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           (2006年3月分)


 3月31日  (金曜日) 

            「高額所得者には優しく」 「低所得者には厳しく」

  国会で地方税法の一部が変わりました。明日の新年度から新宿区などの地方自治体に関係する変更
もありますので、今日、一日だけの日程で「臨時区議会」が開かれました。法律の改定を受けて区の
条例を変えなければならないからです。変更の内容は、低所得者に対して負担を強めるというもので
す。条例は、自民党、公明党、民主党などの賛成多数で可決されましたが、私は反対しました。共産
党も反対しました。

  日本では、毎年のように税制改革が行われていますが、その実態は、「高額所得者の税額は低くす
る」「低所得者の負担は強化する」ということで一貫しています。
  例えば、20数年前は、所得税の最高税率は、75パーセントでした。現在はどうかというと、な
んと半分以下の37パーセントです。このような高額所得に対する負担軽減によって、年収が4千万
円程の小泉首相や竹中大臣は、約800万円も減税になっています。住民税も似たり寄ったりで、来
年からは所得に関係なく、全て10パーセントになってしまいます。とんでもない改悪です。これが
いわゆる「弱肉強食」の小泉改革、構造改革、新自由主義ですが、よくこんな政権が国民から支持さ
れているものだと思います。日本人の政治感覚の鈍さをよく表していると言わざるを得ません。


 3月30日  (木曜日) 

   「無料法律相談」 など、手づくりのポスター を貼って歩きました。


  私は、色々な場所に手作りの小さなポスター(A3版)を貼っています。いま、街中に貼付してあ
るポスターは、大分古くなったので、昨日から今日にかけて5種類の新しいものを作りました。
  今回、ポスターのテーマにしたものは、「無料法律相談」「消費税率引き上げ反対」」憲法・教育
基本法を守る活動」「
児童手当制度の改善」「日常生活相談」などです。今日は、午前中からそれを
貼って歩きました。いつものように自転車で手早く回って次々と貼りますけれども、昼食を挟んで4
時前までかかって、およそ150枚ほど貼ることが出来ました。ルートから離れている場所には行け
なかったので、そのうちに時間が取れたらもう少し丁寧に回り、あと50枚ぐらい貼りたいと思って
います。

  夕方から、甲子園の高校野球の「早稲田実業 対 関西高校」の試合をテレビで観戦しました。昨日
は15回闘って勝負が付かなかったために、今日の再試合になったものですが、好試合でした。特に、
9回の攻防は見ごたえがありました。関西高校のライトが痛恨のエラーをしましたが、チームメイト
がみんなで慰め、激励していたシーンが映し出され、印象に残りました。団体競技の場合は自分だけ
の責任で済むという訳にはいきません。
僅かのミスで勝敗が決まってしまうのですから、本人の落胆
もいかばかりかと思いました。


 3月28日  (火曜日) 

          年度末のあわただしさが漂っている新宿区役所の状況。

  年度末は、商売をしている人にとっては決算などの対応で、また、役所などでは職員の転出・転入、
新年度に向けての準備などで多忙を極める時期です。新宿区役所でも、3月末で退職する人の席の周
りには、ダンポール箱が積み上げられたりして、年度末特有の状況を呈しています。


  私自身の年度末の事務のひとつとして、東京都選挙管理委員会に「政治団体」の決算届けをする事
があります。私の後援会は「やまびこ会」と言いますが、一応、政治団体として登録していますので、
この時期に決算の申告をするわけです。後援会といっても、私自身が私を後援しているようなもので
このような形式的な事務は、私が全部やっています。
  今日午前、東京都庁に行って、届出を済ませてきました。31日までは未だ少し時間があるためか、
そんなに待たずに処理してもらいました。

  ちょうど昼食時間前になっていたので、久し振りに32階の職員食堂で食事をしました。子どもづ
れの家族の方が数組いて、随分賑わっていました。春休みを利用して都庁の展望台に見学に来た人た
ちのようです。午後は、新宿区役所に帰って『週刊・新社会』の集金をしたり、頼まれていた相談事
の処理をしたりしました。


 3月27日  (月曜日) 

                   花粉が飛び交う中、朝の四ッ谷駅で宣伝行動。

  今朝、久し振りにJR四ッ谷駅で一時間ほど「駅頭演説」をしました。この時期は花粉が飛び交っ
ているので、花粉症の私には、外でそれなりに長い時間、演説をするのは結構こたえます。まさか、
マスクをして話をするわけにはいきませんが、止めどもなく涙が流れ落ちるのには我ながら閉口しま
した。それでも予定通り9時まで行い、途中でクシャミをすることもなく終了出来ました。


  今日は、午前10時から「新宿文化国際交流財団」の評議員会が開かれました。来年度の新宿区の
文化的な事業、国際交流関連の事業について提案があり、審議しました。この分野での主要な事業は
新宿文化センターを使用して行われますが、予算面の制約もあり、国際的に評価が高い催しについて
は、年々、縮小されていく傾向にあります。日本の場合は、文化的・芸術的な催しに対しては、一番
最後に予算がつき、財政が厳しくなったら一番最初に削られるという傾向にあります。この点は、ヨ
ーロッパ諸国とは、全然違います。数年前に元の新宿区長は、「花より団子」と言って文化芸術面の
予算を削ろうとし、一部の人たちから嘲笑されましたが、この言葉は、この国の文化芸術分野の位置
をよく言い表わして言葉だと思います。淋しくなります。

  私は、先日開かれた予算特別委員会でも、「文化芸術振興法」を引き合いに出し、品格のある法律
だとこれを評価しながら、新宿区でもこれからの体系的な事業展開のために条例作り、計画作りの必
要性を訴えたところです。新宿区政が、文化芸術面での施策でも先進的な自治体であって欲しいとい
つも思っています。


 3月25日  (土曜日) 

           「四谷・九条の会」 の結成総会が開かれました。

  いま、全国に4000以上の「九条の会」があるそうです。この「九条の会」を四谷地域でもつく
ろうという相談を昨年秋から何人かの有志で行ってきましたが、準備も整ったので、今日の午後2時
から結成総会を開催しました。地元の四谷に住んでいる弁護士の鶴見裕輔先生が「憲法を考える」と
いう記念講演をしました。結成集会には約50人の方々参加しましたが、四谷地域において改憲の策
動をはねのけていく活動をしてことを全員で確認しました。

  夜、久し振りに大京町商店会の定例会に出席しました。一通りの会議が終わった後、みんなでいっ
ぱい飲みましたが、何となくハナシが弾んで、結局、散会したのは、深夜の12時近くになってしま
いました。酒を飲んで、ワイワイガヤガヤ話をしていると、あっという間に時は過ぎていきます。



 3月24日  (金曜日) 

          新宿区役所では、人事異動が発表になりました。
 
  新宿区役所では、今日、部課長級の人事異動がありました。晴れて昇任になって、4月1日から新
しいポストに移動になる部課長が何人もおりました。職員が、長い努力の末に難しい管理職試験に合
格して昇任になるのは、実にうれしい事です。
  区役所の仕事は、生産現場などと違って、基本的には区民に制度的なサービスを提供するというこ
とですから、そのことを自覚した職員が沢山いるというのが最も大事なことです。職員の多くは、非
常にすぐれた能力を持っていると思います。最近は、区役所に入るための試験が難しくて、採用試験
の倍率も10倍を越していると思いますが、そんな試験を乗り越えて職員になったのですから、優秀
でないわけがありません。しかし、区役所の仕事は、頭が良いというだけでは勤まりません。やはり、
区民の立場にたって、どうしたらいいかということを親身になって考える職員でないと、住民の目か
らはると「冷たい役所」ということになってしまいます。もうすぐ、新年度が始まりますが、職員の
皆さんには、新宿区役所の信頼を高めるために、大いに頑張ってもらいたいものです。

  長野県の高遠町は、新宿区と姉妹都市の関係にあります。高遠町は薄いピンク色のコヒガンザクラ
で有名ですが、新宿区では数本の櫻をいただいて、各所に植えてあります。この「門外不出」といわ
れているコヒガンザクラは、いま、新宿区でも満開です。私の近くでは、四谷地域センターの脇にあ
ります。実に綺麗です。

  今日の午前中は、区立小学校の卒業式が一斉に行われました。私は、四谷第六小学校の卒義式に出
席しました。非常に厳粛で感動的な卒業式でした。ただ、子供たちが卒業証書を受け取る前に「将来
のユメ」を一言ずつ述べていましたが、みんな優等生という感じで、少々、子どもらしさにかける点
があると思いました。


 3月23日  (木曜日) 

         新宿区議会・第一回定例会が終了しました。

  今日で一ヶ月以上にわたって開かれた新宿区議会第一回定例会が終わりました。朝から、さまざま
な会議が相次いで開かれ、午後2時からは本会議が開催されました。来年度予算案の議決が行われま
したが、私は、四つの予算案の全てに反対しました。個別の事業予算では、もちろん、賛成できるも
のもいっぱいありますが、区政に対する基本的な姿勢に関して、不充分さとか、共鳴できない所があ
るので、反対したということです。本会議の採決に当たっては、「少数意見」の発表というのがあり
まして、何故反対したかを表明する機会が与えられますが、私も壇上に立って、反対した理由を主要
な点に絞って発言しました。
  国会の審議の関係で、地方自治体に関係のある法案が可決されると、3月31日に一日だけ「臨時
議会」が開かれることになりそうです。


 3月22日  (水曜日) 

        玉川上水の復元へ! 面影を偲ぶ検討会開催。

  四谷大木戸に玉川上水を復元させようという取り組みが進んでいます。今日は、午後2時から第三
回の「玉川上水の面影を偲ぶ水路を復活させる検討会」が開かれました。私は、三回とも傍聴してい
ますが、今日は水路の位置、設置費や管理費の負担のあり方など具体的な課題についての検討が行わ
れました。「カネをどこが負担をするか」ということと関連をして、復元によって誰が利便を受ける
かという話もありました。確かにカネのことは頭が痛い問題ですが、これは最初から誰もが知ってい
る当たり前の問題であり、このことを大前提にしては話し合いが始まっているのですから、みんなで
知恵を出し合うしかありません。知恵を絞れば必ず克服することが可能です。
  あと一週間ほどで新年度が始まりますが、来年度ももう暫くこの検討会を継続させ、さまざまな課
題を煮詰めていくことになっています。なんとしても実現させたいものです。


     写真左は、内藤新宿の遊女たちが玉川上水で入水自殺したの痛んで建立された「旭地蔵」。
     右は、若くしてなくなった遊女たちを慰霊した「子供合埋碑」。いずれも成覚寺(新宿二丁目)。

                                     
  


 3月21日  (火曜日) 

         「春分の日」、娘がいるヘルシンキは大雪ということです。

  午前中、私が定期的に発行している「こんにちは社会党です」の4月号の印刷をしました。いつも
13000枚ほど作っていますが、今日は時間の関係で表面だけの印刷です。裏面はそのうちに時間
を見つけて行う予定です。
  午後は、区議会の自分の部屋で23日の本会議場で報告する予算委員会の「少数意見」の原稿書き
をしました。書き始めたら、随分長くなってしまったので、短くするのに苦労しました。
  原稿を書きながら、野球の世界選手権の中継の最後の所だけを見ました。幸運があったとはいえ、
世界一ですから素晴らしいと思いました。ただ、この大会では韓国に1勝2敗で負け越したのに、負
けた越した方が優勝というのも変な組み合わせだと思いました。

  今日は「春分の日」でいよいよ花咲く春が間近になっていますが、娘が留学しているヘルシンキは
今日も大雪だという事です。寄宿先から近くのバス停に行くのに、黒いオーバーが真っ白になってし
まったと先ほど電話がありました。



 3月20日  (月曜日)

       来年の参議院選挙は、護憲の 「共同候補」 を擁立。

  来年7月に行われる参議院選挙について、護憲勢力がバラバラに闘うのではなく、共同候補を擁立
して議席確保を目指そうという話し合いが、今夜、日本教育会館でもたれました。さまざまな組織に
所属する50人ぐらいが集まりましたが、北海道や広島、岡山など遠来からの参加者もあり、活気の
あるものになりました。
  今のところ、共産党は共同候補を擁立して選挙を闘う意思はなく、社民党も積極的ではありません
が、こんなことではとても護憲の議席を大幅に増やすことは出来ないという危機感から、今後はこの
組織を早急に拡大強化し、選挙資金も候補者も準備し、必要なら調整をして、共同候補として選挙を
闘うという基本的な方針を確認しました。
  当面、7月7日の夜に日本教育会館ホールであらゆる団体が大同団結して共同候補擁立を目指す大
集会を開くことになりました。


 3月17日  (金曜日) 

       中学校の卒業式、区議会の委員会、オペレッタ鑑賞。

  今日は、区立中学校の卒業式が一斉に行われました。私は四谷中学校の第5回卒業証書授与式に出
席しました。四谷地域では唯一つの中学校なので、いつものように沢山の来賓や保護者の方々が出席
し、102人の卒業生の前途を祝しました。

        
          
      先生や保護者に送られて懐かしい校舎を後にする卒業生たち。

  午後からは地方分権特別委員会が開かれ、行政改革や道州制について質疑をしました。また、議会
運営委員会の理事会も開かれ、今議会で採択する「意見書」の案文調整をしました。耐震偽装事件に
関連して、私が提案していた、建築確認事務を自治体だけで行うか、民間で行うにしても自治体の指
導監の権限を強化する内容の意見書は、採択することになりました。自民党区議団から提出されてい
た「東京オリンピックを誘致する決議」は、全体の賛成が得られなかったので見送りになりました。

  
夜は、招待状をいただいていたので新宿文化センターで久し振りにオペレッタの鑑賞をしました。
今夜の出し物は、アンドレ・メサジェの「喜歌劇・イゾリーヌ」です。主人公の王女イゾリーヌには
嶋崎裕美、王子イゾランには星野恵里、それに、妖精の女王には三塚直美、その他、清水良一、北澤
幸、猪村浩之、小田切一恵などが出演していました。「新宿オペレッタ劇場」は、これまでも好評を
博していましたが、今夜の「イゾリーヌ」も小ホールで上演されたこともあり、観客席が舞台になっ
たりして、実に良かったと思いました。やはり、実物の鑑賞は、映像とは違
います。


 3月16日  (木曜日) 

        「49722814966」 が私の番号だそうです。

  昨日に引き続き午前10時から総務区民委員会が開かれました。委員会には、区民や区民外の皆さ
んから10本の陳情書が提出されていましたが、その審議をしました。長い間の懸案になっていた陳
情の一つで、東京土建新宿支部からの「公契約の制度づくりを国に求める意見書」の提出を求める陳
情は、私が委員会でも理事会でも強く主張し、難産でしたが採択にこぎつけました。

  午後4時から、議会運営委員会の理事会が開かれ、各会派から提出された「意見書」の検討をしま
した。
今日は、自民党、共産党、それに私たちの社会区議団から提出されている合計10本の「意見
書」に対して、それぞれの会派の基本的な態度表明が行われました。明日の午後、全ての会議が終わ
った後、また、調整の会議が開かれます。

 
 今日は、久し振りに私が加入している「mixi」に「住民基本台帳ネットワークシステム」の壮
大な無駄づかいと、その危険性について日記を書きました。全ての国民に付けられている11ケタの
番号は、前に私にも郵便で送られてきましたが「受け取り拒否」で送り返したので、そのままになっ
ていました。今日、区役所の担当に聞いたら
「4972284966」ということでした。牛も豚も
番号で管理されていますが、人間にもこんな番号を付けられて、権力者に「管理」されたのではたま
ったものではありません。


 3月15日  (水曜日) 

       今日から常任委員会、特別委員会が相次いで開催。

  長丁場の予算特別委員会は終わり、今日からはじ容認委員会、特別委員会などが連日開かれます。
10時から開かれた総務区民委員会は、午前中で終わったので、午後からは議会運営委員会に提案す
る「意見書」の案文づくりしました。私の会派は、「裁量労働制」という労働問題、耐震構造偽装事
件に関する問題、多重債務に関する問題で「意見書」を提出する予定です。議会広報に載せる予算委
員会の「少数意見」も書きましたが、何しろスペースが全然少ないので、意図すること10分の1も
書くことが出来ませんでした。

  夜、フィンランドのヘルシンキ大学に行っている娘に長々とメールを書いて送りました。またまだ、
零度前後の毎日のようで、寒いのと暗くなるのが速いのとで、淋しくなることがあるようです。


 3月13日  (月曜日) 

   国籍不明機が接近! 小学生も避難訓練に動員されたそうです。

  今日は予算委員会の10日目です。最終日になります。既に金曜日に夜の11時までかかって全
部の予算議案について細部の審議は済んでいますので、今日はほぼ一日かけて「しめくくり質疑」
が行われました。各会派の代表がそれぞれ一人質問をしますが、私は、「憲法と国民保護法に基づ
く新宿区の保護計画の問題」「税金収入・競馬収入などを中心にした財政問題」「
東京オリンピッ
クに対する国立競技場がある地元自治体としての見解」「漱石山房・玉川上水の復元」「新宿区職
員の勤務状態に関連する問題」などを質しました。

  国民保護法に基づく保護計画では、新宿区長が新宿区民の命や暮らしの守るということを本当に
考えるならば、何はさておき市ヶ谷の防衛庁の移転を国に迫るべきだと主張しました。そして更に、
法律に基づいて「新宿区民保護計画」を区長がつくるにしても、区民の中にはこのようなことを望
まない人がイッパイいるのだから、国の言いなりになるのではなく、自治体として何が重要かとい
うことを重視し、国の方針を「批判的に受け止める姿勢を堅持すべき」と強く主張しました。

  千葉県富浦町では、今月7日午後、突然町中にサイレンが鳴り響き、「国籍不明機が接近」「上
陸の可能性あり」「有害物質が撒き散らされるかもしれない」などとして、小学生を巻き込んだ大
規模な避難訓練を実施したということです。国民保護計画の先取りです。こんな真面目くさっこと
が、よく出来るものだと思います。ここの町長は何を考えているのでしょうか。茶番劇としか言い
ようがない「訓練」が、富浦町以外には広がらないように、厳しく監視することが重要です。

  予算委員会の最後に、議案の採決が行われましたが、私は、一般会計、国民健康保険会計、老人
保健会計、介護保険会計の四議案の全てに反対しました。

  予算委員会を閉じるに当たって、私はこの3月末で退職する人たちの名前を挙げ、サムエル・ウ
ルマンの『青春とは』の詩の一節を引いて長い間の労苦を讃えました。

           
歳を重ねただけでは、人は老いない。
            夢を失ったとき、初めて老いる。
             青春とは、真の青春とは、 
              若き肉体の中にあるのではなく、 
               若き精神の中にこそある〜。


 3月12日  (日曜日) 

     全国大会2日目、障がい者ネットや全国議員団幹事会も開催。

  昨日に引き続き、新社会党定期全国大会の2日目です。9時から時間通り開会されました。昨日
の盛会だったレセプションに励まされたせいか、何となく代議員の皆さんも自信に溢れているよう
に感じました。今日は全体で30人程度の発言がありましたが、私には、大部分は厳しい中でも強
い確信を持って活動しているような報告であったと思われました。来年春には、統一自治体選挙、
夏には参議院選挙が実施されますが、両選挙ともなんとしても勝ち抜きたいものです。

 
 今日はまた、昼食時間を利用して、差別のない社会をめざして「障がい者と共に生きる情報ネッ
トワーク」の発会集会がもたれました。私はどういうわけか「副代表」に選出されました。事前に
打診があったので、強く辞退したのですが、説得に負けてしまいました。私は、障がい者関係の諸
問題には前々から関心を持っていますが、どちらかというと門外漢のようなものです。勤まるかど
うか分かりませんが、一生懸命努力したいと思っています。

  また、新社会党全国自治体議員団会議の幹事会も行われ、今年の定期総会・交流会を7月5、6
日に大阪市で開催する事を決めました。選挙を目前に控えての開催なので、現職議員と共に新人の
予定候補者も沢山出席することになります。従って、この総会・交流会は選挙で当選するためのノ
ウ・ハウを学びあう集まりにもなりそうです。


 3月11日  (土曜日) 

       新社会党第11回定期全国大会が開催されました。

  今日と明日の二日間の日程で新社会党定期全国大会が開催されています。第11回大会ですが、
結党10周年の記念大会です。墨田リバーサイドホールには全国から代議員が集まり、開会前から
関連する資料を展示・配付したり、各所で旧交を温める交流が行われたりして、活気に満ち満ちて
いました。午前11時から大会に先立って都道府県代表者会議行われ、1時から本会議に入りまし
た。全国の各地から運動の報告がありましたが、何処の地域でも護憲闘争では重要な役割を果たし
ていますが、一方では、小政党なので何処でも厳しい活動を余儀なくされている状況です。
  今日は、午後5時前で休憩になり、6時からは、上野近くのホテルで「結党10周年記念パーテ
ィー」が開かれました。さまざまな招待客が集まってくれて、これも大盛会でした。
  二日目の明日は、朝9時から開会です。


 3月10日  (金曜日) 

       予算委員会の9日目、夜の11時までかかりました。

  予算委員会の9日目です。今日は、教育費、歳入全般、国民健康保険特別会計、介護保険特別会
計、老人健康保険特別会計、一般会計修正案などを審議しました。私は、夏休みの短縮問題、本会
議での教育委員会の所信表明、区民税収入やたばこ税収入の見積もり、都市計画税の財源振り分け
問題、国保値上げ問題、乳幼児医療の小学校6年生までの無料化問題などについて質疑しました。

  予算委員会の質疑日程は随分遅れていましたが、最終日の月曜日の審議日程は決まっていますの
で、今日は当初の予定の段階まで到達しなければなりません。窮屈な時間帯の中での予算審議なっ
てしまい、私も質疑をしたい課題を随分パスしましたが、結局、今日の日程が全部終了したのは夜
の11時になってしまいました。実に13時間ぶっ続けての審議になり、くたびれました。最近は、
議会も計画的、効率的になり、極端に遅くなる事はほとんどありませんが、今日は珍しく、深夜ま
での議会ということになりました。


 3月日  (木曜日)

       予算委員会で 「漱石山房」 の復元を訴えました。

  今日は、10日間の予定で開かれている予算委員会の8日目です。環境、土木、都市建設関係の
予算が審議されました。私は、民間の建築物の耐震調査の徹底、民間建物のアスベスト除去対策の
支援強化、新宿区都市マスタープランの策定作業などについて質問をしましたが、その他に、夏目
漱石の終焉の地である早稲田南町に「漱石山房」を復元するため、区は具体的な取り組みをするよ
うに訴えました。そして、そのための雰囲気づくりの一つとして、文京区が全面的に支援している
「文京一葉忌」と同じように、わが新宿区においても漱石の命日の12月9日に「漱石忌」を行う
ため、新宿区が先頭に立って各方面に働きかけを行うように提起しました。私が主唱して15年ぐ
らい前に「漱石忌」を盛大に行った事がありますが、これはあくまでも社会に対する動機付けの意
味合いで行ったものでした。しかし、その後、誰も続いてくれなかったので、一回だけで立ち消え
になっています。これからも新宿区もそのほかの誰も関心を示さなかったら、また、私が音頭をと
って継続的に実施する気持ちは充分にありますが、出来れば新宿区とか新宿区教育委員会が前面に
たって行った方が遥かに体裁もいいので、是非、そうなって欲しいものだと思っています。

  今年の予算委員会は、皆さんの議論が活発なせいか、予定よりも大幅に遅れています。今日は教
育関係の予算審議終わるはずでしたが、終わるどころか、審議にも入っていません。最終日の日程
は決まっていますので、明日の9日目で大幅な遅れを取り戻さなければなりません。従って、明日
は夜遅くまでかかるような雲行きです。前から懸念していた通りの状態になっています。


 3月日  (火曜日) 

          連日、朝から晩まで 「予算委員会」 に出席しています。

  連日、朝から夜までほぼ一日中、予算委員会に出席のために区議会に詰めっきりです。
  新宿区議会の予算委員会は、毎年、10日間にわたって開かれます。9時45分から理事会がも
たれ、その日の日程を確認し、10時から開会です。昼食休憩と3時に15分間の休みがあり、5
時まで続きます。最初の三日間は、各会派の代表による「総括質問」が行われ、区政全般の問題に
ついて質疑がたたかわされます。
先日、私も二時間ほど「総括質問」を行いました。その後は、各
事業別に質疑が行われますが、最初に部長が予算案の内容を説明し、それを受けて各委員が委員長
の指名を受けて質問します。これはほぼ自由に出来ます。私は、よく質問に立ちますが、どうして
も質問時間が長くなってしまう傾向があり、その点はいつも反省しています。議員の半数と区長な
どの区の三役、企画部長、財政課長は予算委員会を通して出席し、そのほかの幹部職員は自分が担
当している事業の審議する時だけ入れ替わって出席します。

  議事の状況によって、委員会は一時間とか二時間、延びることがあります。その日の議事が終わ
ると散会になりますが、私の場合は、その後、大体、2、3時間かけて次の日の質問の整理をしま
す。従って、どうしても夜の9時ぐらいでなければ帰宅しません。予算委員会は13日まで続きま
すが、毎日、このようなことの繰り返しです。ただ、この委員会は、区政全般について、区長や幹
部職員と活発な議論が出来るし、他の議員の見解も聞けるので、私は、非常に楽しみしている会議
です。長時間なので結構、疲れますけれども〜。


 3月日  (土曜日) 

        新宿区民会議の 「第六分科会」 を傍聴しました。

  新宿区が成立したのは1947年3月15日です。来年、区成立60周年を迎えます。これを記
念して「基本構想」をあらたに制定しますが、市民の立場からこれを検討しているのが「新宿区民
会議」です。現在は180人程度のメンバーがおり、第一分科会から第六分科会に分かれてさまざ
まなテーマの研究・検討をしています。

  今日の午後、私は第六分科会を傍聴をしました。この分科会は6月の最終報告に向けて「コミュ
ニティー」「協働・参画」「自治制度」などが検討課題になっていますが、早稲田大学の先生をア
ドバイザーにして、随分活発な議論をしていました。
  たった数回の傍聴で予断する事も出来ませんが、新宿区における「市民参加」の実態もだんだん
成熟してきているという印象を持ちました。しかし、まだまだ山の遥か下から頂上を目指して進ん
でいる「発展段階」という感じも否めませんでした。今日の委員の皆さんの議論を聞いていても、
この分科会に与えられたテーマを明確に受け止めて、それを新宿区の進むべき方向として理念化、
体系化させるという目的意識に基づいた白熱した状態ではありませんでした。何事も一朝一夕に成
し遂げられるものではありませんから、今後、議論が深化していく事を期待するしかありません。

  この新宿区民会議に最初から関わっている早稲田大学の寄本勝美教授も途中から傍聴していまし
た。私は大学では直接指導を受けた事はありませんが、日本自治学会の会合などでは議論した事が
あります。先生は、日頃から地域社会の制度構築ということでは、随分、示唆に富む発言をしてい
ます。今日は、短時間でしたが、久し振りに話し合う機会がありました。

  今日の午前中は、四谷の新社会党東京都本部事務所で三役会議。その後、花粉症の治療のために、
三栄町の皿井皮膚科に行きました。大分、ひどい状態ということですが、それは私が一番よく分か
っています。今年は花粉が少ないという報道だったので、たいしたことはないだろうと油断してい
ましたが、全く違います。実に困っています。


 3月日  (金曜日) 

     職員に対する 「不正な口利き」 の防止システムなどを質疑。

  連日、朝から夕方5時まで予算委員会に出席しています。私も昨日は二時間ほど「総括質問」を
し、主に、これからの都区制度、23区や新宿区の自治権の拡充問題、財政問題に絞って質疑を交
わしました。今日からは、具体的な事業についての質疑に入り、「議会費」「総務費」が議題にな
りました。項目ごとにそれぞれの議員が入れ替わり質問をします。今日、私は地方制度調査会の答
申に関連して、助役や収入役の呼称や権限、教育委員会と区長部局の権限の割り振り、基本構想審
議会の活動、不正な口きき防止システム、公益通報者保護関係などについて取り上げ、自分の考え
や提案を示しながら区長の見解を質しました。
  不正な口利き防止の防止については、もし、区の職員が第三者から威嚇や暴力的行為などを受け
て不正を強要されるとか、議員や有力者から不正な口利きがあった場合には、適切な処理をすると
共に、その事実をきちんと記録し、情報公開すべきだと主張しました。特に、記録し、公開すると
いうシステムを作ることが重要ですが、このことを強調しました。


 3月日  (水曜日) 

        今日からやよい3月、早くも花粉症でさんざんです。

  今日も一日中、予算委員会。総括質問の二日目です。共産党の阿部早苗さんと無所属の那須雅之
さんが質問に立ちました。総括質問は三日間行われますが、最終日の明日は、私が午前中の二時間
ほど質問をし、その後、公明党、民主党が質問をします。あさってからは、連日、各部課の事業別
の質疑が行われます。
  今日から、弥生三月ですが、花粉がずいぶん多くなりました。昨晩は、鼻がつまり、涙が出て夜
中に目が覚めてしまいました。実にうっとおしいですねぇ〜。



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                          ( 3月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)