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           (2006年6月分)


 6月30日  (金曜日) 

        四谷三丁目の丸正前で区政報告、その後 ポスターを貼付。


  北朝鮮に拉致された金英男さんの記者会見が報道されています。「拉致ではない」と強弁していま
す。誰が聞いてもいかにもうそっぽい話ですが、北朝鮮政府はこのような稚拙な話が通用するとでも
思っているのでしょうか。
  新聞に投稿された川柳に次のようなものがありました。 「シナリオを丸暗記して母に会い」。

  今日も相変らずの暑さですが、午前中、新社会党東京都本部で行っている「物品斡旋」の配達をし
ました。また、午後3時からは一時間ほど四谷三丁目の丸正前で宣伝行動をしましたが、汗でびっし
ょりになりました。知り合いから冷たいものの差し入れをしていただきました。区民税(住民税)が
大増税になったことと低所得者の税負担が強化されているのに高額所得者に対する税率が軽減された
ままであることを訴えました。うなづいて通り過ぎる人が随分いました。
  宣伝活動の終了後、すぐにポスター張りをする予定でしたが暑かったので日没を待って実施しまし
た。とりあえず50枚ほど貼付しました。

  深夜の12時前からWカップ準々決勝の「ドイツ対アルゼンチン」の試合を見ました。延長戦にな
り、最後はPK戦にまでもつれ込んだので、結局未明の3時まで付き合ってしまいました。アルゼン
チンが勝つのではないかと思っていましたが、予想は外れました。


 6月29日  (木曜日) 

            「 映画・日本国憲法 」 の上映会を行いました。


  いよいよ夏本番という感じになってきました。今朝は、久し振りに新宿御苑駅で8時から一時間ほ
ど「区政報告」をしました。また、夕方の4時からは高田馬場駅頭で私が共同代表を務めている「平
和憲法を生かす新宿の会」の主催で演説会を行いました。汗びっしょりになりました。

  夜6時半から四谷区民センターで「映画・日本国憲法」の上映会を行いました。この映画は、憲法
が制定されるに至った経緯を振り返り、第九条に対する世界各国の知識人のコメントを編集したもの
です。映画が終わった後、出席者で感想を出し合い、交流しました。
  憲法、特に第九条を変えようとする動きが急になっていますが、憲法第九条に対する評価の高さは
これを守り抜こうとしている私たちだけではなく、世界的なものだということを改めて痛感しました。
  日本が世界に誇る無二の財産です。
  日本はドイツと違って侵略戦争に対する国としての反省が全く不充分ですが、こうした中にあって
も憲法九条は反省の証とされてきました。しかし、この第九条を変えるという事は、憲法で示した反
省そのものを撤回するという意味合いを持ちます。これでは日本がアジア諸国の信頼を勝ち取るとい
うことには絶対になりません。


 6月27日  (火曜日) 

   「 徴兵は 命かけても阻むべし 母・祖母・おみな 牢に満つるとも 」 


  今から136年前の今日6月27日、香川県観音寺市で「徴兵制反対」の一揆が起こっています。
徴兵制が敷かれてまだ日が浅い時代でした。一揆は香川県の西部に広がりましたが、7月6日には鎮
圧されています。現在はもちろん「徴兵制」はありませんが、憲法が改悪されれば、その延長線上に
当然、「徴兵制」が起こってきます。

  先日歌人の近藤芳美さんが亡くなりました。近藤さんは現代の日本を代表する歌人のひとりですが、
長い間、朝日新聞の「歌壇」の選者を務めていました。
  今から約30年ほど前、近藤さんは、次のような歌を選んで朝日歌壇に掲載しています。

  
「 徴兵は  命かけても阻むべし  母・祖母・おみな  牢に満つるとも 」

  おみなとは、おんなのことです。作者は石井百代さんという78歳の女性でした。当時、私はこの
歌が「朝日歌壇」に掲載されたのを覚えています。「命かけても阻むべし〜」という絶唱に感動し、
以後、諳(そら)んじて今日に至っています。石井さんがこの歌を読んだのは、福田赳夫首相が「有
事法制」の研究を指示した時代でした。今はどうでしょうか。「有事法制」の整備は進み、憲法、教
育基本法の改悪の動きはますます急を告げています。違憲の自衛隊は、「合憲的」に海外派兵される
という始末です。福田首相の時代から約30年。社会・政治の変化はまさに隔世の感があります。
  果たして作者の石井百代さんはあの世で何を思っているでしょうか。


 6月25日  (日曜日) 

      「新宿区民会議」が、一年間の活動の成果をまとめ、提言。


  新宿区は来年、区成立60周年を迎えますが、これを契機に現在の「新宿区基本構想」を改正する
予定です。この改正に向けて、各方面の区民の皆さんから区政に対する意見を出してもらおうという
事で、一年前に「新宿区民会議」が作られました。区民会議は、6つの分科会に分かれて区政の課題
について議論し、意見集約の作業していましたが、この程まとまりました。
  今日午後1時から、新宿区民会議からの「提言書」の提出式が早稲田大学の国際会議場で行われま
した。提言書は膨大なもので、私はまだぱらぱとしか見ていませんが、傾聴に値する幾つかの提言が
含まれています。特に、私が議会で長い間強調してきた「新宿自治基本条例」の制定についても触れ
られています。いよいよ新宿区においても、自治基本条例は、制定に向けて具体的な段階に入ったと
いう実感を深くしています。
  新宿区では7月に「基本構想審議会」を発足させる予定ですが、審議会では、まず、今日提出され
たの新宿区民会議からの提言を検討することにしています。


 6月24日  (土曜日) 

        大増税がおみやげ、「庶民生活破壊政権」 の面目躍如。


  今日も朝9時から八丁堀の党本部で参議院選挙対策などについて協議しました。午前中で終了した
ので近くで昼食をとりましたが、税金負担が話題になりました。一緒に食事をしたある人の場合は、
この人は65歳で年金生活者ですが、税負担が昨年の一万円強から8万円強に8倍になったというこ
とです。この支払いのために、熟慮の末に妻の年金を「割引受給」することに決めたそうです。
  たった今、テレビの座談会で小泉政権の評価をしていますが、「小泉さんは国民に丁寧に説明する
事をしなかった」とし、一貫して「国民は後で分かってくれる」という姿勢を貫き通したと言ってい
ます。その通りですが、小泉首相のワンフレーズ発言を支持し、ぼんやりと期待して一票を投じた国
民は、いよいよ辞める今の時期になって、実はとんでもない「大増税政権」であった事を思い知らさ
れているのではないでしょうか。高支持率を維持し、自民党・公明党で国会を乗り切り、日本を戦争
できる国に変えることに突き進んだとんでもない政権ですが、それとは別に、我々庶民にとっても戦
後最も冷酷な「生活破壊政権」であったと思います。


 6月23日  (金曜日) 

          「ブラジルに勝てるかも?」 という期待は間違っていた。


  「環境問題を考える会」という私たちのグループで9月中旬に開く催し物の一環として「バザー」
を実施しますが、これまでの何回かのバザーでは随分沢山の方が不用品の提供に協力してくれていま
す。今年も、既に何人かの方から「まとめてあるから取りにきてしいむという連絡をいただいていま
す。今朝も近所まで受け取りに行きました。この分だと今年も品物は沢山集まりそうです。

  午後1時から八丁堀の党本部で当面する活動の打ち合わせをしました。その後2時間ほど「統一戦
線の歴史」についての勉強会がありました。世界各地の統一戦線の歴史や日本共産党の過去のさまざ
まな誤った対応などについて検証した報告もありましたが、なかなか面白い内容で参考になりました。

  夜は7時からは「四谷区民センター」で開かれた「区長と語る会」に出席し、地域の皆さんが質問
した発言を拝聴しました。
  
  
今朝の4時からW杯の「日本対ブラジル」の試合がありました。昨夜はパソコンで名簿の整理をし
ていて、結局、寝たのが2時すぎだったので、テレビ観戦はあきらめていましたが、たまたま5時前
にトイレに行くため起きたので、寝ぼけ眼で試合前半の最終場面から後半終了まで見てしまいました。
結果次第では、まだ第一次突破の可能性も残っていましたが、後半は全くのブラジルペースで、全然
勝負にならない状態でした。「ひょっとすると勝てるかも知れない」などと期待する方が間違ってい
たような「レベルの違い」を感じさせる試合内容でした。



 6月21日  (水曜日) 

          新宿区長の 「退職金」 について質問を受けました。


  先日、小泉首相が「知事や市長の退職金は高すぎるのではないか」と発言しました。首相の在任期
間は5年5ケ月ですが、退職金は約660万円という事です。これに対して、新宿区長の退職金は、
一期4年で2380万円になります。首相と比較をすると確かに区長の退職金は高すぎます。
  ある人から区長の退職金について質問を受けたので、計算方式などを説明しました。現在、区長の
月額報酬は119万円ですが、これを5倍に割り増しし、更に在職年数の4年を掛けた金額が退職金
です。合計で2380万円になります。
  この計算方式は、新宿区の条例で決まっています。従って、条例を改定する事によって、区長の退
職金を増額する事も削減する事も出来ます。23区の中で板橋区など3区は条例を改定して区長の退
職金をゼロにしています。ただ、新宿区議会では、いま、条例を変える具体的動きは出ていません。
  先日閉会した区議会では、低所得者や年金生活者に対する課税を強化する条例が賛成多数で可決さ
れました。この改定によって、所得が少ないにも関わらず、これまでよりも5倍も6倍も税金を払わ
なければならない人が出ています。このような状況などを考えると、区長という責任のある職に対す
る退職金といえども、あまりにも高いのではないかと批判が出てくるのは当然の事だと思います。

  今日夜、「四谷清掃協力会」の総会と懇親会が伊勢丹向いの銀座アスターで開かれました。清掃事
業が新宿区に移ってきてから6年目になりますが、順調に定着してきました。廃棄物行政は、資源再
利用という観点からも、今後の区政の重要な課題なることは事実だと思います。


 6月20日  (火曜日) 

     「議会改革小委員会」 で予算・決算委の質問時間について協議。


「第二次議会改革を進める小委員会」が開かれ、予算委員会・決算委員会の「総括質問」と「締めく
くり質問」に持ち時間制を導入する問題について協議しました。私は従来の議会では、常に「総括質
問」では二時間、「締めくくり質問」では一時間の予定で、質疑を交わしてきましたが、これまで各
党から示された試案によると、私の質問時間は半減することになります。議会の議論を活性化させな
ければならないということや「少数会派の意見」の発言の場を最大限確保するといういう観点からす
ると、これらの案はとても認められるものではありません。
  もうすぐ新宿区議会の予算・決算委員会の質疑はインタへネット中継される予定ですから、それに
あわせて適切な改善を図る必要はありますが、「公平性の確保」という理由で人数の少ない会派の質
問時間を大幅に制約するのはとても認められることではありません。
  この問題では、引き続き協議する事になりました。

  日銀総裁の村上ファンドへの「投資」が問題にされています。6年前に1000万円投資し、それ
がどうなったか分からないけれども「たいした金額にはなっていない筈だ」と言っていましたが、調
査してみたら2473万円になっていたのだそうです。運用益は1473万円です。たったの6年間
で1・5倍になっていたということです。しかもこれが「たいした金額ではない」のだそうです。
  国民には「ゼロ金利」を押し付けて、わずかの資金の利子を受け取る庶民の楽しみを奪い続けてき
た金融政策の大元締めが、こんな事をしていたのでは全く信頼失墜です。福井総裁は「引き続き総裁
として職務を果たしたい」と言っていますが、引き際の悪さにもうんざりします。さっさと辞任すべ
きではないでしょうか。


 6月19日  (月曜日) 

            新宿区議会第二回定例会は、今日が最終日です。


  6月8日から開かれていた「新宿区議会第二回定例会」は、今日、最終日を迎え、4時過ぎに閉幕
しました。今日の最終本会議には、追加議案として、「新宿中学校」と「西早稲田中学校」の新築工
事の契約案件が8本提出されました。この両校は、大久保中学校や東戸山中学校、戸塚第一中学校等
を統合して創られる新しい中学校です。私が所属する総務区民委員会で審議しましたが、最終的には
委員会でも本会議でも全会一致で可決されました。

  この議会には「区民税の改定条例」が提案されました。これは従来の住民税の5%・10%・13
パーセントの三段階の税率を10%に一本化する内容と定率減税の廃止に伴う区民税の増額を図る内
容の条例です。私は「住民税率のフラット化」と「定率減税の廃止」には反対なので、この条例にも
反対しました。私と同じように
反対したのは共産党区議の皆さんですが、自民・公明・民主党などの
議員は賛成しました。
  午後2時から開かれた今議会最後の本会議では、私が提出した「国勢調査の抜本的な見直しを求め
る意見書」と「グレーゾーン金利の撤廃等を求める意見書」が、若干の文言修正や項目の追加などに
より、全議員の賛成で可決されました。


 6月18日  (日曜日) 

          雨の中、神宮外苑で四谷消防団の 「消防操法大会」。


 生憎の雨です。今日、建設ユニオンが大京公園で開催する予定だった催し物は中止になりましたが、
四谷消防団・四谷消防署主催の「消防操法大会」は、晴雨に関わらず断行です。神宮外苑の絵画館前
で開かれましたが、消防団の分団ごとに大型消火器の操作を競います。四谷消防団は、規模が小さい
ために三つの分団しかありませんが、
今年は第三分団が優勝しました。10月には、東京都消防操法
大会が開かれる事になっていますが、新宿区を代表して四谷消防団が参加する事になっているそうで
す。

 今日はポスター張りやチラシの配付をするつもりでしたが、雨のため全部中止です。残念。
  これからワールドカップの日本対クロアチア戦を見ます。負けたら、第一次リーグの敗退はほぼ決
定ですので、必勝を祈っています。昨夜(今日の未明)は、ついつい3時まで「チェコ対ガーナ戦」
を見てしまいました。実にいい試合でした。W杯初出場のガーナが強豪チェコを相手に歴史的な勝利
をもぎ取りました。今日も大活躍したチェコのエース、ネドベド選手に関しては、私にも笑ってしま
う思い出があります。


 6月16日  (金曜日)
        1047名の不当解雇者支援全国集会が開催されました。


  1987年4月1日、国鉄分割民営化を口実に不当なJR不採用事件が起こって今年は20年目で
す。1047名の当該組合員は闘い続けて現在に至っていますが、既に40名が解決を見ずに他界し
ています。この間、ILO(国際労働機構)は日本政府に対して6度も問題解決に向けての勧告を出
していますが、一向に是正措置はとられていません。

  今日午後6時半から、「いまこそ解決を! 共同の力で! 1047名の争議解決を求める全国支援
集会」が日比谷野外音楽堂で開催されました。集会では、一層団結して闘うことを確認し、終了後は
銀座をデモ行進しました。

  国鉄民営化に当たっては、「所属する組合で採用差別はしない」という約束が国会で繰り返し行わ
れました。しかし、その約束はペラペラした紙きれ同然に反故にされてしまいました。国旗国歌法の
審議での「強制はしない」という答弁が全く守られなかったと同じように、いまこの国では、国会で
政府が国民に約束し、それを前提に法律が通っても、そんな事は全然問題にもならないようです。
  国会の権威は失墜していますが、それによって働く者がとばっちりを受け、犠牲になるというのは
許しがたい事です。


 6月14日  (水曜日) 

         今朝、四谷三丁目駅で一時間ほど駅頭宣伝をしました。


  今朝、8時から一時間ほど四谷三丁目駅で駅頭宣伝をしました。今日は「シンドラー・エレベータ
ー」の新宿区の実態を報告した後、最近、23区の区長会が決めた「廃プラスチック」の焼却方針の
決定について徹底的に批判しました。

  演説の最中に随分懐かしい人と会いました。私が初めて区議選を闘った35年前からの知り合いで
すが、四谷から他に転居したために、ここ10数年間は疎遠になっていました。ある会社の経営者で
す。もともと上品な人ですが、依然としてその品格を保っていて羨ましい思いました。私の方だけが
「順調」にトシをとっているような思いにかられましたが、いずれにしても久し振りに会って、実に
嬉しかったです。今朝はまた、mixiでやり取りしている人からも挨拶をしてもらいました。この
ことも驚きでした。

  
  区議会も最終の段階を迎えていますが、今日は10時から「地方分権行政改革特別委員会」、午後
からは「議会運営委員会・理事会」が開かれました。議会運営委員会の理事会では、この議会で採択
する「意見書」や「決議」の調整をしました。今日の協議では5本程度の意見書の採択がまとまりま
した。



 6月13日  (火曜日) 

         「シンドラーのエレベーター」 は新宿区内に15基設置。


  港区のマンションにおいて、高校生が「シンドラー会社製」のエレベーターで床と天井に挟まれて
死亡するという痛ましい事故が発生しました。それ以来、連日のようにこの会社のエレベーター関連
の事故が新聞・テレビで報じられています。小さな子どもからお年寄りまで、日常的に誰でもつかう
エレベーターでこのよな事故が発生するなどということは断じてじあってはならないことです。
  問題のエレベーターを設置している建物は、新宿区内にもあります。区役所がこれまで調査したと
ころによると、都営住宅や民間建築物に12の建物に15基のエレベーターが設置されていることが
判明しました。このため新宿区では、建物所有者に対して「緊急安全点検及び過去の不具合」など調
査依頼をし、実態の把握につとめています。区有の建築物には、幸いなことにシンドラーのエレベー
ターは使われていません。
なお、どの建物にシンドラーのエレベーターが設置されているかについて
は、今のところ東京都も新宿区も情報公開はしていません。


 6月12日  (月曜日) 

        区議会で 「内部告発」 と 「不正口利き防止」 の条例審議。


  一斉に区議会の常任委員会が開催されました。私が所属する総務区民委員会では「公益通報通報
条例」や「職員の行動基準条例」が審議されました。前者は「内部告発」、後者は「不正口利き防
止」を規定しています。この二つの条例は、私が以前からその制定を強く主張していたものですが、
ようやく実現しました。全国的に見ても珍しい条例です。条例内容に幾つか不満な点もありますが、
大体、満足できるものです。良かったと思っています。
 
  夜、新社会党東京都本部事務所に立ち寄った栗原君子委員長と30分ほど政治情勢について意見
交換をしました。その後、自宅でワールドサッカーの日本対オーストラリア戦をテレビ観戦しまし
たが最終盤に逆転され、敗北。残念でした。


 6月10日  (土曜日)

            新宿区も空想的な 「国民保護計画」 を策定へ。


  全国の各自治体では、「国民保護計画」の策定が進んでいます。新宿区も国や東京都の指示に基
いて計画策定に入っています。今日、この「国民保護計画」の問題点について検討する学習会があ
ったので出席し、意見交換をしました。

  ●この計画は、どのようなことを想定したものかというと、住民を@敵兵の上陸・侵攻から守る
対策、Aゲリラや特殊部隊から守る対策、B弾道ミサイル攻撃から守る対策、C大量殺戮物質から
に守る対策、D危険物質施設への攻撃から守る対策、などというものです。
  ●いま、日本がこのような攻撃を受ける可能性があるかというと、防衛庁ですら「そのような状
態ではない」と述べています。それなのに、敵兵上陸などという現実離れした空想的なことを想定
して、「計画だ」「訓練だ」と大騒ぎするのは実におかしな事です。
  ●地震などの自然災害は、私たちの努力では阻止できません。従って、日常的に準備や訓練をし、
被害を最小限に食い止めることが大切ですが、しかし、テロやミサイルなどの「敵の攻撃」は、原
因があって発生することですから、適切な外交努力によって回避することは可能です。日本が憲法
の理念に基づいて、世界の国々、特にアジア諸国と良好な関係を構築したならば、武力攻撃を受け
る事などありえないことです。
  ●新宿区も保護計画の策定作業に入っていますが、私は反対です。こんな計画は「茶番劇」と思
っています。どうしても作るというのならば、「区内で一番標的になりやすい防衛庁の移転を国に
求めるべきだ」と思っています。
  ●最も大事なことは、日本が憲法を堅持し、平和国家になることです。このことを脇において、
中国や韓国との関係を最悪のものにし、自治体に対しては「保護計画を作れ」とか「避難訓練をし
ろ」だとかを言う国の姿勢は、根本的に間違っています。
  ●政治の舵取りを「強い国よりも優しい国」へと転換させる事こそ必要だと思います。


 6月9日  (金曜日)

          廃プラスチックの焼却方針を 「白紙撤回せよ!」 と質問。


  代表質問・一般質問の二日目です。今日は小野きみ子(民主)、河野達男(社会)、那須雅之(花
まる)の三人が代表質問、続いて11人の議員がそれぞれのテーマで一般質問をしました。
  私は、「環境問題」を取り上げました。23区の区長会は、さまざまなプラスチック製品の廃棄物
を一般ごみとして収集し、2008年度から焼却する考えことを明らかにしました。しかし、この決
定は、「資源循環型社会」に逆行するとして多くの論議を引き起こしています。

  今日の私の質問内容については、6月5日の「活動日記」に簡潔に記載してありますが、ごみにな
るものは製品化しないという「発生抑制」や資源の再利用を社会の原則にするという「再生利用」に
対する取り組みが全く不充分であるにも関わらず、早々と「焼却」を方針化するというのは、自治体
としてとるべき姿勢ではありません。区長会は何を考えているのか、という思いです。
  私の質問に対する区長側の答弁は、焼却を前提にしたものだったので、全く納得できませんが、こ
の問題は「社会のあり方」に関わる事でありますので、今後も各種の会議で取り上げていくつもりで
す。
  区長会の焼却決定に反対している23区の議員で「廃プラスチックの焼却を阻止する議員懇談会」
という組織を作っています。私もその一員ですが、区長会に働きかけたり、国会の法案審議を傍聴し
たり、情報交換をしたりしていますが、みんな怒り心頭という感じです。何しろ、昨日まで「プラス
チック類は燃えないごみだからきちんと分別して出しなさい」と言っていた役所が、今日からは「プ
ラスチック類は燃えるごみになりました。分別しないで下さい」と言うのだから、信じ難い方向転換
です。しかも、これに対する説明責任はほとんど果たされていないのですから、驚きです。



 6月8日  (木曜日) 

           区議会開催、「代表質問」 の論戦が始まりました。


  今日から19日までの予定で第二回の区議会定例会が開催されました。今日は代表質問が行われ、
あざみ民栄(共産)、熊谷澄子(公明)、野口史章(自民)、野地健(無所属)の四人が質問に立ち
ました。明日は、引き続き代表質問と一般質問が行われます。初日は6時過ぎに終了しました。

  夜の7時から四谷の事務所で来年4月の区議・市議選挙に立候補する有志による「候補者会議」が
開かれ、活動の交流をしました。みんな運動に工夫を凝らしながら頑張っています。

  私のふるさとの市浦村(現五所川原市)の前村長さんから十三湖名物の「やまとシジミ」が沢山送
られてきました。ふるさとの香りがプンプンしているという感じです。特別に大きい粒で、その立派
さにしばらく見とれていたくらいでした。
  私が子どもの頃は、シジミは安価で気軽に入手でき、何処の家庭でも毎日食べていました。しかし、
近年は実に高価で、一キロ2000円近くにもなります。そのようなこともあり、市浦村では「シジ
ミ」が村の経済を大きく支えていました。


 6月7日  (水曜日) 
         全員協議会開催、 その後、「指定管理者制度」の研修会。


  新宿区議会の第二回定例会は明日から19日までの予定で開催されますが、実質的には今日から始
まります。10時から全員協議会が開かれ、提出議案の事前説明が行われました。明日とあさっては
「代表質問」と「一般質問」、その後、連日、常任委員会、特別委員会、議会運営委員会などが開か
れ、最終日の本会議で全ての議案が採決されます。

  全員協議開催後、議員の「研修会」が開かれ、専門家を招いて「指定管理者制度」について勉強し
ました。新宿でも、今年の9月までに全ての区設施設は「直営」にするか「指定管理者」に委託する
かの選択をしなければなりませんが、全国の自治体の大半は「直営」よりも「指定管理者」を選択し
ています。このように、大変重要な選択が行われているわけですが、改めて専門家の話を聞き、全国
で起こっている実例などを紹介してもらうと、私自身のこれまでの議会対応について、反省する事も
ありました。

  また、今日は全員協議会の開催に先立って「全国市議会議長会」と「関東市議会議長会」の永年勤
続議員表彰が行われました。私も馬鹿でっかい「表彰状」を二枚も受け取りました。掲示しておくよ
うな部屋もありませんから、ロッカーに入れておきます。


 6月6日  (火曜日) 

      新宿区議会の予算・決算委員会に 「持ち時間制導入」 の方向。


  「議会改革を進める小委員会」が開かれました。今日の課題は、予算委員会や決算委員会における
冒頭の「総括質問」のあり方に関することです。新宿区議会は、9月から本会議のインターネット中
継をする事になっていますが、今後、予算・決算予算委員会なども中継する方針です。
  このような新たな動きに対応するために、予算・決算委員会のあり方を見直すというものです。具
体的には、議員の質問を「持ち時間制」にして、場合によっては質問の制約をすると言うものです。
  私は、基本的にはこのような制約には反対です。ただ、新宿区議会としてどのようなやり方がふさ
わしいかどうか、それぞれ考えを出し合って検討しようという事ですから、その方向性については、
合意しました。
  私は、今の議会は決して充分な任務を果たしているとは思っていません。「持ち時間制」の導入に
よって、議会の議論が今より深化すればいいのですが、逆になったら大変です。
  そうならないように、新宿区議会に最もふさわしい制度を作りたいものだと思っています。


 6月5日  (月曜日) 
     昨日まで 「不燃ごみ」、しかし、今日から 「可燃ごみ」 の不思議。


  もうすぐ新宿区議会の定例会が始まります。私は、この定例会の冒頭の「一般質問」で廃棄物行政
について区長の見解を質します。
  現在、廃プラスチックといわれる製品のごみは、「不燃物」として分別収集され、処分場に埋め立
てられています。ところが、最近、新宿区など23区の区長の集まりである区長会は、これを「可燃
ごみ」として集め、焼却するという決定をしたのです。昨日まで「不燃ごみ」であったものが、今日
からは突然「可燃ごみ」になるというのは、実に不可思議なことです。
  急に方針転換をした理由は、廃プラスチックを埋め立てると最終処分場の利用期限が早まるからで
す。処分場の延命措置のために、今まで、分別して排出をするように指導してきた燃やすべきでない
ものを燃やすと言うのです。

  私は、どんな資源でも有限であるから、単に燃やすのではなく、再利用する方策を進めるべきだと
思っています。諸外国では、いわゆる利用した資源は再利用するのは当たり前で、焼却はごくごく一
部に限られています。廃棄物再利用の先進国のように、「ごみになるようなものは生産しない」とい
う生産抑制と「生産したものば繰り返し利用する」という再生利用の考えを持つ事はこれからは不可
欠です。
  特に、自治体はこの様な方針を堅持して「資源循環型の社会」をつくる先頭にたたなければなりま
せん。その様な任務を持つ自治体が、率先して焼却するという方針を掲げることについて、「何だか
可笑しい」と思うのは当然だと思います。
  今度の質問では、「廃プラスチックの焼却方針は間違っている」という立場にたって、6から7項
目の質問をする予定です。
  今日は、午後からこのような質問の原稿書きをしました。


 6月3日  (土曜日) ―――――――――――――――――――――

          今日と明日、「大京神社」 の祭礼が行われます。


  四谷地区では、昨日から須賀神社の祭礼が始まっています。壮麗な須賀神社の神輿は、今日と明日
に本格的な巡行が行われますから、四谷大木戸以東の地域は、祭り一色にという状態です。
  私が住んでいる大京町では、須賀神社とは別に町独自に「大京神社」を持っていて、祭りはこの神
社の「祭礼」になっていますから、須賀神社を奉納する他の町とは若干違うところもありますが、実
態は、四谷地域全体の祭りの一環として行われます。

  今日は、朝から大京神社の氏子と称されている人たちが準備におおわらわです。氏子といっても特
別な人ではなく、全て町会の役員たちです。氏子の代表は、事前に手分けをして町内の方々から奉納
金を集めて回りますので、この作業も大変です。大京神社の場合、神輿は午後2時に神社を出発し、
町内を巡回して4時ごろには神社に帰ります。神輿は「子ども神輿」といわれる小ぶりのものですが、
今年、40万円かけて補修をしたので、随分きれいになりました。

  今日はあいにくの曇天でしたが、雨にたたられるということもなく、多くの子どもたちや保護者が
参加して、無事、初日の日程を終了しました。明日も午後2時から町内巡行が行われますが、恒例に
よって今日よりもその範囲は、若干広くなります。


 6月2日  (金曜日) 

      教育基本法の改悪に反対して、日比谷野外音楽堂で大集会


  今日、日比谷野外音楽堂で「教育基本法の改悪に反対する大集会」が開かれました。この法案を審
議している国会は、18日が最終日で会期延長もなさそうですから、改悪案の成立は極めて無理な状
態になっていますが、それでも油断はできません。「共謀法」のように、成立させるためには、対案
を全部丸呑みにしてしまうということもないわけではありません。
  私は、今日、会場の日比谷野外音楽堂で集会が始まる前に、何人かの人たちと共に7月7日に日本
教育会館で開かれる「参議院選挙に共同候補を擁立するシンポジューム」のチラシを配付しました。
500枚ぐらいのチラシは、少しの間に配付することが出来ました。


 6月1日  (木曜日) 

          第二回定例会は、6月8日から19日まで開催。


  今日、議会運営委員会が開かれ、第二回定例議会を8日から19日まで、12日間の日程で開催す
ることにしました。冒頭、代表質問と一般質問を行いますが、今度、私は一般質問を行い、廃プスチ
ックを焼却する「サーマルリサイクル」について質問する事にしました。廃プラは、今まで不燃物と
して分別して捨てていましたが、これからは可燃物にするという方針です。23区の区長会が決めた
ものです。実に奇妙な決定です。理由は、「埋立地を長持ちさせなければならない」ということです
が、焼却への方針転換によって環境への負荷とダイオキシン発生などの安全性が充分かどうか心配さ
れています。徹底的な資源回収を図る事こそ自治体としての選択だと思いますが、質問では、これら
のことについて区長の見解を質します。


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                          ( 6月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)