私の「活動日記」です!
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(2005年11月分)
●11月30日 (水曜日)
東京三弁護士会の要請を受けて、新宿駅周辺に
「簡易裁判所の設置を求める意見書」 を提出します。
昨日に引き続き区議会では、各常任委員会が開らかれました。私の委員会では請願・陳情の審
議が行われました。東京の三弁護士会から出されていた「簡易裁判所を新宿駅周辺に設置するた
めに意見書を提出して欲しい」という陳情は、満場一致で採択しました。簡易裁判所は、前には
新宿区にもありましたが、とっくに廃止になり、その後も各地の簡易裁判所が次々に廃止や統合
になっています。利用者にとっては実に不便なことです。東京の三弁護士会では、新宿駅周辺に
簡易裁判所を作って欲しいという運動をしていますが、区議会として、意見書を出すことによっ
て、この運動を支援していく事にしました。
きのう午後6時から、久し振りに「新宿区役所稲門会」が新宿駅南口の某所で開かれました。
この会は、早稲田大学出身の主として新宿区役所の管理職と区議会議員の集まりですが、今日
は20数人が参加しました。今年は、先日、難関の管理職試験に合格した「新人女性」が参加し
たので、あたかも新人歓迎会のような和やかな雰囲気になりました。日頃、議会では結構辛辣な
事を言い合う関係ですが、「稲門会」は全くの無礼講です。遠慮なく本心を言い合います。同窓
というのは、いいものだと思いました。
早いものです。今年も、あすから「師走」です。
●11月29日 (火曜日)
個人情報保護のために、新宿区もようやく条例改正へ。
今日から一斉に区議会の各委員会が開かれました。私は、総務区民委員会に所属していますが、
この委員会にも改正される条例や補正予算の審議が付託されています。
例えば、住民基本台帳条例の改正では、今まで、一定の手続きをすれば誰でも区民の氏名や住
所を閲覧することが出来ましたが、改正条例が議会で議決されると、国や自治体などごく一部を
除いては閲覧は禁止になります。これからはダイレクトメールの業者などは閲覧が出来ません。
私は、前々からこのような禁止措置が必要だと議会で随分強く主張してきました。しかし、公
開を原則とする国の法律に縛られて自治体は禁止措置を打ち出せませんでしたが、新宿区は、国
に先行する形で実現することになりました。来年、国も法律を改正する予定なので、新宿区では
法改正を受けて、より強い措置を打ち出すことにしています。
個人情報保護の面から見ると全く当たり前の対応ですが、よかったと思います。
補正される予算の多くは、区立施設の駐車場などで発見されたアスベスト対策を進めるための
ものです。私は、区立施設だけではなく、私立幼稚園や保育園、社会福祉法人が持っている施設
についても、区民の子どもやお年寄りが利用しているわけだから、区は責任を持った対策を進め
るべきだと主張しています。
●11月28日 (月曜日)
区議会の本会議質問で、「四谷大木戸に玉川上水の復元を!」
先週の金曜日に引き続き、今日も本会議質問が行われました。今日の私の質問時間は10分間
だけしかありませんが、「四谷大木戸に玉川上水を復元させる問題」について区長の考えを質し
ました。私は、玉川兄弟の渾身の努力によって完成したこの水路の歴史的な価値や終着地に当た
る四谷大木戸に上水を復元させることの重要性について述べ、区長に対して実現へ向けて環境庁
などとの協議を進めるように要望しました。
区長サイドからは積極的に対応する旨の答弁がありました。
本会議が始まる前に新宿駅の労働組合の定期大会に出席しました。挨拶をする機会がありまし
たが、国労新宿駅分会の継続的な日常活動について敬意を表しながら、小泉内閣の税制改革や憲
法問題について、私の考えを述べ、共に護憲や生活擁護の闘いをしようと訴えました。
訪問販売で電話機・FAXのリースの契約をした人から相談がありました。議会は夜の7時過
ぎに終わったので、その後、お宅を訪れて事情を聞きました。全くの詐欺的行為です。騙される
人も配慮が足りないということになるかもしれませんが、相手は口八丁、手八丁のプロですから、
騙される方も悪いとも言い切れない面があります。世の中には、手を変え、品を変えて、このよ
うな詐欺まがいのことをやって、善良な人を困らしている者がいるのですが、本当に腹が立ちま
す。とりあえず、明日、弁護士と善後策を話し合うことにしました。
●11月26日 (土曜日)
ふるさとの津軽地方は、いよいよ 「冬景色」 になります。
久し振りに郷土出身者の「ふるさと市浦会」が中野サンプラザで開かれました。
私が生まれた市浦村は、今年の3月28日に津軽平野の中心都市の五所川原市や太宰治の出身
地の金木町と合併して新しい「五所川原市」に生まれ変わりました。「ふるさと市浦会」は合併
後もそのまま存続することになりましたが、五所川原市や金木町にも同郷の組織がありますので、
今後、両組織との交流も強めていくことになりました。
今日は五所川原市の教育長の高松隆三さん(前市浦村村長)も出席し、合併後の五所川原市の
状況について報告してくれました。旧市浦村の「十三湊」は中世の港湾都市として貴重な遺跡が
あるとして、最近、国の「史跡指定」を受けましたが、これからは十三湖の湖畔にあった「福島
城」の発掘を進めるということでした。どんなものが出土されるか楽しみです。
津軽三味線や津軽のさまざまな民謡が次々と披露され、実に楽しいひとときでした。
最長老の音頭で「三本じめ」 高松前村長と記念写真
四谷第六小学校は、「開校80周年の集い」を開催しました。
今日の午前10時から四谷第六小学校の「開校80周年」の記念式典が開かれました。私の3
人の子どもは、全部、同校の出身ですが、そんな関係で子どもが在学中は、随分長い間、PTA
会長を勤めました。
夕方からは、明治記念館で「記念祝賀会」が開かれました。盛会でしたが、もっと保護者が気
軽に参加できるような集まりであったならば良かったのではないかと思いました。
開校70周年の時は、私がPTAの会長をしていましたが、記念祝賀会は学校の体育館で開催
し、参加費は今日の半分ぐらいだったと思います。料理は今日と同じ明治記念館から取り寄せま
したが、随分多くの方に参加してもらった記憶があります。
●11月25日 (金曜日)
本会議の質問開始、耐震偽装問題の質疑も行われました。
今日から区議会定例会が開かれました。12月6日までの12日間の予定です。初日の今日は
代表質問が行われ、志田雄一郎(民主)河野達男(社会)川村範明(共産)赤羽つや子(公明)
の四人議員が質問しました。6時半に終了しました。
質問では、社会問題になっている姉歯設計事務所による「耐震構造偽装問題」も取り上げられ
ました。問題になっている建物は新宿区内にも一棟ありますが、イーホームズが確認検査事務を
行って確認が出され、完成後の建物検査でも「合格」をしたものです。建築主はシノケンです。
マスコミをにぎわしている姉歯設計事務所、イーホームズ、シノケンの三社が関係したオールキ
ャストの建物です。
新宿区は、入居者に対する情報提供や近隣住民に対する説明などをしており、いずれ、都や国
と協議して解体命令を出す方針のようです。建て主のシノケンも、このマンションについては解
体すると言明しています。
それにしても、いい加減なものです。居住者などの直接の関係者の心労は大変なものだと思い
ますし、強い地震が来ると倒壊する可能性高い建物の近隣に住んでいる人もいい迷惑です。
民間委託の場合は、このような事も起こりうるという事だと思います。役所と民間の仕事の振
り分けは、身長に検討して行わなければならない事を、今度のこの「いい無責任で加減な事件」
は提起していると思います。
●11月24日 (木曜日)
今年最後の区議会を控え、今日は全員協議会が開かれました。
明日から今年最後の第四回区議会定例会が始まります。今日は、10時から恒例によって全員
協議会が開かれ、提出される諸議案の事前説明が行われました。補正予算も提案されますが、大
半は、区立施設で発見されたアスベストの除去対策に要する費用です。区立の施設のアスベスト
対策は、ほぼ完全に除去されていますが、私立の施設や民間のビル、マンションなどのアスベス
トがどうなっているかは、まだ、ほとんど分かっていません。実態調査を進め、必要な是正措置
を講ずることがこれからの大きな課題ですが、簡単な事ではありません。難題です。
全員協議会終了後は、「議会改革」をテーマにした講習会が開かれました。講師は、長い間、
全国市議会議長会で中心的な仕事をし、今は大学の講師をしている加藤先生です。なかなか参考
になる講義でした。新宿区議会もまだまだ改革をしなければならない課題がいっぱいあるという
ことを実感しました。
夕方3時半から、一時間ほど四谷三丁目の丸正前で演説をしました。連日、新聞・テレビで報
道されている姉歯設計事務所が設計した耐震強度偽装の建物は、新宿区内でも西早稲田で一棟建
設されています。常識では考えられないような奇異な「事件」ですが、この西早稲田にある建物
に関して新宿区がどのような対応を取っているかということなどを報告しました。
今日は、寒さも厳しくなく、話をしていても快調でした。随分、チラシも取っていただきまし
た。ある通行人の方からは「お茶」の差し入れをしてもらいました。恐縮しています。
●11月22日 (火曜日)
西早稲田にある偽装強度建築のマンションを見てきました。
姉歯設計事務所などによる「耐震強度偽装問題」が毎日のようにマスコミに取り上げられていま
す。新宿区でも一棟のマンションが偽装強度による建築であることが判明しています。西早稲田三
丁目の「スカイコート西早稲田」というマンションです。
私は、今日、そのマンションを見てきました。神田川と都電どおりに挟まれた場所にある10階
建てマンションで47世帯という規模です。今年の4月に完成したばかり新しい建物で、外観はま
だ本当に綺麗な建物です。持ち主の大半は資産運用のために所有し、入居者は主として賃貸だとい
うことです。建築主は、幾つかの偽装強度の建物を建てた「シノケン」です。
新宿区では、当該マンションや近隣住民に対して事情説明を行っていますが、今後は、建築基準
法に基づいて「使用禁止」や「取り壊し」などの行政処分を検討しています。このマンションは耐
震性極めて低いので、建築主の「シノケン」も解体の方針だと伝えられています。
今度の偽装強度建築は信じ難い「事件」ですが、根本的な原因はこのような生活の拠点で生命に
関わるような事務を民間に任せていることとその民間の業者が無責任であり、その無責任業者をチ
ェックするシステムが全く機能していなかったということに尽きます。
建築確認事務は、規制緩和によって民間機関で実施出来るようになりましたが、ひたすら営利を
追求する宿命を持つ「儲け至上主義」の民間機関に任せたならば、このようなことが発生するのは
充分に考えられることです。これまでのように新宿区役所などの役所が責任を持って確認事務を行
っていたならば、起こり得なかった「事件」です。
あれもこれも民間に任せろ、という大合唱が起こっていて、国民はそれがあたかも善であるよう
な気になっているかも知りませんが、役所のような公共機関が責任を持って行わなければならない
仕事は、民間委託をすべきではないのです。市民生活の根本に関わる仕事は、効率がいいとか安上
がりだからということで民間に任せることは出来ないということだと思います。私たちは、このこ
とを信じ難い今度の事件の教訓にしなければなりません。
「スカイコート西早稲田」の外観。 「スカイコート西早稲田」の玄関。
●11月21日 (月曜日)
「玉川上水」 の復元を目指して一層の取り組みを!
第三回定例議会は25日から始まりますが、冒頭、本会議場で「一般質問」を行う予定です。既
に質問の申し出は済んでいますが、今日、質問の主旨の届出をしました。今度の質問時間は僅か1
0分しかありませんから、取り上げられる課題は、精々、一つか二つです。今回は、四谷大木戸に
「玉川上水を復元させるための取り組みについて」だけを質問することにしており、今日午後、大
まかな原稿を区長サイドに提出しました。
今から約350年前に建設された玉川上水は、多摩川の羽村から四谷大木戸まで、約43キロに
も及ぶの長大な水路です。新宿駅西口にあった「淀橋浄水場」の廃止によって、水路そのものは一
時は廃路になりましたが、上流の約30キロは見事に復元され、みどりと潤いのまちづくりに寄与
しています。しかし、新宿区内を通る終点部分を含む残りの約10数キロは、暗渠のままです。こ
の部分を開渠にして、昔のように水が流れる状態にしたいというのが、私たちの願いです。
約10キロの開渠はそう簡単な事ではありません。しかし、不可能なことではありません。新宿
区、東京都、そして、環境庁が協力して問題解決に当たれば、実現は充分に可能です。
玉川上水は「土木工学上の芸術的作品」といわれいますが、開削に注いだ玉川兄弟の心意気をし
っかりと受け止め、歴史的な遺産を私たちの時代に復元させ、次の世代に残したいものです。
●11月20日 (日曜日)
新しい時代の地方自治の 「あり方」 を巡って活発な提案や論議。
2日間にわたって前橋市の群馬会館などで開かれていた「第5回・日本自治学会」の定期総会と
研修会は、夕方の3時半過ぎに終了しました。予想していた通り、実に有意義な大会・研修会でし
た。
特に、冒頭の神野直彦会長(東大教授)の基調講演、「三位一体改革・税源移譲」のシンポジュ
ーム(潮谷義子・熊本知事、平原春好・神戸大学教授など)、「自治基本条例と議会改革」(大森
彌・東大名誉教授、神原勝・北海道学園大学教授など)は、これからの新宿区の自治を考える上で
も、随分、参考になりました。
今日の午前中に開かれた「憲法改正−第8章を中心に−」のシンポジューム(松本英昭・前自治
省事務次官、成田憲彦・駿河台大学教授、小早川光郎・東大教授など)は、憲法上、地方自治をど
う位置づけるかという問題の検証ですが、実に中味のある内容でした。
来年の定期総会は、今の時期に福岡市で開くことになりました。また、5月には、東京都内で自
治問題に関する「シンポジューム」も開催する予定です。
今日の午前中に行われた「シンポジューム」。左はコーディネーターの小幡純子・上智大学教授。
● 11 月 19 日 (土曜日) 〜 20日 (日曜日)
日本自治学会の定期総会・交流会に参加します。
土曜日と日曜日の二日間にわたって前橋市で「日本自治学会」の第五回定期総会・研修会が開か
れます。会員の一人としてこの会議に出席します。私が議会で活動していく上で、随分、役に立つ、
有意義な会合です。日本を代表する地方自治の権威者が集まりますが、単なる学術交流ではなく、
第一線の知事や市長、実業家、マスコミ関係者など、広い分野の人たちが参加し、毎年、活発な議
論が展開されます。
私は「三位一体改革・税源移譲」の会議に出た後、「自治基本条例と議会改革」「まちづくり制
度と地方分権」の分科会に参加する予定です。
● 11 月 18 日 (金曜日)
津軽平野に名物の 「ストーブ列車」 が走り始めました。
新聞報道によると、私のふるさとの津軽地方は、11月は半ばになり、いよいよこの地方の名物
のひとつである「ストーブ列車」が走り始めたということです。
津軽鉄道の一両か二両の汽車の真ん中にだるまストーブが備え付けられ、その上で乗客が持ち寄
った「するめ」や「おにぎり」などを焼いて皆んなでワイワイ語り合いながら食べるのです。小さ
な汽車の中は「するめ」のにおいでいっぱいになりますが、津軽平野をのんびりと走る「ストーブ
列車」はこれがいいのです。風物詩の一つです。「ストーブ列車」が走ると本格的な冬の訪れも真
近かになります。
今年9月からフィランドのヘルシンキ大学に留学中の子ども(潤子)から、毎日のようにメール
が届きます。インターネットでつながっている電話もよくかかって来ます。さすがに寒さは厳しい
ようです。気温が零下になっても、少々の寒さでは、「温かい部類」に入ってしまうみたいです。
来週は、更に寒いフィンランド北部のラップランド地方へ旅行に行くということでした。サンタク
ロースの故郷と言われている地方です。フィンランド語が充分に出来ないので苦労しているみたい
です。
● 11 月 17 日 (木曜日)
区議会本会議の質問で 「玉川上水の復活問題」 を取り上げます。
議会運営委員会が開かれ、今年最後の第三回定例区議会の日程が正式に決まりました。11月2
5日から12月6日まで12日間の予定です。冒頭、「代表質問」と「一般質問」が行われます。
私は26日に「一般質問」を行いますが、質問のテーマとしては年来の課題である「四谷大木戸に
玉川上水を復活させる取り組み」についてを取り上げるます。前々から関心を持っている問題なの
で質問の構想は既に出来ております。原稿はまだですが、このテーマだったら原稿がなくても質問
できます。
今日は、午後4時から高田馬場駅で「平和憲法を生かす新宿の会」の宣伝活動をする事になって
いましたが、何かの拍子で宣伝カーのバッテリーが上がってしまい、車庫から出られなくなってし
まったということです。止むなく急遽延期しようということにしました。
思いがけずひょっこりと時間が出来たので、少々遅れていた第三回定例議会に提案する「意見書」
の案文作りをしました。「定率減税の廃止に反対する意見書」や「医療制度構造改革試案に関する
意見書」、「アメリカ産牛肉の輸入再開に反対する意見書」など、5本の意見書を作成しました。
明日、中央本部の執行委員会で検討し、全国の都道府県本部に送付します。
昨日の朝、随分寒くなった四谷三丁目駅頭で一時間半ほど「駅頭演説」をしました。北国の肌を
刺すような寒さからすると、この程度はそもそも「寒い」という範疇に入るようなものではないと
思いますが、しかし、手がこごえ伸ばせないくらいで、それなりの寒さを感じました。そのためか
どうか分かりませんが、昨日からまた何となく風邪気味です。
● 11 月 16 日 (水曜日)
議員の不正な働きかけを事前に防止する条例が発効します。
新宿区議会は、先頃、「議員政治倫理条例」を制定しました。条例は12月1日から発効します。
全国の自治体では、まだ、この種の条例はほとんど制定されていませんから、先駆的な条例という
ことになります。
新宿区議会では、この条例を作るために、学識経験者や公募区民、議員、区議会事務局等で「検
討会」を設けました。私は「検討会」の委員に選ばれ、当初から、条例の制定に関わってきました。
この条例は、区議会の責務、区議会議員の責務、区民の責務などを決めています。全国の少なか
らぬ自治体で、議員の不正な働きかけや職員に対する圧力が問題になり、それが汚職事件として顕
在化したりしていますが、新宿区の条例では、議員が区長や職員等に何かを要請したり、依頼等を
したりした時には、そのことを期限を切って文書で議長に報告しなければなりません。報告を受け
た議長は、その文書を公的な情報として全ての人に公開することになっています。要するに、議員
の働きかけ等の実態は、全て明らかにされるということです。もし、これに違反をした場合には、
第三者機関による「審査会」にかけられ、これも、公開されることになっています。
この条例の施行によって、新宿区議会議員の活動の実態は、非常に透明性の高いものになります。
私は、自画自賛になりますが、新宿区議会がこのような自らを強く律する「決まり」を作ったこと
は、本当に良かったと思っています。
今日、条例の発効を前にして、全区議会議員を対象にしたに勉強会が区議会で開かれました。検
討会の委員を務めた区議会事務局次長が講師を務め、条例などの解説しましたが、簡潔で要領のい
い説明でした。これからは、折角つくったこの条例を形式的にも実態的にも、全国の自治体の模範
になるようなものに育て上げたいものだと思っています。
今日午後3時から、東京清掃労働組合・新宿西支部の「第60回定期大会」清掃事務所で開かれ
ました。私は招待されていたので、出席し、来賓の一人として連帯の挨拶をしました。清掃の収集
運搬は、来年度から、清掃事業に関わっている職員の皆さんの身分が完全に新宿区に移管になり、
名実ともに新宿区の独自の事業になります。
● 11 月 15 日 (火曜日)
「23区のあり方の報告書」 を議会の委員会で議論しました。
全国で市町村合併が続いています。東京都内は、現在のところ、市や区の合併はありませんが、
これからは合併の動きが強まる気配です。こうした状況の中で東京23区の区長会は一昨年、「特
別区制度調査会」に対して、特別区の将来像について調査し、報告するように「諮問」しました。
先日、その報告書が提出されましたが、今日、区議会の「地方分権制度改革特別委員会」で報告
書について審議が行われました。
私は、「特別区制度調査会」の活動に期待をしていましたが、今年一月に発表された「中間のま
とめ」を見て、がっかりしました。ほとんど中味がなかったからです。最終報告も、大体、似たよ
うなものです。「予想通り」という感じです。自治の独自性を如何に表現するかという地方の時代
に、報告書はやけに「一体性」を強調しています。時代遅れと言ってもいい中味です。また、23
区が抱えている問題を後回しにして、「今後検討が必要だ」等と述べています。そんな事は、莫大
な予算をかけて学者先生に調査してもらわなくても分かりきっていることです。
要するに、創造すべき23区の自治に対する崇高な理念、地域へのこだわり、新たなものを創く
ろうとするる頑固さみたいなもの、すなわち、積極的に評価できるような提言はほとんど何処にも
ないのです。
私は、今日の委員会審議で、報告書を読んだ感想としてこのような考えを述べました。
それにしても、23区がこんな状態では、今後示される東京都の合併方針や地方制度調査会の道
州制の議論に完全に巻き込まれ、飲み込まれてしまいそうです。
区議会改革を進めるために「小委員会」を設置しました。
今日の地方分権特別委員会では、引き続き「議会改革」を進めていくことを確認し、そのための
「小委員会」を設置することにしました。現在、25項目の改革課題が挙がっていますが、もっと
増えると思います。新宿区議会の改革は、この間、相当程度進んできたために、地方の各都市から
の視察も増えています。
新宿区の議会改革が全国のみなさんから注目されてきたというのは、実にうれしい事です。
● 11 月 13 日 (日曜日)
自然の実り豊かな津軽平野からの真っ赤なりんごの贈り物。
いま、私のふるさとの津軽地方は、さまざまな野菜や果実の収穫でおおわらわです。その津軽平
野の代表的な産物は名産の「真っ赤なりんご」です。この時期は、りんごの王様といっていい「ふ
じ」の収穫が始まっていますが、今日、中学校時代の恩師から、実に立派な「ふじ」が沢山送られ
てきました。恐らくその「スガタ」「カタチ」からして贈答用の最高級品だと思いますが、いつも
は「お徳用」や「特売品」ばかり賞味している者にとっては、何か贅沢な気分になってきます。
早速、お礼の電話連絡をしましたが、先生は随分お元気そうでした。45年以上も前に、さんざ
んお世話になった恩師の先生から、こんな贈り物をいただくなんて、その「品物」はもちろんです
が、その「心情」ももったいない気持ちで一杯です。
津軽平野のりんご畑でスクスクと育った「ふじ」
● 11 月 12 日 (土曜日)
花園小学校、新しい歴史を刻んで10年目の集い。
花園小学校の開校10周年を祝う「記念式典」が、今日10時半から、同校で開かれました。花
園小学校は、四谷第五小学校と四谷第七小学校が統合されて新しく開校されたものですが、前身の
四谷五小は120年以上の歴史、四谷七小は70年以上の歴史を誇っていて、共に多くの卒業生を
輩出していました。特に、歌舞伎町に隣接した場所にあった四谷五小は、区内で最も古い学校とし
て閉校を惜しむ声が澎湃として沸きあがっていました。
私も両校の卒業生から学校存続のために尽力するように随分要請されました。私自身も閉校に賛
成か反対か、どっちだと聞かれたならば、もちろん気持ちとしては反対ですが、如何せん、子ども
がいなくなってしまったのではいくら反対だといっても学校が成り立ちませんから、そんな主張が
通るわけがありません。結局、統合するしか選択肢がありませんでした。
もうあれから10年経ったということになります。四谷五小と四谷七小の両校で200年にもな
んなんとする歴史を引き継いだ花園小学校も、10年という自分の歴史を刻んで、着実に独自の道
に大きく歩みだしていると感じました。
夕方からは、東京厚生年金会館で開校10周年を祝う祝賀のつどいが開かれました。
「記念式典」後、太鼓の演奏を披露する花園小学校6年生のみなさん。
● 11 月 11 日 (金曜日)
盛大に 「高齢者クラブの秋季発表会」 が開かれました。
新宿区高齢者クラブ連合会は、今日、新宿文化センター大ホールで「秋季高齢者福祉大会」を開
催しました。開催式典に招待されていたので出席しました。
この大会で披露される各クラブの出し物は何と80番もあり、出演者だけでも1000人を超え
るのではないかと思う程です。ただ、主催者の話によると、自分たちの出演が終るとサッサと帰っ
てしまうグループが多いので、会場の熱気はいまひとつなのだそうです。そういえば、会場の一階
部分にも随分空席がありました。しかし、それにしても一年に二回、文化センターのような見事な
舞台で自分たちの歌や踊りを披露できるのですから、それぞれの出演者にとってはいい気分だろう
と思います。
今日式典に参加した記念に花園饅頭の三個セットをもらって帰りました。
区議会第四回定例会は、11月25日から12月6日まで開会
午前中、議会運営委員会が開かれ、今年最後の新宿区議会第四回定例会の日程を決めました。定
例会は、11月25日から12月6日まで、12日間にわたって開かれることになりました。今年
も最後の区議会ということになりますが、実に早いものです。
私は、この議会の冒頭、本会議場で一般質問を予定しています。テーマはまだ確定していません
が、やりたいと思っている課題は幾つかあります。さまざまな問題を取り上げて区長の見解を質す
時間がありませんから、もう少し調査をし、テーマを絞って原稿を書くつもりでいます。
● 11 月 9 日 (水曜日)
「戦争体験者が語る憲法のはなし」 の講演会を開催しました。
私が共同代表を務めている「平和憲法を生かす新宿の会」では、今日の夜、平和を実現するキリ
スト者ネットの糸井玲子さんを講師に招いて、「いま平和について考える」という集いを開きまし
た。
糸井さんには、「戦争体験者が語る憲法の話」ということで講演をしてもらいましたが、宗教者
らしい実に細やかな感情を織り交ぜたお話をしていただきました。感動的な話でした。
私は、糸井さんとは旧知の間柄ですが、今年80歳になりました。糸井さんは、小さなカラダで、
ますます意気軒昂に活動をしています。衆参両院の憲法調査会の審議は基本的には全部は傍聴し、
その都度「傍聴記」を書いたというから、そのエネルギーには感服します。
糸井さんは、旧約聖書の「イザヤ書」の一説をよく引用します。それは次のような一文です。
「 かくて彼らはその剣を鋤に変え、その槍を鎌に変える。
国は国に向かって剣を振り上げず、
戦争(たたかい)のことを再び学ばない 」
憲法第九条の改悪が当然のことのように言われている今、「戦争への道」は許さないということ
で、私たちの果たさなければならない任務は一杯あることを改めて認識しました。
今日は、区議会常任委員会の開催日で、私が所属する総務区民委員会も10時から開かれました。
また、午後1時過ぎからは、「公契約法」の制定を求める陳情書を提出している東京土建の皆さん
と「懇談会」を行いました。自治体が発注する仕事については、職人の賃金や労働条件を明確にし
て守らせるための法律です。私は、この「公契約法」を制定させるという陳情の主旨には賛成です。
3時過ぎからは、これからの議会改革の進め方について意見交換をし、新宿区議会としては今後
も積極的に改革を進めるために「議会改革を進める小委員会」を設置する事になりました。
今日は、朝から夜9時ごろまで、あっちこっち飛び跳ねるように時間を送りましたが、私自身は
昨日から久し振りに「風邪」に見舞われ、咳や熱もあり、実に気分がすぐれない一日でした。
● 11 月 8 日 (火曜日)
ワインの国・フランスに焼酎を輸出をするのだそうです。
私と小澤前区議が顧問をしている「四谷飲食業組合」が毎年この時期に開催している恒例の「飲
食講座」が、今日、新宿駅東口近くの「車屋別館」で開催されました。
今年のテーマは、今やアルコール関係の中心になっている「焼酎」です。講師は宮崎県日南市で
営々と100年以上も焼酎作りをしている「京屋酒造」の社長さんでした。この会社は、この間ま
でNHKの朝ドラの舞台になったのだそうです。テレビ撮影の際に「京屋酒造」の看板が「杉本酒
造」に変えられたので、あまり事情を知らなかった近所の人たちは「京屋酒造もついに倒産したの
かねぇ」と言われたと笑いながら話していました。
この「京屋酒造」は大きな酒屋さんではないようですが、フランスなどの海外に市場を広げる取
り組みをしているのだそうです。2010年までには、製造量の10パーセントをフランスを中心
にした海外に輸出するという構想を語っていました。フランスでも焼酎は結構評判がいいというこ
とですが、ワインの国に販路を広げるという実に積極的な営業戦略に感心しました。
講習会の後、京屋酒造が製造しているさまざまな焼酎をみんなで試飲しました。組合員の方々は
もちろんのこと、新宿区役所の関係者や新宿食品衛生協会の会長なども講習会に出席していました
が、賑やかな集まりでした。いつものように実に楽しいひとときを過ごすことができました。
焼酎講習会で講演する「京屋酒造」の渡辺真一郎社長
パソコンが不調で動かなくなってしまったので、今日午後、秦さんに来てもらい修正していただ
きました。「活動日記」を作成する際に、他の部分をコピーして張り付けたりしますが、それが変
に絡み合って膨大な字数になってしまったのだそうです。私はその仕組みが全然分かりませんが、
異常な状態であることは傍らで見ていても視覚的によく分かりました。秦さんが、実に手際よく処
理してくれたので、大助かりです。お陰様で、また、このように記載できるようになりました。
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【 11月1日(火曜日)から11月7日(月曜日) 】
(パソコンが動かなくなってしまいました)
パソコンが不調で「活動日記」の記載が出来なくなってしまいました。日記部分が何度もコピー
されたような状態になり、異常に膨れ上がっているために、もうほとんど動かないのだそうです。
8日午後、いつもご指導をいただいている秦さんに来てもらって余分なものを全部削除してもら
いました。傍らで見ていましたが、びっくりするほどの余計なデーターが入力されていました。私
はよく分かりませんが、こんな状態では動きが悪くなるのは当たり前だと思いました。しかし、改
めてパソコンが持っている能力に感心しました。
空白になっているこの一週間の「活動日記」については、追記できるようにしていますが、今更、
そこまでする必要はないと自分で勝手に決めて、すべて省略する事にしました。
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( 11月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)