私の「活動日記」です!
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      (2006年11月分)


11 月 30 日 (木曜日)  

         昨日に引き続き、区議会で「代表質問」と「一般質問」。


  昨日に引き続き今日も区議会で「代表質問」と「一般質問」が行われました。2回の休憩を挟
んで夜の7時前までかかりました。本会議の模様は、前回の定例会からインターネットで同時中
継されていますが、昨日は約240件のアクセスがあったということです。今回の定例会の冒頭
に行われた24日の区長の「所信表明演説」に対するアクセス数は約120件でした。9月中旬
に9日間にわたって開かれた「決算委員会」の際には、連日では800件から1000件の実績
があったので、それに比較すると随分落ち込んでいます。周知方法を含めてもっと区民に見てい
ただけるような対応が必要だと感じています。
  区議会は、明日から具体的に提案されている議案の審議をする四つの常任委員会が開かれます。


11 月 29 日 (水曜日)  

          区議会本会議で会派を代表して質問をしました。


  新宿区議会の本会議が2時から開かれ「代表質問」が行われました。今日は、自民、無所属ク、
民主、社会、共産の5会派が質問に立ちました。私は社会新宿区議会議員団を代表し、四番目に
登壇しました。再選された区長の基本的な政治姿勢について質しましたが、自治基本条例の制定
やこれに関連する「住民参加制度」や「住民投票制度」などの構築については、随分前向きの答
弁がありました。

  清掃問題についても質問しました。私は、ごみ減量によって清掃工場は余っている時代になっ
ているから、これからは巨額の税金を投じて既存の工場を改築する事などは不必要だとし、当面、
練馬清掃工場の全面改築は再検討すべきだと主張しました。これに対する区長の答弁は従来の言
い分の繰り返しで、全く前進がなかったので、少々、がっかりしました。練馬清掃工場の改築で
は、新宿区の負担が10億円になるか15億円になるか、今の所は不明ですが、いずれにして相
当額の新宿区税を当てなければならない事になります。私は、現時点に立って、本当に清掃工場
の改築の必要があるのかどうか、充分に検証してみる必要があると思っています。


  夜の7時過ぎに今日の議会が終わったので、すぐに新宿文化センターに駆けつけて「ババイヤ
鈴木とおやじダンサーズ」の公演を見ました。前から招待されていたので、一度、このような公
演を見てみたいと思っていましたが、ようやく希望が叶いました。随分と騒々しいような気もし
ましたが、結構楽しいひと時でした。


11 月 28 日 (火曜日) 


     平和憲法を生かす新宿の会の 「教育基本法講演会」 に出席。


  夜、「平和憲法を生かす新宿の会」の講演会がありました。いま、参議院で審議されている教
育基本法の改定案について細かく分析した話があり、大変参考になりました。新社会党は、昨日
から国会周辺で座り込みをしていますが、今日の講師の話を聞いても、絶対にこの法案を変えて
はならないという思いを強くしました。私は、教育基本法をいつも読んでいますが、格調が高く、
教育の理念が簡潔な条文の中によく表されていると思っています。数ある法律の中でも最も好き
なものの一つです。何故、この法律を変える必要があるのか、私には全然分かりませんし、今ま
で、改定の必要性を説得力のある言葉で聴いた事もありません。全く変える必要がないし、絶対
に変てはならない法律だと思っています。

  午前11時から、国労新宿駅分会の定期大会があったので出席しました。JRの職場はさまざ
まな合理化攻撃が加えられていますが、職場や権利を守ろうとしている人たちは、この熾烈な攻
撃の中で、一生懸命に頑張っています。厳しい中であきらめないで闘っているこういう人たちを
見ると、共に闘う気持ちがわいてきます。


11 月 27 日 (月曜日)  

        いじめ撲滅へ、五所川原市教育委員会の取り組み。


  全国各地の学校で「いじめ」が発生し、いまや社会問題化しています。学校現場や教育委員会
でもさまざまな対策を講じてますが、その撲滅はそう簡単な問題ではありません。いじめ対策の
第一は実態把握ですが、どこの現場でも隠蔽する傾向があります。「いじめはないと思う」「い
じめとは認識していなかった」というあの体質です。

  この「いじめ問題」について、青森県五所川原市の教育委員会が、「独自の基準」を設けて調
査したところ、文部省基準のいじめ判定では小学校7件、中学校18件、合計25件であったも
のが、独自基準では小学校27件、中学校41件、合計68件だったということです。五所川原
市教育委員会は、いじめを「芽」の段階で把握し、摘んでいくという考えのようですが、私は、
この積極的な対応には大いに注目しています。(今日の朝日新聞の夕刊に紹介されています)

  五所川原市は、昨年3月末に金木町(太宰治の出身地)、市浦村(特産のシジミで有名な十三
湖があるまち。私の出身地)、それに旧五所川原市が合併して再出発していますが、新しく誕生
したいこの市の教育長には旧市浦村の高松村長が就任しています。素晴らしい見識を持っている
人格者で、私たちはこぞって尊敬しています。今度の市教育委員会のいじめ問題に対する対応も、
高松さんらしいやり方だと思い、内心で拍手をおくっています。

  夜、明治記念館で東京都消防操法大会で四谷消防団が準優勝したことを「祝う会」が開かれた
ので出席しました。1987年以来、実に29年ぶりの準優勝ということでした。盛会でした。


11 月 25 日 (土曜日) 

      四谷第四小学校、閉校を前に 「100周年のつどい」 を開催。


  明治40年(1907年)5月に開校された四谷第四小学校は、今年、100周年は迎えまし
たが、今日午前、これをお祝いする「記念式典」が盛大に挙行されました。併設されている四谷
第四幼稚園も開園95周年になりました。
子どもが随分少なくなり、今日の式典でも子どもの数
よりも来賓の数が上回っていました。小学校も幼稚園も共に古い歴史を誇っていますが、いずれ
も来年3月末をもって閉校・閉園になります。淋しい限りです。
  夜は四谷駅前の「スクワール四谷」で祝賀会がもたれましたが、何しろ、閉校が目前に迫って
いるので「嬉しさも中くらいなり〜」という感じがしました。

  午後、あさっての27日から5日間にわたって新社会党が行う教育基本法改悪反対の国会での
座り込みについて何人かで打ち合わせをしました。

       
        記念式典で祝辞を述べる内藤教育委員長。         幼稚園や小学校の子どもたち全員による大合唱。


11 月 24 日 (金曜日) 

        今日から定例議会開催、区長が 「所信表明演説」。


  今年最後の定例議会が始まりました。初日の今日は、先の選挙で当選した中山区長が、今後四
年間に取り組む区政の理念や基本的な課題について決意表明をしました。
  「暮らしやすさも賑わいも一番の自治のまち新宿」ということが中山区政のスローガンです。
今日の演説では、私が以前から主張していた「新宿自治基本条例」の制定をすることや予算編成
に住民の声を反映させることなど、徹底的な住民参加の推進を図ることなどが述べられました。
決意表明で触れられたこれらの点については大いに評価できます。ただ、「暮らしやすさ一番」
というのは、現在の区民生活の実態からしてどうなのか、また、「賑わい一番」というのは、歌
舞伎町や新宿駅周辺の話としては分かり、区民が生活する地域の実態としては、そもそもこんな
事が言える状態かどうか、きちんと点検してみる必要があります。これからの自治のあり方を含
めて、新宿区政の課題はいっぱいあります。

  この所信表明演説に対して、私は本会議で質問をしますが、問題点を整理して区長の見解を質
したいと思っています。


11 月 23 日 (木曜日)  

       代表質問の原稿書き。合間にラグビーの「早慶戦」を観戦。


  今日は「勤労感謝の日」。この祝日が制定されるに至ったいわれはありますが、この日も仕事
をする人はいっぱいいるし、祝日のためにかえって普段よりも忙しいという職場もあります。大
体の会社は休日ですので、それは結構な事ですが、「勤労を感謝して」どこで何かが特別にある
わけでもなさそうなので、どうもこの日の意味合いは、よく分からないところがあります。

  私は、ほぼ一日中、区役所の議員控え室で、もうすぐ行う「代表質問」の原稿書きをしました。
議会は24日から12月8日までの予定で開催されますが、区長選挙直後の議会になるので、初
日の24日は区長の「所信表明演説」があります。これを受けて27日から「代表質問」「一般
質問」が行われます。私は27日に「代表質問」をします。

  ラグビー・シーズン真っ盛りです。今日、「秩父宮」で行われた伝統の早慶戦は、41対26
で早稲田が勝利をおさめ、早慶定期戦で六連勝、大学対抗戦では42連勝を飾りました。前半は
苦戦し、慶応にリードされましたが、後半は実力を発揮して圧倒しました。いい試合でした。


11 月 22 日 (水曜日)  

        区議会で 「新しい議会のあり方の」 について勉強会。


  今日は午前10時から「全員協議会」が開かれました。全議員に対する提出議案の事前の説明
会です。第四回定例会は実質的には今日から始まりました。
  全員協議会の終了後は、中央大学教授の佐々木信伸夫先生を講師に招いて「新しい地方議会の
あり方」について講演をしていただきました。佐々木先生は、以前、東京都庁に勤務していたと
いう事もあって自治制度には精通しています。実に有意義な勉強会で、私が前々から主張してい
た事も指摘していて、共感する所が随分ありました。
  午後1時半にあるルポライターの方から依頼されて、区政に関わる問題で取材を受けました。
  今日は私が27日に行う代表質問の「質問項目」の提出する締め切りの日になっているので5
時前に区長サイドに届けました。


11 月 19 日 (日曜日)  

        残念! 注目の沖縄知事選挙で糸数慶子さんが敗北。


  今日行われた沖縄知事選挙は、私たちが推薦していた糸数慶子さんが敗北しました。当選して
落選しても接戦だろうと予測されていましたが、4万票もの大差でした。国政にも影響を与える
注目の闘いだったので、この敗北はとても残念です。

  朝から雨です。午前中は事務所で仕事をし、午後から久し振り東京マラソンをデレビで観戦し
ました。高橋尚子・土佐礼子両選手の一騎打ちになりましたが、最初から最後まで、終始土佐選
手がリードしてゴールしました。本来の素質と練習の成果だと思いますが、私なんかは100メ
ートル程度でも走ったりするとすぐに止めたくなるのに、2時間半もの苦しさに打ち勝つ精神力
の強さにも感服しました。



 11 月 18 日 (土曜日) 

        ふるさとの新聞は、冬を迎える各地の準備状況を報道。


  私のふるさとの青森の地方新聞ヲインターネットで見てみると、大鰐のスキー場にリフトの取
り付けをしたとか津軽半島を北上する道路に防雪用の柵を設置したとか、家庭の暖房のための石
油供給施設の整備をしたなどといったことが盛んに報じられていました。先日、津軽富士の愛称
で親しまれている岩木山は平年よりもは随分遅れて「初冠雪」があったようですが、その後、寒
さは一挙に厳しくなってきているようです。

  今年最後の第三回定例会が今月24日から12月8日まで15日間にわたって開かれます。再
選された区長を迎えて開かれる初めての議会です。私は冒頭に代表質問をする予定ですが、今日
はそのための資料集めや幾つかの項目の調査をしました。


 11 月 17 日 (金曜日)  

        教育基本法改悪、参議院審議に向けて座り込みへ。


  午後、新社会党中央本部で執行委員会。沖縄知事選挙の応援に行った報告を受けた後、教育基
本法改正阻止の闘いについて協議しました。参議院での審議が始まりますが、党として国会周辺
で座り込みをする事を確認しました。来年の参議院選挙についても意見交換しました。


 11 月 16 日 (木曜日)  

        今期の議会改革論議終了、課題は次期に継続して検討。


  今日、今期最後の「第2次・議会改革小委員会」が開かれました。新宿区議会は、この一年、
第2次目になる議会を進めてきました。この間、本会議での一問一答による質問の導入やインタ
ーネット中継、区議会議員に関する倫理条例の制定などを実施しています。この倫理条例の制定
と発効が一つの遠因になって、区民から批判が高かった一人の区議が辞任しています。
  まだまだ、課題は山積みですが、私たちはもうすぐ改選になるので、来年四月の選挙後に当選
した議員によって更に検討を進める事にしました。この間の一連の改革については、新年早々発
行される「区議会だより」によって区民の皆さんに報告し、評価を求める事にしました。
 
  私は、この四年間、議会改革の検討会や小委員会に所属して改革実現に係ってきましたが、あ
る程度の問題については解決し、まだ、そこまで到達してない問題についても解決すべき課題と
して認識するというレールは敷かれたと思います。これは大きな前進だと思いますが、私は「議
会改革」の最大の課題は、選挙で選ばれた議員が、その議員に課せられている本来的な使命を議
会の中で果たしていくことだと思っています。どこそこの知事が逮捕されたとかいうような報道
が毎日繰り返されていますが、このような地方自治体の不祥事に関与しない議員が立派な議員の
ではなく、そんなことは全く当たり前のことで、問題は、議会で自分の考えを述べて議論し、首
長のやろうとしている事を厳格にチェックできているのかということです。

  新宿区議会でもそうですが、区長が出した議案は、いつも何でも全て賛成をするという議員が
随分います。野党の議員が提出したものには反対し、同じような内容のものでも区長が提出する
と賛成するということであったならば、本当に議員としての任務を完全に果たしているというこ
とになるのかどうか、大いに考えてみる必要があります。

  このあたりをきちんとする事こそが、本当の意味での「議会改革」になるのではないかと思い、
私は、議会の中に「政策研究委員会」を創設し、そこで徹底的に政策論議をすべきだという提案
をしました。このような場で議員同士が議論を活発にし、区長の政策や議案を議会として精査す
る必要があるという思っているからです。この提案については、設置の方向性を確認し、具体化
については次期の議員にゆだねられました。今後の課題になりましたが、是非、実現させたいも
のだと思っています。


 11 月 14 日 (火曜日)  

           中山区長が、区議会に当選の挨拶に来ました。


  区長選挙が終わったので、いつも行っている駅頭での宣伝活動が出来るようになりました。昨
日の朝は四ッ谷駅、夕方は丸正前、今朝は曙橋駅でそれぞれ一時間ほど駅頭宣伝をしました。今
月はこれから雨が降らなければ、朝夕含めて12〜13回ぐらいが出来ればいいと思っています。
 
  午前中は、区議会議員倫理条例について各党の代表者と共に改正の検討しました。五回目です。
全国的に見ても先進的だと言われている新宿区議会のこの条例も、検討を始めるとさまざま不充
分な部分が出てきます。しかし、今回の検討で、随分、精査されてきたような気がしています。

  午後、区長選挙で当選した中山弘子さんが、区議会に挨拶にきました。心から祝意を申し上げ
、新宿区を最も先進的な自治体にするために頑張って欲しいと激励しました。区長は今回も投票
率が低率であったことを気にしていました。単独の選挙なので、どうしても盛り上がりに欠けま
すが、それにしても四人のうち三人が棄権ですから低すぎます。地方の時代と言われるようにな
りましたが、低投票率は自治の重要性がほとんど住民に浸透していない証左だと思います。時間
をかけて「自治」を磨いていくしかありません。


 11 月 12 日 (日曜日)  

           新宿区長選挙、現職の中山弘子さんが圧勝。


  区長選挙で予想通り現職の中山弘子さんが当選しました。投票総数の約70パーセントを獲得
するという圧勝でした。ただ、投票率は低調でたったの26.58パーセントでした。それでも
前回の25.15パーセントよりは僅かながら向上しました。
  今月の24日から当選後初の「第四回定例議会」が始まります。12月8日まで15日間の予
定です。私は冒頭の代表質問で、第2期目の中山区政が目指す課題などについて、質したいと思
っています。

  午後から、練馬区役所で行われた「資源循環型社会に向けて」というパネルデスカッションに
出席しました。再来年から23区が一斉に行う予定の「廃プラスチック」の焼却問題について報
告や議論がありました。廃棄物行政の抱える問題は複雑ですが、区長会が決めた廃プラの焼却方
針にはこれからも強く反対していかなければならないという思いを強くしました。大変、参考に
なりました。

  練馬役所に初めて行きましたが、今日の会場の20階の会議室からは、都内が360度一望で
きました。あいにく曇り空でしたが群馬県の山々や富士山も見えました。まさに眺望抜群でした。
実に立派な区役所ですが、一方、あのような役所が本当に必要なのかなあ〜、とも思いました。


 11 月 11 日 (土曜日)  

       国労中央支部の 「第20回定期大会」 に出席しました。


  久し振りの雨です。朝9時半から国労中央支部の第20回定期大会が代々木で開かれたので出
席し、連帯の挨拶をしました。国鉄が民営化された20年前にそれまで4つに分かれていた設計
などの事務系の組合が統合されて新しく結成された組合です。この間、一貫して「国労差別」に
反対して闘い抜いてきた素晴らしい歴史を持っている組合です。新社会党新宿総支部に所属する
同志もたくさんいます。1047名にものぼる不当差別の裁判闘争も正念場を迎えていますが、
一層の活躍を大いに期待しています。

  今日は区長選挙の最終日です。あいにくの雨でしたが、明日の投票率が気になります。事前に
投票が出来る「期日前投票」も今回は増えているという事ではないようです。前回の投票率は約
25パーセントと驚くほど低調でしたが、今回はそれを下回る心配もあります。


 11 月 9 日 (木曜日)  

        訃報、道半ばで素晴らしい 「同志」 が亡くなりました。

  友人の沖田和夫さん突然なくなりました。蜘蛛膜下出血でした。先週の土曜日の夕方に「頭痛
がする」ということで、外出していた奥さんに本人が電話をし、帰宅してから救急車を呼んでも
らい、近くの病院に入院していました。救急車が到着するまでは病院にもって行く物の心配まで
していたようですが、病院に着いた頃には意識がなくなったということです。意識はついに戻る
ことはありませんでした。まだ64歳という若さでした。
  沖田さんは、NTTの職員として働く傍ら、長い間一貫して労働者の権利拡大のために献身的
に活動しました。新社会党が結成された際にも先頭に立って重要な役割を果たし、この10年間
は大変厳しい状況の中で新社会党東京都本部の副委員長や書記長の重責を担いました。これから
だという時の突然の訃報ですが、真に残念な事です。
  今夜、自宅に近い板橋区の戸田斎場で通夜が催されましたが、素晴らしい同志の死を悼む仲間
たちでいっぱいでした。心からご冥福を祈っています。


 11 月 8 日 (水曜日)  

        漱石の 「四ツ谷時代」 は、あわせて約2年2ヶ月。

  夜、私の後援会の会報に載せるために、夏目漱石が生まれた直後の数年間、四谷で過ごした養
子時代のことを改めて調べてみました。漱石は末っ子だったために、生まれてすぐに「四ツ谷の
道具屋」に里子に出されました。この時は、店のガラクタの中に寝かされていたのをたまたま通
りがかった漱石の姉が見つけ、あまりにも不憫だったので、抱きかかえて実家につれて帰ったと
言われていわれています。
  その後、漱石が2歳の時に、当時の内藤新宿北町(現在の新宿2丁目)の名主の家に養子にだ
され、合わせて約2年2ヶ月の「四ツ谷での幼少時代」を送っています。この頃のことは、自伝
的な小説と言われる『道草』に取り上げられており、太宗寺の門内にある六地蔵のよじ登って遊
んだ事などが述べられています。
  漱石の母親は千枝と言いますが、四谷大番町の生まれです。現在、私が住んでいる大京町の以
前の町名ですが、そのうちに何処か場所を特定するために調べてみたいと思っています。

  深夜、NHKの「街あるき」という番組でチェコのプラハを紹介していたので見ました。前に
一度だけプラハに行った事がありますが、「百塔の都」と言われるだけあって、実に雰囲気のい
い古都です。「プラハの春」の主要な舞台なったひろばや名所のカレル橋など長い歴史を刻む街
のあちこちを観光客の目線で興味深く紹介していましたが、機会があったら、もう一度、是非、
訪れてみたいものです。このような番組を見ていると、あっちにもこっちにも行ってみたい所が
次々と出てきます。

  新宿区長選挙は、今日が4日目です。選挙期間の半ばを過ぎました。相変らず盛り上がりに欠
けます。これでは前回の25パーセントの投票率を下回るのではないかとさえ危惧されます。



 11 月 6 日 (月曜日)  

     新宿区長選挙の真っ最中、しかし、区民の関心は全く低調。

  新宿区では、今、区長選挙の真っ最中です。全く単独の選挙のために、区民の関心は高いとは
言えず、盛り上がりにかける面があります。四年前の前回の選挙の投票率は約25パーセントで
した。有権者4人のうち3人は棄権という結果でした。今度の選挙では、前回の最低記録を更新
するのではないかと懸念するマスコミの報道もあります。私はいろいろな機会に「区長選挙に行
って下さい」と訴えていますが、12日の投票では誰が当選するかという事と共に、どの程度の
投票率になるか大いに注目しています。

  区長選挙の期間中は、合法的な区長選挙関係以外の政治活動は禁じられています。従って、私
がいつも行っているような駅頭などでの演説も今週は全て中止です。。

  夜、新社会党東京都本部の執行委員会が行われました。教育基本法改定に関係して、これに反
対する行動の一環として国会周辺でのでの座り込みなどについて協議しました。


 11 月 4 日 (土曜日) 

         いま、ふるさとの津軽平野は、りんご収穫の真っ最中。

  今日は午前中、何件か頼まれていたことであっちこっちで用を済ませた後、午後から夕方まで
私の事務所で来年4月の区議会議員選挙の準備をしました。

  ふるさとの津軽平野では名産のりんごの収穫の時期になりましたが、今日、五所川原市でご健
在の中学校の恩師から真っ赤なりんごが一箱送られてきました。食べるのがもったいないくらい
の「容姿端麗」なフジという立派なりんごです。早速、お礼の電話をしましたが、小学校の先生
をしていた奥さんも恩師の先生も元気だということでした。有り難い限りです。

             
   「津軽の貴婦人」といわれる名産のりんご。 大変高価で、つい最近、りんご畑から6000個も盗まれるという事件が発生したそうだ。


 11 月 3 日 (金曜日) 

          「がんばれ憲法!」、今日、公布されて60周年、

  1946年11月3日。憲法が公布された日です。憲法は、60歳になりました。ますます、
その輝きを増している素晴らしい憲法です。最近は、日本の安全のために「核武装論議」が必要
だなどという気違い染みた発言が麻生外務大臣や中川という自民党の政調会長から繰り返し出さ
れていますが、全く馬鹿らしい事です。この事一つ取ってみても、この憲法にはもっともっと頑
張ってもらわらければなりません。それにしても「自衛の核は、今の憲法でも認められる」など
という発想は、通常の頭脳の持ち主ではとても考えることが出来ないピント外れの論理です。


 11 月 2 日 (木曜日) 

    相変らず人間差別の 「秋の叙勲受賞者」 が発表されました。

  今日、「秋の叙勲受賞者」が発表になりました。全体で4028人だそうです。私の知り合い
も何人か、授賞の栄に浴していますから、心から祝意を申し上げますが、この勲章制度にはどう
も馴染めません。数年前からは、「勲○等」などという明らかに人間を差別するような等級はな
くなりましたが、変わって登場したのが「桐花」「旭日」「瑞宝」、あるいは「大綬章」「重光
章」「中綬章」「小授賞」「双光章」「単光章」などといわれるものです。
  私には何の事かよく分かりませんが、勲章の授賞を待望している人にとっては、授賞の枠に入
るかどうかと何の勲章を受章するかは残された人生の「最大の関心事」のようです。
  この制度を維持するという前提で言うならば、社会に貢献した人には、余り何んだかんだと区
別しないで、本当に感謝の気持ち伝わるような制度にすべきです。しかし、「偉い人たち」にと
っては、「庶民大衆」と一緒にされたのでは「有難み」が違うようで、差別制度を廃止したと称
して、また、新たな差別を作り上げているのです。これが現在の「勲章・褒章制度」です。
  私にもかつて「藍綬褒章」の話が持ち込まれて、びっくりしたことがあります。もちろん、強
く辞退しました。ついでに私は、これから生じるかもしれない勲章授賞についても全て辞退する
と伝えましたので、この問題に関しては、随分すっきりしています。

  今日から沖縄県の知事選挙が始まりました。今後の政治の動向に大きな影響を与える選挙です。
革新統一候補として参議院議員で沖縄社会大衆党の糸数慶子さんが立候補しています。糸数さん
は、いつも私たちの党の大会にも出席し、激励の挨拶をしてくれている「同志」です。
  知事選挙の最大の争点は米軍基地・普天間飛行場の移転問題ですが、この問題は、たどってい
くと日本の平和や憲法、教育基本法問題とも深く関わっています。私の知人は、休みを取って応
援に行きます。私は現地には行けませんが、カンパの要請に応えたり、知人の紹介はしました。
なんとしても勝利してもらいたいものだと考えています。


 11 月 1 日 (水曜日) 

       新宿区長に『2007年度の予算と施策の要望書』を提出。

  今日、社会新宿区議会議員団として中山新宿区長に「2007年度の予算と施策についての要望
書」を提出しました。正確に数えていませんが、例年と同じように7章に分類していますが、全体
の項目は、大体、180ぐらいになっている筈です。出来るだけ多くの要望が来年度の予算案の中
に取り入れられ、実現されるように期待しているところです。

  朝の10時から、久し振りに「総務区民委員会」が開かれました。中国の「法輪功」に関する陳
情の審議のあと、プライバシー保護の観点から住民基本台帳の閲覧を制限する規則の改定や区民健
康村の部分改修、区民意識調査の結果報告、入札と契約の報告などがありました。

  住民基本台帳の閲覧の制限は、国の法律の改定によるものですが、新宿区はもともと閲覧には強
い制限を加えており、プライバシー保護のために先進的な取り組みをしている自治体として全国に
その名が通っていました。国の法律を改定する検討に当たってもいわゆる「新宿区方式」が参考に
され、改定の方向に大きな影響を与えました。

  今回の制度改正によって、新宿区でもこれまでは民間業者を中心にして月に2500件もあった
閲覧件数は、現在では3件から4件程度に激減しています。その数件も公共団体関係がほとんどを
占めており、民間の名簿業者等による閲覧は皆無の状態になっています。プライバシー保護の観点
からは、大変望ましい傾向だと思います。


       
       左の二枚は、これまで張ってあったポスター(左)と張替えをしたポスター(右)
          参議院選挙に立候補する予定の栗原委員長のポスターも一緒に貼付しました。


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                          ( 11月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)