私の「活動日記」です!
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      (2005年6月分)


6月30日 (木曜日) 

       護憲の講演会を開催、「いま、平和について考える」

  今日、私が共同代表をつとめている「平和憲法を生かす新宿の会」の運営委員会を開きました。
憲法九条を標的に改憲の動きが高まる中で、地域から護憲の広がりを作っていくことことが求めら
れていますが、私たちも、平和憲法を守り、生かす活動のひとつとして、7月26日(火)午後6
時半から四谷区民センター11階会議室で、
「いま、平和について考える」という講演会を開くこ
とにしました。
  まだ、当日のすべての内容が決まっているわけではありませんが、四谷にお住まいの阿部昭雄さ
んに「私の戦争体験」というテーマで、60年前の東京での戦争体験を語ってもらうことにしまし
た。この日は他に、憲法関連の学習会のようなものも予定していますが、詳細は検討中です。


6月29日 (水曜日) 

      新宿御苑のみどりが周辺に「冷気」をもたらす。
       ビル緑化や街路樹でみどりを拡大し、都心を冷やそう!

  環境省は、昨日、新宿御苑周辺のビルの屋上や道路などのみどりを増やし、都心部の気温の上昇
を抑える実験に取り組むと発表しました。
  新宿御苑などのみどりが周辺に「冷気」をもたらしていることは前々から指摘されていました。
例えば、御苑に隣接する内藤町の人たちは、よくこのような話をしていました。実感として体験し
ていたことだと思います。
  環境省の報告によると、新宿御苑は、周辺の市街地に比べて昼で約2度、朝夕で約1度気温が低
いということです。特に、風のない夜間は、冷気が南北約80メートルから90メートルにまで広
がっており、周辺のビルや街路樹を緑化することによって緑地の連続性を持たせれば冷気をもっと
広げることが出来るとしています。私も、そんな感じがします。
  環境省は、7月にも新宿区や周辺住民を交えて検討会を開く方針です。このような取り組みが進
んでいくことを期待し、私も区政としてどのような事をすべきか考えてみたいと思っています。



6月28日 (火曜日) 

      
    佐高さんのコラム=「少数派になることを恐れるな」。 

  今日は朝から、私が所属している新社会党の機関紙である『週刊・新社会』の配達をしました。
この週刊の新聞には、辛口の評論家の一人である佐高 信さんが「毒言毒語」というコラムを連載
しています。今日のテーマは「少数派になること恐れるな」でした。

  それによると、佐高さんたちが産経新聞に「護憲広告」を出したところ、カネをカンパした人た
ちから「朝日新聞」や「毎日新聞」でなく、何で「産経新聞」なのかと大変批判されたということ
です。しかし、産経のほうが効果的という佐高さんらしい判断があったらしく、「勝負するならア
ウェイで」ということでした。
 ここで「朝日」と「産経」を比較する論調になるのですが、「朝日」は新聞の公平性に配慮して
いるのか、例えば靖国参拝問題でも賛成者と反対者を両論併記的に掲載する傾向があるという。こ
のような「朝日」の体質について、佐高さんの同窓の「産経」の住田社長は、「朝日は、少数派に
なる事を恐れているからこのような紙面づくりをしている」ということなのだそうです。

 「何時の場合でも、八方美人的なふるまいでファンをなくす場合がある。少数派になることを恐
れてはならない」と佐高さんは主張しています。当然の指摘だと思います。
 この頃は、政治の世界でも、少数派になることを恐れてか、猫も杓子も、あっちもこっちも全て
多数派という状態です。これでは信頼される政治が生まれるわけがありません。

  私は、政治活動を始めてから今日まで、いつも少数派です。好きで少数派になっているわけでは
なく、常に、多数派になりたいという決意で活動してきましたが、私たちの努力が足りないせいか
なかなか大きな勢力にはなりません。しかし、多数派になるために理念や政策を変えて「野合」を
重ねるのが正当なことでないことは私が言うまでもないことです。



6月26日 (日)〜27日(月) 


 
     先日、新社会党第10回定期全国大会が開かれたました。その際選出された
  新しい役員による第一回中央執行委員会が26日と27日の両日、湯河原のホ
  テルで開かれます。全国から参集し、泊り込みで行われますが、私もその会議
  に出席するためにこれから出発します。


6月25日 (土曜日) 

     区と地方の借金1000兆円、誰も責任を取らない無責任政治。

  今日の新聞報道によると、国と地方の借金総額は1000兆円を突破したということです。つい
数ヶ月前までは、750兆円程度といわれて、私も演説でよくこの数字を使ってきましたが、あっ
と言う間に250兆円も激増しました。余りにケタが大き過ぎて、1000兆円でも750兆円で
もピンときませんが、国の年間の収入が約42兆円ですから、国家予算の24年分の借金という事
になります。驚くべき借金です。

  これが歴代の政府の「実績」です。公共事業や天下り団体の垂れ流しの結果なのです。この国に
まともな「財政政策」がなかったことは、この「実績」が明確に示しています。
  しかも、このような状態は、国民が選挙を通して自民党や公明党を選ぶことによって「支持」し
てきたのですから、国民にも大きな責任があります。

  さて、この借金は、まともなことをしていたのでは返済が不可能です。「インフレ政策」か「大
増税政策」しかありません。早速、政府税制調査会は、真面目に働く中堅の勤労者を標的にして増
税策を画策しています。しかし、よく考えなければならないことは、日本の税制改革は、この20
年間、一環して高額所得者には大減税をしてきたのです。

   大衆課税強化の前に、高額所得者に対する最高税率を引き上げて元に戻せ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 
 以前、最高税率は75パーセントでした。今はどうかというと、半分以下の37パーセントです。
小泉首相や竹中大臣の年収は約4000万円と言われていますが、最高税率の大幅な引き上げによ
って、この人たちは、以前に比べれば、毎年1000万円もの減税に浴しているのです。よく「負
担の公平性」と言いますが、そんな事を言うのならば、中堅所得者のふところから取るのではなく、
小泉首相や竹中大臣のような高額所得者(他にもいっぱいいます)から税金をとることを考えるべ
きです。


 
 もちろん、1000億円もの借金は自然に発生したものではありません。財政運営が間違ってい
たからこうなったのです。しかし、今まで、政治家や官僚の誰がこの責任を取ったでしょうか。た
だの一人もおりません。この国の無能政治家や高級官僚は、国民一人当たり約800万円もの借金
をつくりながら、誰も責任をとろうとしないし、それを何とも思わない「無責任社会」なのです。

  小泉首相が「構造改革だ!」と訳の分からないことを唱えていた時のように、国も地方も財政難
だから、「お互いに痛みを分かち合いましょう」などと言って、消費税の税率を10パーセントと
か15パーセントにするのを、この国の国民は許すのですかねぇ〜。

  今日は、午前中、マンション管理組合の定期総会に出席、午後から夜遅くまで、明日から泊り込
みで開かれる党中央執行委員会の資料を作成。


6月23日 (木曜日) 
 
            
今日、沖縄慰霊の日、戦争終結60周年。

  今日は太平洋戦争の「沖縄戦終結60周年」です。1945年6月23日、この日をもって沖縄
では、日本軍の組織的抵抗が終わったとされています。日本で唯一、陸上での闘い繰り広げられ、
20万人以上の痛ましい犠牲者が出ました。「姫ゆり部隊」の悲劇などは今も人から人に語り継が
れています。よく「軍隊は国民を助けない」と言われますが、日本軍人から発砲されて犠牲になっ
た人や、沖縄各地で狂気の日本軍人に追い詰められ、断崖から身を投じた人も沢山います。沖縄で
は、全然珍しくない話です。


  テレビの報道によると、今日、沖縄最後の激戦地だった糸満市の摩文仁の丘で「戦没者追悼式」
が行われたということです。私も一昨年のこの日、沖縄を訪問しました。幾つかの戦跡を訪ね、糸
満市郊外にある東京都の慰霊碑に献花し、摩文仁の丘で実施された追悼式にも参加しました。昨日
のことのようによく覚えています。


  戦争が終わって60年がたったというのに、日本全土の5パーセントにも満たない沖縄に、米軍
基地の75パーセントが集中しているというこの実態。そして、最も悲惨な戦場だった沖縄で、い
まも米軍の基地関連の事件や事故が毎年毎年、頻発しているというこの現実。大学の構内に米軍の
ヘリコプターが墜落しても日本の警察がその捜査もできないという信じ難い「オキナワの実相」を、
60周年を契機に自分たちの問題としてみんなで考える必要があるのではないでしょうか。


6月22日 (水曜日) 

         教科書採択問題で、「自虐的だ!」と批判されました。

  今日、私が発行して配付している「こんにちは社会党です」という手作りの新聞を見たという方
からFAXをいただきました。今年は、全国各地で来年から中学校で使う教科書をどこの出版社の
ものにするかを決める採択作業をしていますが、私は、この間、あらゆる機会を通して「新しい歴
史教科書をつくる会」編集の中学校の「歴史教科書」「公民教科書」を批判しています。
 FAXの送り主は、私が批判している教科書こそ「バランスの取れた内容であり、今までの他社
の教科書は、日本を悪く書いているので、子どもには見せられない」という主張です。そして、私
の主張は、「自虐的だと思う」ということで、「もっと、日本の先人に感謝と敬意を払うべきだ」
と書かれていました。住所も名前も年齢もきちんと書いたFAXでした。

  このような見方をする人がいるのは知っていますが、改めて人の見方・考え方はいろいろだと思
いました。ただ、言うまでもないことですが、どんな考えにたつにしろ、過去の歴史を正しく学び、
批判をするところは徹底的に批判し、また、評価するところは正当に評価するということでなけれ
ばなりません。こういう立場にたつと、「つくる会・教科書」は、いろいろと問題点がありますが、
特に日本の近・現代史を正しく見ないで、全く意図的に脚色している言わざるを得ません。
 (「つくる会・教科書」の問題点は、このホームページの「私の主張」に書きましたのでご覧ください。)

6月21日 (火曜日) 

  
   今年も10月にバザーを実施、品物の提供をいただいています。

  私たちは、数年前から毎年秋に「リサイクル・バザー」を行ってきました。売上金の一部は、新宿
区社会福祉協議会に寄付していますが、今年も10月末に第四回目のバザーを行います。先日、私が
発行しているチラシで品物の提供を呼びかけたところ、何人もの方からご協力の連絡をいただきまし
た。今日も、わざわざ私の自宅まで持ってきてくれた方がいました。ありがたい限りです。多くの皆
さんのご支援をいただいて是非、成功させたいと思っています。


  昨日で定例議会は終わりましたが、今日は、午前中、地方分権・行政改革推進特別委員会が開かれ、
飯田橋に建設された「東京区政会館」の視察をしました。この建物は、23区が共同で行う人事委員
会や清掃事業のセンターになっている場所ですが、区長会や議長会、23区の部課長会なども頻繁に
行われます。実に立派な建物ですが、120億円といわれている建設費には全て「自治宝くじ」の収
益金が充当されましたから、各区の負担はありませんでした。庶民がユメを追って買う宝くじの金が
積もり積もってこんな建物に化けるのですから、
「宝くじを買っても当たるわけがない」ということ
かも知れません。


6月20日 (月曜日) 

  
   区議会6月定例会終了、学校・幼稚園の安全対策予算などを議決。 

  新宿区議会第二回定例会は、今日が最終日です。二時から本会議が開かれ、小中学校や区立幼稚園
の安全対策を進めるための補正予算や「新宿区議会議員倫理条例」など、全ての議案を議了して12
日間の会期を終えました。
  また、今日の本会議では、議員提出議案として次の決議・意見書を議決しました。
     @「新宿区平和都市宣言20周年に当たっての決議」
     A「地方議会制度の充実強化に関する意見書」
     B「住民基本台帳の閲覧制度の早期見直しを求める意見書」
     C「東京厚生年金病院を公益性の高い病院として存続することを求める意見書」
     D「都区財政調整主要5課題の早期解決に向けて、地方自治法の規定に基づく誠意ある
         対応を求める意見書」
  新宿区は、今から20年前に、当時の私たち社会党新宿区議会議員団が強く提起して「平和都市宣
言」を公布しました。上記の@の今回の「決議」も私たちが各党に働きかけて実現したものですが、
20周年を記念して改めて新宿区議会としての決意を表明したものです。全文は次の通りです。



         新宿区平和都市宣言20周年に当たっての決議

  世界の恒久平和は、人類普遍の原理である。
  新宿区議会は、戦後60周年を迎えるに当たり、悲惨な戦争の犠牲になられた全て
 の人々に対して、心から哀悼の意を捧げるものである。
  私たちは、核被爆体験を持つ国民として、自らも戦火を受けた都市の住民として、
 全ての人々に戦争の惨禍を訴え、諸国民との相互理解のもとに限りない友情を深め、
 信頼関係を醸成していかなければならない
  本議会は、20周年を迎えた「『新宿区平和都市宣言』に関する決議」と「新宿区
 平和都市宣言」の趣旨を踏まえ、新宿区民の平和への願いを受け止め、憲法の精神に
 そって核兵器廃絶を希求すると共に、非核三原則を堅持し、平和の実現をめざす取り
 組みを一層強める決意をここに明らかにするものである。
    以上、決議する。 

     平成17年6月20日
                       新  宿  区  議  会



6月19日 (日曜日) 

       
       久し振りに津軽の小学校の 「ミニ・クラス会」。 

  今日、午後一時から津軽の小中学校で一緒だった人たちが集まって、新宿で「ミニ・クラス会」を
開きました。夜の八時過ぎまで、延々とたわいない話に華が咲きました。
  私の津軽の「片田舎」の小中学校の同級生は38人。男21人、女17人です。当時、全く世間か
ら見放されたような辺鄙な田舎から他の土地に移った子どももいましたが、大部分は小学校一年生か
ら中学校三年生までずっと同じメンバーです。お互いに、生活の全てを知りつくしているような「仲
間」でした。これまでに男女2人ずつ他界しました。従って、現在は34人です。東京近辺には、7、
8人住んでいますが、今日はそんなメンバーが集まりました。


  午前十時から神宮の絵画間前で四谷消防団の小型ポンプ操法の演習競技会が開かれました。三分団
で日頃の訓練の成果を披露していましたが、どの分団も士気があり、機敏な操作でなかなかのもので
した。


6月18日 (土曜日) 

       
    新しい基本構想を考える区民組織が発足しました 

  新宿区では、再来年をメドに「基本構想」「基本計画」「都市マスタープラン」を作りますが、こ
れを区民の立場から検討する「新宿区民会議」が今日、発足しました。メンバーは、公募の区民36
5人です。午後一時半から、早稲田大学の井深大記念ホールで発会式があり、その後六つの分科会に
分かれて初日の協議が行われました。私は、全体会だけ傍聴しました。
  行政や議会だけでなく、住民が広く参加して自治体の方向を決めていくのは大事なことです。「新
宿区民会議」は、これから一年間にわたって活動しますが、この自治組織が真に自立し、その成果を
充分に果たすことを大いに期待しているところです。特に私は、この「新宿区民会議」に自治基本条
例関係の検討をするよう強く望んでいます。


  夕方から、四谷の東京都本部で世田谷の都議選や07年の各区の区議会議員選挙について対策を協
議しました。党として、各区に多くの候補者を擁立したいと思っていますが、人材も資金も体制も不
十分なのですんなりとは進みません。

6月17日 (金曜日) 

         
 今日は区議会の「予備日」。自宅で雑務全般に挑戦! 

  今日は区議会の「予備費」として日程に組み込まれていますが、特にこの日を当てなければならな
いことも発生しなかったので、予備日はフリーの日になりました。私は、風邪らしく数日前から体調
が優れないので、今日はほぼ一日、家で「新社会党総支部ニュース」を作ったり、手紙や書類の整理
をしたりして過ごしました。

  夕方、久し振りに津軽の同級生から電話がありました。一年前に倒れてずっと意識が戻っていない
同級生は、依然として回復の兆しが見えないということです。こっちの言うことは分かるようですが、
それに対して反応することはない状態ということです。早く意識が戻ることを、ただ、ひたすら祈る
ばかりです。


6月16日 (木曜日) 

         
 お薦めします。 高橋哲哉著 靖国神社(筑摩書房)。

  今月20日に最終日を迎える新宿区議会では、私が提起していた「小泉首相の靖国神社参拝に反対
する意見書」を政府に提出することにはなりません。残念なことですが、しかし、この問題は、日本
政府が近現代史をどう認識し、どのような責任を持つかということと深くかかわる問題であり、小泉
首相の個人的な好みを超えて明確に処理しなければならない内政、外交問題です。

  最近、筑摩書房から高橋哲哉の『靖国神社』が発行されました。私も早速買ってきました。一気に
読み終えましたが、この神社が日本の侵略戦争に果たしてきた精神的な役割の大きさに、改めて慄然
としました。軍国主義者たちが推進した侵略戦争のために一命を捧げることを最大の価値と妄信し、
靖国神社に葬られることを至上の名誉と考えた当時の状況が多角的に活写されています。

  最愛の子どもを戦争で失った親が、
「お国のために死んで、天子様に誉めていただいとると思うと、
何もかも忘れるほどうれしゅうて、元気が出ますあんばいどすわいな」、「お天子様に命をおあげし、
今度は望みがかなって名誉のお戦死させてもらいましてね」「靖国神社に入りなはった晩な、ありが
とうて、ありがとうてたまりませんなんだ」
等と口々に語る場面も紹介されています。

  靖国神社が果たしきた歴史的な役割、この神社に参拝することの本質的な意味あいがよくわかりま
す。小泉首相の歴史認識の稚拙さ、陳腐さも浮き彫りになります。


6月15日 (水曜日) 

      
 小泉首相の靖国神社参拝に反対する意見書」などを提起。

  新宿区議会では、定例会の最終日に政府など対する意見書を採択していますが、今議会でどのよう
な意見書を出すかという協議が議会運営委員会の理事会で始まりました。私が所属する社会新宿区議
会議員団からは、
「小泉首相の靖国神社参拝に反対する意見書」「住民基本台帳の閲覧を見直す意見
書」「障害者自立支援法に反対する意見書」
の三本を提起していました。その他、議長から三本、公
明党から一本、共産党から七本出され、また、福祉健康委員会からも陳情採択による意見書が一本追
加で提出されていました。

  今日、議会運営委員会の理事会で協議した結果、議長の二本、社会の二本、公明の一本、共産の一
本、委員会の一本については各党の合意でまとまったので、細部の文言修正をして最終日に全員一致
で議決することにしました。
  「靖国神社参拝反対の意見書」は、全体の合意には至りませんでした。


6月14日 (火曜日) 

           高齢者に対する区民税の増税議案には反対しました。

  今日も私が所属している「総務区民委員会」など四つの常任委員会が一斉に開かれました。
 私は、65歳以上で年収が125万円以下の人に対して適用されていた区民税の「非課税措置」を
税負担の公平を図るという名目で廃止する条例については反対しました。高額所得者の税率は、この
間、これでもかこれでもかとどんどん引き下げておきながら、逆に僅かの収入しかない年金所得者な
どに対して課税を強化するというのは、租税政策の原点である「応能主義」に反するものだと考える
からです。
  また、いわゆる「三位一体改革」の一環として国民健康保険の国庫負担金の流れが変わりましたが、
これに関連する議案についても反対しました。区民に対する保険料負担が強化される恐れが明らかだ
からです。その他の幾つかの議案については賛成しました。
  今日の委員会の決定は、定例会の最終日の20日の本会議で議決されます。


6月13日 (月曜日)

        
 (仮称)「新宿区民会議」 に370人以上の参加申し込み。

  新宿区では、新しい「基本構想」や「基本計画」を作りますが、区民の立場にたってこの策定に参
加する組織としての「新宿区民会議」が6月18日に発足することになっています。当初、この組織
の構成は大体100人程度を想定していましたが、今日の報告によると370人以上になるという事
です。6つの分科会を作る事になっていますが、一番人員が多い分科会は、80人にもなります。こ
れで果たして、精度の濃い議論が出来るか心配です。
  私は、今日の総務区民委員会で、余りにも大人数で基本構想づくり作業をするのは問題が散漫にな
るなどマイナス面も多いと指摘して、「もっとメンバーを絞るべきではないか」と主張しましたが、
区側は、大規模のままでスタートしたいという意向でした。区側がこのままの人員で行きたいと意欲
を持っているのに、それに水を差すことは私の本意ではないので、それ以上のことは言いませんでし
たが、とにかく、この組織が充分に与えられた任務を果たす事を祈るばかりです。


  夕方から、神宮の日本青年館ホールで行われた「四谷環境衛生協会」の定期総会に出席しました。
知り合いが何人も参加していました。今年度いっぱいの四谷、牛込、新宿の三つの組織は「新宿環境
衛生協会」に統合されるという事です。

  6時から新社会党新宿総支部の定例執行委員会に出席、今後の活動の進め方などについて議論しま
した。前々から製作依頼をしていた「平和憲法を生かす新宿の会」の立派な「のぼり旗」が5本ほど
出来上がってきたので、みんなに「お披露目」をしました。


6月11日 (土曜日) 

        
 四谷中学校の「開校5周年記念式典」が開かれました。

  四谷中学校が「開校5周年」の記念式典を開きました。91年4月に開校ですから今年で5年目と
いうことになります。四谷第一中学校と四谷第二中学校が統合し、四谷地区では只一つの中学校にな
りましたが、着実な発展を遂げていると思います。
 今日は、開校5周年の式典が終わった後、パラリンピックで活躍した成田真由美さんの講演会行わ
れましたが、私は、風邪のために調子が悪く、咳も出るので退席しました。夕方から主婦会館で開か
れた実行委員会主催の「記念祝賀会」も最初の部分だけ出席し、途中で失礼しました。三、四日前か
らこのような状態なので、今日の朝、東京女子医大に行って検査をしてもらいましたが、血液検査な
どの結果、特に異常な数値も出ていないので、「風邪でしょう」ということでした。

  明日、新社会党世田谷総支部が計画している都議会選挙関連の行動に参加し、幾つかの駅頭で演説
をする予定でしたが、久しぶりに38度以上もの高熱に見舞われているので、残念ながら欠席の連絡
をしました。


6月9日 (木曜日) 

    「区職員への不正な働きかけに対処する制度を作る」と区長答弁

  午後一時から、区議会本会議場で沖縄からお出でいただいた対馬丸記念会の上原清さんの「対馬丸
撃沈の悲劇」と早稲田大学交響楽団による演奏会がありました。新宿区議会が「新宿区平和都市宣言
20周年」と「終戦60周年」を記念して行った「平和のつどい」です。区民が約150人参加し、
議場も傍聴席もいっぱいになりました。実に有意義な「つどい」でした。

  その後、2時半からは「代表質問」が行われました。今日は、小倉利彦(自民)、漆原順一(無所
属)、久保合介(民主)、山田敏行(社会)、笠井艶子(共産)の5人の質問が2回の休憩を挟んで
質問し、午後7時過ぎに終了しました。
  私は、本欄(6月5日)に書いたような質問をしましたが、「コンプライアンスの制度設計」に関
する質問に対して区長は、「議員などの不正な働きかけについては、記録して情報公開の対象にする
ように検討し、内部告発の制度化についても進める」とい趣旨の答弁をしました。私が実現を訴えた
内容に添う前向きの答弁だったので、質問した私の方が少々びっくりしました。


6月8日 (水曜日) 

     明日、新宿区議会本会議場で「平和のつどい」、
           今日は全議員で「区議会議員倫理条例」の勉強会開催。


  新宿区議会第二回定例会は、明日から開催されますが、それに先立って今日10時から「全員協議
会」が開かれました。前もって、区長部局の方から区議会議員に議案を説明する会議です。
  定例会は、6月20日まで12日間にわたって開かれます。私は、明日の本会議で「代表質問」を
します。また、明日の本会議に先立って、議場を使って「平和のつどい」を行います。沖縄の学童疎
開の子どもたちを乗せて沈没した「対馬丸」の生存者の話と早稲田大学交響楽団の演奏会があります。
議会で参加者を募集していましたが、定員の150人を超える参加者が予定されています。私も楽し
みにしています。

  今日は、全員協議会の後、この定例会に全議員で提案する「新宿区議会議員倫理条例」についての
学習会が議会で開かれました。講師は、この条例案をつくる審議会の会長にだった早稲田大学の吉野
孝教授です。短い時間でしたが、実に分かりやすい話でした。私は、この条例作りに最初から参画し
ましたが、他の自治体に先駆けて、このような仕組みを作って本当に良かったと思っています。


6月 7日 (火曜日) 

       過去の歴史を歪曲、 問題多い 「つくる会・教科書」。

  来年度から、中学校でどんな教科書を使うかの採択作業が新宿でも既に始まっていますが、各出
版社発行の「見本教科書」が新宿区教育委員会で今日から一般公開されました。
  私は早速今日の午後、展示会場のコズミックまで行って見てみました。特に「新しい歴史をつく
る会」編集の歴史教科書、公民教科書を注意深く見ましたが、各方面から指摘されているように、
実に偏った記述があると思いました。

  問題を挙げればキリがありませんが、例えば、
  @日清・日露戦争以降の日本の戦争を美化し、先の太平洋戦争を「大東亜戦争」として、侵略
    戦争であったことを全然認めていない。韓国併合を正当化し、「アジアの人々を奮い立たせ
    た日本の行動」とか「日本を解放軍として迎えたインドネシアの人々」という囲み記事など
   も載せている。
  A天皇制を賛美し、「皇室や天皇は、わが国の歴史の始まりと共に存在した」とし、実在しな
    い神武天皇を初代天皇と位置づけ、日本を「神の国」として描いている。
  B大日本帝国憲法を礼賛し、現行憲法の改悪と自衛隊の役割を強調し、個人よりも国家を優先
    する記述で貫かれている。
  Cジェンダーフリーを敵視し、男女共同参画社会を否定的に描き、ことさら家族への帰属意識
    を強調している―――などです。

  「つくる会」の教科書は、正しい歴史観に基づき、世界の人々、特に、アジアの人々との友好を
進め、信頼を拡大する青年を育成するには何の役にも立たないばかりかむしろ有害である、と感じ
ました。こんな教科書は採択されないと確信していますが、私は9日の区議会の代表質問では、教
科書採択、特に「つくる会教科書」に関して私の考えを述べたいと思っています。


6月 5日 (日曜日) 

   「代表質問」の原稿、ほぼ完成。午後は「まつり」で神輿担ぎ。

  午前中、自宅で9日に行う予定の「代表質問」の原稿書きをしました。今度の議会では、@自治
体の職員に対する議員などの不正な働きかけを記録して公開する制度をつくること(コンプライア
ンスの制度設計)、A文化芸術の振興のための政策を体系化すること、B財政改革を中心にした「
都区制度改革」に対する特別区側の取り組みを強化すること、C「新しい歴史をつくる会」が作っ
た教科書の問題点と教育委員会の中学校教科書採択作業について、
の四項目について質問しますが、
原稿はほぼ出来上がりました。明日、区長部局に対して質問の趣旨を伝え、答弁作成の作業に入っ
てもらいますが、まだ、9日の質問までには時間がありますので、直前まで原稿の推敲をするつも
りです。

  午後は「大京神社のまつり」に参加。晴天に恵まれ、すがすがしい中で町内を練り歩きました。
久し振りに神輿(みこし)担ぎもしたので、少々くたびれました。


6月 4日 (土曜日) 

      四谷は「まつり」一色、私も「大京神社のまつり」に参加。

  六月第一週は、四谷地区では恒例の「須賀神社」の祭りが盛大に行われます。江戸時代、浅草の
「三社まつり」、神田の「神田まつり」などと共に、「江戸の五大まつり」の一つといわれたもの
で、豪華絢爛たる神社の神輿は、当時の名残を今にとどめています。

  きのうからその須賀神社の祭りが行われていますが、私が住んでいる大京町では、地元の氏神様
である「大京神社のまつり」として、今日と明日の二日間、挙行されます。今日は、昼前から神社
に集まり、準備をし、午後二時から町内の巡行に出発しました。
  子どももかつてと比べると随分少なくなりましたが、それでも母親などと共に結構な参加者があ
り、にぎやかに神輿を担いで楽しいひとときを過ごしました。私は、休み休みに二時間ほど太鼓を
叩いていましたが、慣れないことをしたせいか、後で見てみたら手の皮が擦り剥けていました。随
分とちゃちな手になったもので、自分ながら呆れています。

  一日目終了後は、「なおらい」と称して、みんなで神社に集まりご苦労さん会を行いました。


6月 2日 (木曜日) 

        代表質問原稿・反核平和リレー・野球祝勝会。

  区議会の第二回定例会は今月9日から始まりますが、私は、冒頭、「代表質問」をする事になっ
ています。今日は、朝から原稿書きをしましたが、議会の控え室で電話の対応をしたり、議会図書
室で資料の調査等に時間をとられ、本題の方はほとんど進みませんでした。

  2時半過ぎには、都内各地を回っている「反核平和の日リレー」のメンバーが新宿区役所前に到
着したので出迎えました。その後、簡単なセレモニーがあり、私も激励の挨拶をしました。
  この反核リレーは、そもそもはヒロシマの青年たちが平和を願ってはじめたことです。新宿区で
も今年で17回目の実施になります。

  夜六時から、新宿区議会野球部の都心4区議会対抗戦の「優勝祝勝会」が区役所近くのレストラ
ンで開かれました。以前、私が野球をやっていた頃は余り勝ったという記憶はありません。ある試
合では、15対5ぐらいで勝っていたので、応援に来ていた当時の区長は、当然勝ったものと思っ
て帰ってしまいましたが、結果は、25対22というラグビーの試合のような得点で負けたという
「伝説の試合」もあります。新宿区議会の野球部が優勝したのは初めての事だと思いますが、随分
強くなったものです。


6月 1日 (水曜日) 

       「平和憲法を生かす新宿の会」 の活動を強化。

  国会ではますます改憲への動きが強まる中で、地域から「憲法を守ろう!」という声を強めてい
かなければなりません。私たちは、「平和憲法を生かす新宿の会」という護憲組織を作っています
が、今日、運営委員会を開いて今後の活動について検討しました。駅頭や街頭での宣伝活動を強め、
学習会、講演会、署名活動等を進めて、会員も一層拡大し、地域から改憲に反対していく状況を構
築していかなければならないという認識で取り組みをしていくことになりました。

  今日から六月。新宿区議会の第二回定例会も9日から開かれます。私はこの議会で「代表質問」
をする予定です。これからその調査や原稿書きもしなければならないので、何となく時間に追われ
た状態になりそうです。