌舞伎町2丁目に「東横イン・歌舞伎町」というビジネスホテルがあります。いま、毎日
のようにテレビや新聞で報道されている「東横イン・ホテルチェーン」の一つです。このホテルで
も、届出に違反をして建物完了時には設置されていた障害者用の部屋が改造され、職員のロッカー
ルームや事務所になっていたことが判明しました。

  今日開かれた区議会の環境建設委員会で新宿区側から明らかにされたものです。私も、恐らく何
か変更が加えられているのではないかと思って注意していましたが、案の定、他の東横インと同じ
ように障害者関連の施設がつぶされていました。実にけしからんことです。それだけではなく、障
害者用のトイレについても、車椅子で回転できるスペースが確保されていませんでした。要するに、
障害者の利用は効率があわないという事で、別の用途にふりかえられていたのです。儲け至上主義
の典型のようなやり方です。

  新宿区では、「東横イン・歌舞伎町」に対して是正を指示していますが、東横インでは今月下旬
までに改修工事をする事になっているそうです。言うまでもないことですが、効率が良くないから
といって障害者用の施設を縮小・廃止して商売をするのは、実にさもしい気がします。この世の中
には「健常者も障害者もいる」のです。このことは、「若い人も年寄りもいる」「女も男もいる」
と同じようにこの世の中ではごくごく当たり前ことであるのに、東横インの経営者には、この当た
り前のことが全然見えなかったようです。あわれな経営者です。

  今日の夜、歌舞伎町のレストランで朝鮮総連新宿支部の「新年会」が開かれました。北朝鮮との
関係などで、いま、朝鮮総連は非常に厳しい状態に置かれています。新宿支部も例外ではなく、組
織を維持するために、随分苦労しているようです。今日は、韓国側の組織である民団新宿支部の皆
さんもたくさん出席し、共に同胞の幸せと朝鮮半島の平和統一のために尽力しようとエールを交換
しあっていました。春には、両組織が一緒にサクラの花見をする計画だと言うことです。

                
                  歌舞伎町2丁目に堂々と聳え立っている「東横イン・歌舞伎町」。ここでも違法な改造が行われていた。


 2日  (月曜日) 

         小泉政治の下で、急激に 「所得の二極化」 が進む。

  昨日の朝日新聞の調査によると「所得格差が広がっている」と考えている人は、何と74%にも
のぼっているということです。小泉首相は、先日の国会答弁で「さまざまなに統計を見ると所得格
差の広がりはない」と述べていますが、一体、どのような資料を見たんでしょうか。どうせ、官僚
が準備した(官僚に何の責任も及ばない)都合のいい資料だと思いますが、要するに私たち庶民と
は感覚・感度が全く違っているということだと思います。朝日新聞の調査では、世帯全体の年収が
500万円以下が約4割、300万円以下が約2割、貯金などの蓄えが300万円以下は約5割、
全然ないのは1割5分ということです。いまは真面目に働いてこのような状態なのです。「所得の
二極化社会」と言われていますが、規制緩和や弱肉強食の新自由主義を標榜する小泉政治のの行き
着く先を
よく示している数字だと思います。
  小泉首相の支持率は45パーセントに下がり、引き続き下落傾向と言われていますが、私は、ま
だ45%もの人が支持していること自体本当に不思議でなりません。
  今どきこんな政治にまだ喝采をおくっている人は、一体、どんな人なのでしょうか。余程育ちが
いい人か、余程金には苦労しない人か、余程のんきな人か、余程感度が悪い人か〜。


 2日  (土曜日) 

     高田馬場駅頭で、 「国民投票法案の上程に反対しよう!」

  午後2時前から、高田馬場駅前で「平和憲法を生かす新宿の会」の宣伝活動を行いました。毎月、
不定期に行っているこの会の行動ですが、今日は土曜日なので、10人前後の会員が行動に参加し
ました。宣伝カーを持ち込み、パネルなども展示して訴えはじめましたが、とにかく風が強く、そ
れに気温も低くなったので、演説をしながら震えだしてしまいました。私は、たった30分ぐらい
しかマイクを握らなかったですが、終わりの頃には、寒くてがたがたし、話していても顎が外れた
ような状態になってしまいました。まともにチラシを配ることも出来なかったので、結局、2時間
の予定を1時間ほどで終了して切り上げました。
  今日は、通常国会に提出される可能性が高い「国民投票法案」は、改憲をもくろむ人たちに限り
なく有利な内容の法案になる筈だから、上程に反対しようと訴えました。

             
        
    平和憲法を生かす新宿の会の宣伝活動(高田馬場駅頭)


 2日  (金曜日) 

    自治研センターの 「財政学校」 でそれとなく勉強してきました。

  朝から夕方まで、東京自治研究センターの「財政学校」が四谷の主婦会館で開かれました。政府
予算の交付金・補助金問題、三位一体改革の現状、東京都予算の分析などが今日のテーマでした。
  予算の内容は複雑なのでよく分からない所もありましたが、随分、参考になりました。特に、東
京都は、税収が好調で他府県との比較では「東京一人勝ち」の状態と言うことです。


  夜は、都議会議事堂のレストランで「国鉄闘争勝利をめざす東京西部実行委員会・06年共同旗
びらき」という長い名前の集まりがありました。集会ではちょっとだけ挨拶をする機会がありまし
た。1047名の首切りに反対する闘いもいよいよ20年目になりますが、昨年9月の東京地裁で
は、一部勝訴の判決も出されました。幾つかに分かれている闘争団も、大同団結して2月16日に
は教育会館で大集会を開催することになっています。
  今年は、いよいよ正念場を迎えますが、何としても勝利をして解決したいものです。

                        
            共同旗びらきで挨拶をする加藤晋介主任弁護士                決意を述べる第二次闘争団の川端一男団長



 2日  (木曜日) 

       もうすぐ始まる定例議会に向けて、「意見書」の案文を作成。

  もうすぐ全国の自治体で今年初めての議会が開催されます。第一回定例議会です。今日は、この
定例会に提出する「決議」や「意見書」の案文づくりをし、アメリカ牛肉輸入禁止に関するもの、
8時間労働制の規制緩和に関するもの、耐震構造偽装の再発防止に関するもの、などについて成文
化しました。耐震構造事件再発防止は、以前のように自治体に確認事務権限を集中させるか、ある
いは民間機関が行うにしても自治体の指導・監督を明確にするというように法改正する必要がある
と思っていますので、そのような内容にしました。


  夜は、四谷の党都本部で07年4月に行われる各区の区議会議員選挙に立候補する人たちとの交
流会に出席しました。新人が大半ですが、新社会党はどう見ても組織も弱いし、資金も不足ですし、
体制も脆弱です。このような弱さを抱えながらも、各予定候補者はそれぞれ工夫を凝らして準備を
進めて、具体的な活動をこなしています。何としても「全員当選」という結果を勝ち取りたいもの
です。


  寝る前、私が入っている「mixi」の日記に、この活動日記の1月31日に書いた津軽地方の
旧正月料理の「けのしる」の話と雪の津軽平野を走る「ストーブ列車」のことを部分的に転載した
ら、夜の12時を過ぎていたというのに、早速何人かの人から反応がありました。


 2日  (水曜日) 

          来年度の新宿区予算案の事前説明がありました。

  今日午前10時から、私が所属する社会新宿区議会議員団に対して2006年度の新宿区予算案
の事前説明がありました。新宿区の財政は、随分堅実な運営をしてきた事もあり、単年度収支がこ
こ5年連続して黒字の状態になっていましたが、来年度は1989年以来17年ぶりに財政積立金
を充当しなくても当初予算案の収支のバランスが取れたということでした。区税収入は35億円程
増収が見込まれていますが、人口増によって納税者が増えたことと定率減税の縮小などによって住
民税が増加した事などが増収の主要な要因になっています。たばこ税は大幅に減収になっています
が、それをカバーして余りあるということです。定率減税の縮小・廃止は勤労所得者に痛撃を与え
ていますが、区にとっては一息つける税収を確保できるもとになったわけです。

  この予算案を審議する新宿区議会第一回定例会は2月21日から3月23日までの予定で開催さ
れますが、私は、冒頭の「代表質問」にたち、予算委員会の委員にもなる予定ですのでしっかり勉
強しなければならない、と思っています。