私の 「活動日記」 です!






     (2007年6月分)


6 月 30 日 (土曜日)  

        信じ難い防衛大臣の発言。 「原爆投下はしょうがない」

  久間防衛大臣が「原爆投下は止むを得なかった」という主旨の発言をしたと報道されていま
す。どのような理由があるにしろ、今、核使用を容認するような政治家は世界のどこにもいな
いと思いますが、全く信じがたいことです。
  わが久間大臣は、聞くところによると被爆地・ナガサキの出身という事ですが、悲惨な被害
を受けた人たちを選挙母体にしていながら、一体、この人の思考経路はどのようになっている
のか不思議でなりません。防衛省の最高責任者がこのような認識に立っていると思うと恐ろし
くなります。大臣として失格であるのみならず、ひとりの政治家としても全く信用できません
が、戦後60年余り過ぎて、いまはこのような人が堂々と軍事関係の大臣を勤め、国民はその
ことについて、たいした違和感を感じなくなっている事についても恐ろしさを感じます。

  今日10時から、四谷小学校の「開校式」が行われました。4月に開校されましたが、その
後3ヶ月経った時点でのお祝いです。いつものように式典に先立って「来賓紹介」が長々と行
われる事には少々閉口しますが、子どもたちはこの退屈とも思える時間にもこらえて、元気一
杯でした。 

  夜は、東銀座の「9条ネット事務所」で参議院選挙の打ち合わせをしました。

6 月 28・29 日 (木・金曜日) 

         甲府駅頭で 「9条ネット」 の宣伝が行われていました。

  区議会改選後には、区外にある区立の大規模施設を全員で視察します。昨日と今日、二日間
の日程で38人の議員と議会事務局の職員が貸し切りバスに同乗し、山梨県の北杜市長坂町に
ある「区民健康増進施設・グリーンヒル八ヶ岳」と長野県白樺湖近くにある教育施設の「女神
湖高原学園」に行きました。八ヶ岳は時々利用し、状況が分かっていますが、女神湖の施設を
訪れたのは4年ぶりです。
  終了後、私は何人かの議員と一緒に甲府駅前のホテルに泊まりましたが、今朝、甲府駅頭で
宣伝活動をしているハンドマイクの音で目が覚めました。
  山梨県の「9条ネット」の皆さんの宣伝でした。チラシを配って一時間ほど宣伝していまし
たが、訴えも簡潔明瞭で、好感がもてる呼びかけでした。
  参議院選挙では、なんとしても「9条ネット」の議席を確保したいものです。

  昨日、宮澤元首相がなくなりました。保守リベラル派を代表するような立場の人でした。常
に憲法の冊子をポケットに入れていたというほどの護憲派でした。新聞やテレビも、知性に溢
れ非常に良心的な人であったと評価しています。中曽根元首相とは全然違う評価です。既に高
齢で政界から引退していますので、政局に与える影響はほとんどないと思いますが、ちょうど
一ヵ月後の7月29日には参議院選挙が行われ、改憲議員の消長が注目されています。高齢と
は言え、この時期になくなるのは残念な思いがします。


6 月 26 日 (火曜日)  

          一万円札を積み上げると、なんと 8340キロ。

  昨日、財務省は3月末時点での国債の残高、すなわち、国の借金の額を発表しました。国債
残高は、実に834兆3786億円ということです。史上最高です。これを赤ん坊からお年寄
りまでの国民一人当たりにならすと、借金額は約653万円にのぼります。

  借金総額の834兆円はどれぐらいか見当もつきませんが、一万円札に換算して一枚一枚積
み上げると8340キロメートルになります。誤解していないと思いますが、一万円札を横に
並べたのではなく、積み上げた高さです。北海道の札幌と鹿児島市の直線距離は約1500キ
ロですから、5往復以上にもなる距離です。日本中が一万円札で何重にも縛られるということ
になります。

 年金問題の責任をとって安倍総理大臣はボーナスを約73万円ほど自主的に返納するという
事です。パフォーマンスそのものですが、それではこれまで834兆円余という気が遠くなる
ような借金を抱え込んだ財政政策を進めてきた政府関係者の責任は、一体、どうするつもりで
しょう。こんなに借金を抱える放漫財政を行いながら、これまで誰一人として責任をとったと
いう総理大臣はいなかったし、大蔵大臣も財務大臣もいません。国民一人当たりの国債残高は、
夕張市民が抱え込んでいる一人当たりの借金よりもはるかに多額ですから、この国は、実際は
もう倒産状態なのかも知れません。

 財政の本質的なあり方を考えないで、いわゆる「公共事業」に場あたり的にカネを使ってき
膨大な借金のツケは、結局、最終的には全て国民に回ってくるのです。歴代の総理大臣や大
蔵大臣などは、全てこの放漫財政の責任を取らなければなりませんが、誰もそうはしません。
ほとんどの国民もまた、その責任の追及をしようとはしませんが、少なくとも、今度の選挙で
このような無責任な連中には、貴重な一票は入れたくないものです。


6 月 25 日 (月曜日)  

        多くの会社で 「給料支給」、住民税の増税を実感。

  今日は、多くの会社の給料日です。私も報酬の振込みがあったので銀行で引き落としをして
きました。予想していた通り、住民税の税額が大幅に増えています。先月の住民税は前月は、
20600円でしたが、今月は32400円です。11800円の増税です。

  政府は、所得税が減税になっているので、所得税と住民税の合算では税負担の増減はないと
盛んに説明しています。私の場合、以前の所得税は毎月19140円でしたが、それが現在は
12090円になっていますので、確かに7050円の減税になっています。しかし、住民税
との合算では、「増減なし」ではなく、4750円の増税になっています。単純に12倍する
と一年では57000円の増税ということになります。これは、主に「定率減税の廃止」によ
るものですが、要するに税負担は大幅に増えたという事です。

  定率減税は、景気対策の一つとして実施されたものです。景気がよくなったからという理由
で廃止になりました。一方、所得税の最高税率の引き下げも景気対策の一環として行われたも
のですが、こちらは元へは戻されません。低所得者、中所得者に対する税負担は強化するけれ
ども、年収が数千万円、数億円の高額所得者はこれまでどおり減税すると言うのです。

  最近の税制は、新自由主義的な考えが根底にあって、このような「改革」の精神が貫かれて
いるのです。選挙で「鉄槌」を加えるしかありません。


6 月 23 日 (土曜日)  

   「今こそ護憲の共同行動を」 の呼びかけには、好意的な反応。

  昼前から夕方まで「9条ネット」の宣伝カーで都内各地を遊説。ずっとマイクを握っていま
したが、「憲法が危機にある」「小異を残して護憲の共同行動を」「9条ネットがその接着剤
になる」「今こそと一緒に憲法第九条を守ろう」といった主旨の呼びかけに対しては、各地で
随分好意的な反応があるという印象を受けました。

  夜は東銀座の9条ネット事務所で開かれた選対会議に出席。一日中、参議院選挙対策の追わ
れました。



6 月 22 日 (金曜日)  

     「寄り道したから、新幹線を遅らせろ」 と言うようなもの。

  参議院の会期延長が正式に決まりました。もうすぐ選挙がありますが、全く異例の措置です。
  ある人は、このように評しています。

  「参議院議員選挙の日程を変えてまで会期を延長したのは前代未聞です。自宅から余裕を持
って出発したものの、あちこちより道をした挙げ句、交通渋滞に巻き込まれたからと東京駅に
電話で新幹線の出発を遅らせろと言っているようなものです。安倍晋三内閣総理大臣には責任
ある政権担当能力に欠けている証であり、これだけでもこの内閣は総辞職に値します。」

  全国の自治体で選挙日程を7月22日と想定して準備が進められていました。その他の公的
な膨大な日程もこれを前提に組まれていました。しかし、全く異例な会期延長によって、これ
らは全部変更になります。安倍首相と未熟な政治判断と同じく賢明とは言えない自民・公明の
国会運営によって、こんな事になってしまいました。この内閣は、随分好戦的であり、日本の
将来のためになりそうもありませんので、この際、総辞職してもらいたいものです。



6 月 21 日 (木曜日)  

    住民税増税、五泉市では職員がナイフを突きつけられました。

  今日の「日刊ゲンダイ」によると、6月から始まった「住民税の増税」によって新潟県五泉
市では「住民税が上がると生活できなくなる」「オレに死ねと言うのか」と職員が住民にナイ
フを突きつけられる事件が発生したという事です。

  各自治体は、先週、住民あてに「納税申告書」を発送しましたが、これを見てあまりにも多
い増税額に驚いた住民が役所に押しかけたり、電話で照会や抗議をしたりして、どの役所も担
当者は大混乱の状態という事です。

  新聞によると杉並区では「一日に1400本もの問い合わせの電話」があり、世田谷区では
「一日に200人近くが役所に来た」ということです。大体、何処も似たような状態で、新宿
区でも「電話の本数は数えていないけれども、とにかく、電話を切ったらすぐに次がかかって
くる、の繰り返しです」ということです。

  新宿区では8日に「住民税の納税通知書」を発送したあと、9、10日が土曜・日曜なので
11日の月曜日から多くの住民が住民税問題で来庁していますが、今日、担当課長に聞いたら、
11日は200人、12日は119人、13日は161人、14日97人、15日は83人に
なっているそうです。担当窓口は混雑し、てんてこ舞いです。多くは年配者の方です。電話で
の問い合わせは、昨年の5割り増しという事で、つながらない状態がずっと続いてるといるそ
うです。

  前にも記入しましたが、最近の税制改革の基本は「低所得者には課税強化」「高額所得者に
は大減税」の基本方針が貫かれていますが、明らかに税制政策の基本である「応能原則」に反
しています。国民はもっともっと税金のあり方に関心を持ち、怒る時には大いに怒る事が大切
です。

  今日の区議会では、生活保護以下の収入しかない低所得者に対して個別の事情を考慮しなが
ら住民税の減税を図るという議員提出議案の採決が行われました。賛成したのは私たちや共産
党議員、それに無所属議員一人だけで、残念ながら否決されました。
  自民・公明・民主・保守系無所属は反対です。私が不満に思っているのは、反対した議員は、
この議案については全く発言もしないで(民主党の議員は委員会でたった一言だけ発言)、た
だ、採決の時は、反対ということで黙ったまま起立しないというこの態度です。
  区民の中には「住民税増税」に対して不満が渦巻いていますが、今日のような反対議員の議
会対応には大いにがっかりしています。


6 月 20 日 (水曜日)  

     イラク派兵延長法可決、天下り容認法案にも執念を燃やす。

  いま参議院は大荒れの状態です。今日、注目の教育三法やイラク派兵延長法案が強行採決さ
れましたが、安倍首相は公務員の天下り容認法案の成立にも執念を燃やしていて、会期延長を
図る意向です。12日間の延長です。これが可決されると、7月5日公示、22日投票予定の
参議院選挙は一週間延期になります。既に大半の自治体で準備が進んでいますが、これを変更
しなければなりません。多くの費用が必要です。この期に及んで会期延長というのは、相撲で
負けそうだから土俵を広げるようなものですが、全く納得ができません。安倍首相が参議院選
挙の目玉にしようとしている天下り容認法案は、これによって官僚の天下りがなくなるという
ことではなく、天下りを容認し、体系化しようとするもので、これ自体、問題がありすぎます。
充分に時間をかけて審議すべきですが、いまのこ政治状況はそうはなっていません。

  今日の夜6時半から中野ゼロホールで「9条ネット」の集会が開かれました。比例区から候
補する予定の8人が出席し、それぞれ決意を語っていました。8人ともなかなか個性的でいい
候補者です。


6 月 19 日 (火曜日)  

      年金問題そっちのけで、「美しい国へのシナリオ」 だって。

  昨日、安倍首相が始めて手がけた「骨太の方針2007」が決定されたという事です。今年
度の経済政策、財政政策の基本になる方針です。この方針の中には、参議院選挙における地方
の票を目当てにした「ふるさと納税制度」について検討し、実現を目指すというのもあります。
地方自治体の財政の弱体化は、国と地方の財源配分に基本的な問題があるのは誰もが知ってい
ることですが、ふるさとに納税するという郷土愛に訴えてこの格差の一助にするという事です
から、全くあきれ返った考えです。
  この「骨太方針」には、「美しい国へのシナリオ」という副題が付いていますが、このこと
からして空々しい感じがします。いよいよもって国民もバカにされたものです。

  開会中の国会では、重要法案が成立しないので、与党の自民・公明は、選挙前の国会にして
は異例の会期延長をする考えのようです。全国の自治体では、7月22日の投票を想定して既
に選挙準備が進んでいますが、投票日が一週間延びる事によって多額の追加支出が必要になり
ます。会期延長は、相撲で負けそうだから、急遽、土俵を広げようとする発想ですが、今回の
場合は年金問題の怒りを和らげるというもう一つの大きな狙いもあります。利口とはいえない
国民は、ちょっと時間が過ぎるとすぐに忘れるという不遜な考えがにじみ出ています。この点
でも、国民はバカにされています。ここで国民が本当に怒らなければ、この国の国民は、実は
「本当の馬鹿だった」と言うことになりかねません。


6 月 18 日 (月曜日) 

       「新宿区自治基本条例」の制定に向けて、議会も始動。

  今度の議会ではじめて作られたのが「自治・地方分権特別委員会」です。この委員会は、新
宿区自治基本条例の制定に向けての検討と分権改革について調査検討する組織です。今日、第
一回目の委員会が開かれましたが、区議会としても新宿区の憲法とも言える自治基本条例の制
定に強く関わっていくことの意思統一をしました。

  私は、長い間、この基本条例制定の必要性を議会で発言してきましたが、前の区長も今の区
長も、これまでは、条例の制定にあまり熱心には対応してきたという感じはしませんでした。
この間、23区では既に杉並など5区で制定が進み、他の多くの区でも検討が進んでいますが、
遅ればせながら新宿区でも、ようやく21年度中の制定に向けて動き出そうとしていると言う
ことです。議会としても、独自の研究を進め、他に誇りうる内容の「新宿区憲法」を作りたい
ものだと思っています。


6 月 17 日 (日曜日)  

       大学野球選手権決勝、斉藤投手が力投し、日本一に。

  朝から10時から、恒例になっている四谷消防団の三分団による「ポンプ操法大会」が神宮
の絵画館前の広場で開かれたので出席しました。熱戦で12時過ぎまでかかりました。

  午後からは、参議院選挙関係の諸行動に参加しました。行動の合間に神宮球場で行われてい
る大学野球の「選手権試合の決勝戦」をテレビで観戦しましたが、早稲田大学は、斉藤投手が
昨日に引き続き先発し、実に33年ぶりに日本一になりました。
  人気者の斉藤投手は、この大舞台でもきちんと押さえて勝利をかち取りましたが、あらため
て非凡な投手だという感じがしました。


6 月 15 日 (金曜日)  

       生活困窮者の税負担軽減措置、自・公・民が全部反対。

  先日、住民税の納付書が各世帯に送付されました。去年や一昨年に比べて大幅な増税なって
いますが、これを受け取った区民の皆さんからは、間違いではないかという問い合わせや抗議
の声が区役所に寄せられています。来庁する人、電話で照会する人、人を介して問い合わせす
る人など様々ですが、いずれも増税にびっくりしている人が大部分です。

  今日開かれた総務区民委員会では、この増税に対する軽減措置として共産党区議団が、所得
が少なく生活が困窮している人に対して区民税の軽減を図るという条例の改正案を提出し、そ
れに対する採決が行われました。賛成したのは私と共産党の二人だけで、自民の2人、公明の
2人、民主の2人、無所属の1人はいずれも反対しました。反対した7人の議員は、民主の一
人以外は議案審議の時も何にも発言しないで無言だったので、どういう理由で反対なのか皆目
わかりません。
  反対した人たちも、同じ条例案が共産党ではなく区長側から提出されたならば、もろてを上
げて賛成したのは確実です。政治的な対応とはいえ、区民生活に直接関係することであるのに
このような対応をするとは、全く奇妙な感じがします。せめて、賛否は別にしても議案審議で
自分たちの考えを述べるなど、一言でも発言ぐらいはしたらどうなのでしょうか。


6 月 14 日 (木曜日)  

        区議会では、常任委員会が一斉に開会されました。

  区議会では四つの「常任委員会」が一斉に開かれました。私が所属している「総務区民委員
会」は、議員提出議案もあった関係で、夕方までかかりました。
  夜は、東銀座の天木直人事務所で開かれた選挙対策の会議に出席しました。主に遊説関係に
ついて協議しました。


6 月 13 日 (水曜日)  

          今日、区議会本会議で、「代表質問」をしました。

  昨日に引き続き、区議会本会議が開かれ、私も二番目に「代表質問」をしました。取り上げ
課題は、前にも紹介した自治制度など四項目です。今話題になっている「ふるさと納税」につ
いても触れました。郷土愛をくすぶるような話ですが、財政制度としては、全く理屈に合わな
奇策であり、国から地方への財源移譲という根本問題の本質をそらすものです。このような指
摘に対して、区長の答弁は、予想されたとおり、私の意に沿うものでした。
  本会議質問は、インターネットで生中継されていますが、たまたま議場に知り合いが傍聴に
来ていました。あとで感想を聞いてみたいと思っています。


6 月 12 日 (火曜日) 

        天木直人の選挙対策委員会開催、9条を前面に。

  今日から区議会開催です。代表質問が行われました。自民党の宮坂議員をトップバッターに
して4人の議員の質問がありました。夜の6時半に閉会しました。

  今夜は、参議院選挙に確認団体の「9条ネット」から立候補する予定の天木直人(元レバノ
ン大使)の選挙対策委員会が東銀座の事務所で開かれたので、議会終了後、急遽、駆けつけま
した。
  マニフェストの検討をしましたが、「9条こそ最強の安全保障」をメーンテーマにして、で
きるだけ簡潔な言葉を使って憲法問題を全面的に取り上げていく事にしました。


6 月 11 日 (月曜日)

       今日から実質的に区議会第二回定例会が始まりました。

  今日は10時から全員協議会。続いて、「自治基本条例と議会の役割」というテーマで議員
研修会がもたれました。実質的には今日から区議会定例会のはじまりです。明日からは、代表
質問、一般質問が行われ、続いて常任委員会、特別委員会が順次、開催されます。
  私は、13日(水)の1時半頃から「代表質問」に立ちます。新宿区議会のインターネット
で同時中継されますので、どうぞご覧になって下さい。

  質問の項目は、以前にも記入しましたが、
  @合併問題や自治基本条例の制定、ふるさと納税など、自治制度の構築に関する問題、
  A旧四谷第五小学校を吉本興行に貸し付け、大衆文化の振興を図るという施策の検討、
  B大量に発生する食品廃棄物のリサイクル問題とその進捗状況、特に、市ヶ谷自衛隊官舎
    の再利用の取り組みと新宿区の対策、
  C教育基本法改定や教育三法案など、教育の再生を図るという国の性急な取り組みと新宿
    教育委員会の対応、
の四つです。


6 月 10 日 (日曜日) 

      「酔いどれ天使」、60年ぶりに鑑賞する事ができました。

  朝から生憎の雨。出かけるつもりでしたが、予定を変えて家で雑務や事務整理をしました。
午後になったら雨も晴れたので、溜まっていた「区議会報告」の印刷物を近所に配付して歩き
ました。頑張ったので1800枚ほど配付することができました。ついでに「9条ネット」の
ポスターも5、6枚張ってきました。ポスターは、新宿区内に300枚ほど貼付していますが、
圧倒的に多い他党のポスターに比べると、「9条ネット」のポスターはあまり目立ちません。
予算の関係で多く作れないのでこの程度の枚数になっていますが、残念な事です。

  夜、ちょうど時間が空いたので、急遽、テアトル新宿に駆けつけて最終の7時から「酔いど
れ天使」を見ました。今、この映画館では「黒澤明の軌跡」というテーマで、28作品を一挙
に上映しています。
  今夜は1948年の作品の「酔いどれ天使」です。この年、キネマ旬報で第一位になった黒
澤明監督の代表作のひとつです。三船敏郎は、この一作でスターダムに登場する事になりまし
たが、そういう点でも記念碑的な作品です。今まで、どういう訳が見る機会がなく、私は、完
成60年後の今夜はじめて鑑賞する事になりました。パンフレットには、「戦後風俗を鮮やか
に描き出した力作」と紹介されていました。志村喬も三船敏郎もさすがでした。香川京子の役
柄は女子高校生でした。時代の流れを感じました。


6 月 9 日 (土曜日)  

       納税通知書発送、今年度も住民税は大幅にアップに。

  きのう、新宿区は「特別区民税・都民税の納税通知書」を発送しました。きょう、大半の家
庭に到着している筈です。昨年に引き続いて今年も住民税は大幅な増税になっています。通知
書を見て、驚いた方もいっぱいいると思います。
  国の言い分は、「所得税は減税、住民税は増税、合計では昨年と同額」ということです。
  しかし、これは正確ではありません。所得税と住民税の差し引きでは確かに昨年と変わりま
せんが、低率減税の廃止や高齢者に対する非課税措置の廃止に伴う増税によって、実際の税負
担は、多くの場合、相当増えることになります。しかも、住民税の増税によって、これに連動
して積算される国民健康保険料や介護保険料などが増額になります。多くの家庭の税金や利用
料・使用料の負担は、今年も大幅に増えるという事です。

  定率減税の廃止は、「景気が回復したから」ということです。この間、ずっと好景気が続い
ているという事になっていますが、勤労者の収入が増えているわけではありません。むしろ、
好景気だと言われているこの間に、所得が減少しているケースが多いというのが一般的に言わ
れている事です。
  従って、景気が回復したから定率減税は廃止をするという論理は、もともと、成り立たない
のです。一方、景気回復対策として採られた「所得税の最高税率の引き下げ」は、景気が回復
したために定率減税を廃止するのならば、こちらも以前の税率に引き戻すべきですが、政府は
そうはしようとしません。
  要するに「一般大衆には重く、高額所得者には軽く」というのがこの国の政策なのです。課
税原則に反する「税制改革」だと言わなければなりません。


6 月 8 日 (金曜日)  
             まったくひどい厚生労働省の役人感覚。

  こんな会社が福祉事業を担っているなんて驚いてしまう。不正がばれて処分を受けたら、そ
れを回避するために、関連会社にまる投げして責任を転化するという人を食ったようなやり方
をするとんでもない会社である。まさに、金儲けのためにはなんでもするという典型を見る気
がする。
  しかし、それ以上に腹が立つのは、処分した当人の厚生労働省の役人が、コムスンの処分逃
れを「法的には問題が無い」と言っている事だ。
  純法律的に言うとどうなるか判らないが、コムスンがやろうとしたこのような脱法行為が許
されていい訳がない。和歌山県知事は、「正義に反する事は許されない。断固、厳正な対応を
する」と言っている。いかにも役人らしい厚生労働省の腰抜けの対応と違ってまことに明快だ。

  厚生労働省は、全国からの当然の抗議を浴びて、若干軌道修正をしてきた。しかし、「法的
には許される」等という見解を示したら、国民がそれを許さないであろうという事を、あの役
人たちが、何故最初から、判らないのか本当に不思議でならない。
  コムスンのでたらめさはいうまでもないことだが、厚生労働省の役人感覚の方がもっと重要
な問題を孕んでいるのではないかと思わざるを得ない。

  似たような事だが、今日、年金問題で醜態をさらしている社会保険庁の長官が街頭でチラシ
まきをしたのだそうだ。ご苦労さんと言いたいが、あまりにも見え透いていて、よくこんな事
が出来るもんだと思う。情けなくなる。同情を買うような事をするヒマがあったら、もっと先
にやる事がいっぱいあるだろう、と言いたい。


6 月 6 日 (水曜日)  

            新宿通りの薄汚れた 「まだら模様」について。

  ある人から、「新宿通り」の歩道の舗装について質問を受けました。以前はレンガ敷きで綺
麗な歩道だったけれども、次第次第にレンガの部分にアスファルトが流し込まれ、汚らしいま
まになっている、という苦情です。確かにその通りで四ッ谷駅から四谷四丁目までの歩道は、
どこもかしこも薄汚れた「まだら模様」になっています。
  この通りは、新宿区では唯一の国道で建設省が管理しています。現在、四ッ谷駅から四谷三
丁目までの区間で改修工事が進んでいます。相当、出来上がってきましたが、完了までは今年
度一杯かかります。歩道の上部だけではなくて、埋設部分、街路灯、緑化対策など、総合的な
工事です。人通りが多いので、一挙に工事が進むという状況ではありません。
  四谷三丁目から四谷四丁目までの区間は、まだ全く手付かずで、これから工事に着手します。
平成21年度に完成する予定です。まだ、2年先ということになります。この区間は、もうし
ばらくは汚らしい状態が続くという事になります。

  今日は、一日中、区議会で「代表質問」の原稿書きをしました。13日に質問する予定です
が、答弁の関係がありますので、慣例によって質問の主旨を区長サイドに通告します。明日の
夕方までに通告すると連絡していますので、いよいよ、時間がなくなりました。

  質問の骨子は、一応、四項目にしようと思っています。
  @合併問題や自治基本条例の制定、ふるさと納税など、自治制度の構築に関する問題、
  A旧四谷第五小学校を吉本興行に貸し付け、大衆文化の振興を図るという施策の検討、
  B大量に発生する食品廃棄物のリサイクル問題とその進捗状況、特に、市ヶ谷自衛隊官舎の
    再利用の取り組みと新宿区の対策、
  C教育基本法改定や教育三法案など、教育の再生を図るという国の性急な取り組みと新宿教
    育委員会の対応、
などについて質問する予定です。質問時間は25分。13日の午後4時ごろになります。


6 月 5 日 (火曜日)  

          かつての 「商品券制度」 を彷彿とさせる 「愚策」

  今朝の新聞に、政府の「骨太の方針2007」の素案が諮問機関に提出されたことが報じら
れていました。この中には、例の「ふるさと納税」入っています。自分ふるさとに住民税の一
割を限度にして納税するという制度です。
  郷土愛をくすぶるような制度作りですが、まったく馬鹿げています。財政政策上は典型的な
「愚策」といわなければなりません。国と自治体の格差や都市と地方の格差の是正は、根本的
な制度改革や交付税制度の改革によって行うべきであり、納税者の好みで納税先を決め、それ
によって格差の解消を期待するなどとは、愚の骨頂といわざるを得ません。
  お世辞にも国家が選択するまじめな財政政策と言うことができないのは、自明です。

  以前、ある政党の強力な後押しによって「商品券制度」が採られたことがあります。199
8年末のことです。個人消費を刺激して景気の浮揚を図るということで、一定金額を商品券で
国民にばら撒いたあの政策です。
  新宿区議会でも、年末に臨時議会を開いて補正予算を計上しましたが、こんな幼稚な、思い
つきの、効果が期待できない、とんでもない「財政政策」に区議会で反対したのは、驚いたこと
に、全議員の中で私一人だけでした。

  今度の「ふるさと納税制度」は、「商品券制度」とは違いますが、馬鹿げた制度ということ
では、共通しています。私は、新宿区長も新宿区議会もこれには、絶対に反対すべきであると
思っています。


6 月 4 日 (月曜日)  
       天木直人のスローガンは、「9条こそ最強の安全保障!」

  注目の参議院選挙は7月5日から始まります。22日が投票日です。私たちは、憲法を守り
抜くという決意で「9条ネット」という確認団体をつくって選挙戦を戦い、護憲の議席の確保
を目指しますが、比例区の一人として天木直人・元レバノン大使が立候補します。
  今日、一ヵ月後に迫った参議院選挙の選挙態勢や戦術の確認のために、四谷の事務所で戦術
会議を開きました。天木直人氏も出席しましたが、彼は、ブッシュに追随した小泉首相の「イ
ラク攻撃支持」に猛然と反発して辞任、直後にベストセラーになった『さらば、外務省!』を
発表した反骨の官僚です。
  彼の一貫した主張は「天木直人」のブログで見ることができますが、何としても参議院に反
骨官僚の議席を確保したいものです。
  ちなみに、天木直人のメーンスローガンは、「9条こそ最強の安全保障!」。


6 月 3 日 (日曜日)  
           ゛ふるさと津軽゛の集まり、有楽町で開催!

  朝から神宮球場方向より歓声や応援歌が響きわたってきます。今日も試合前から早慶戦は盛
り上がっているようです。

  午後から、有楽町で「ふるさと市浦会」が開かれました。五所川原市に合併する前に市浦村
の村長をしていた高松隆三さんが出席してくれました。住民から敬愛されている理念の高い村
長さんでした。合併後、五所川原市の教育長を勤めていましたが、市長と教育に関する考え方
が合わずに今年2月に辞任しました。高松さんを知る全国の人から辞任を惜しむ声が寄せられ
たと地方紙は報じていましたが、五所川原市長は大きな財産を投げ捨てたようなものではない
かと私も残念に思っています。そもそも、教育行政を教育委員会に任せられず、何かと干渉す
る首長の姿勢は問題です。
  会合では、多くの参加者から区議会議員選挙での10回目の当選の祝福をいただきました。
久し振りに小学校時代の四人の同級生にも会い、旧交を温めました。

  神宮の早慶戦は早稲田が勝利をおさめ、昨秋に引き続いて優勝を飾りました。新人ながら大
活躍をした斉藤祐樹投手の人気は、今日も神宮を満員にしたと言うことです。


6 月 2 日 (土曜日)  
    大京神社、早慶戦、深浦港、全然つながりのない事について。

  今年も「須賀神社」の例大祭が始まっています。四谷のまちは「まつり一色」の感じです。
私の住んでいる大京町には「大京神社」がありますので、このまち独自でまつりを行います。
多くの人たちに「奉納」してもらっています。奉納金額の総額では、大企業や大規模商業施設
があるまちにとても太刀打ちできませんが、奉納件数では、恐らく新宿でも屈指ではないかと
思います。要するに、多くの人たちが、直接間接にまつりに参加しているという事だと思いま
す。町では大切な、そして、最も大規模な行事です。
  今日は午後2時からみこしを担いで町内を1周しました。天気にも恵まれましたが、参加者
も多く、楽しいひと時でした。夜は、町の人たちに親しまれている「おたべ」の蕎麦をみんな
で食べて「直会」をしました。

  今日は、注目の早慶戦が近くの神宮球場で行われました。私のマンションの窓からは、神宮
球場の照明施設などがよく見えますが、朝の9時すぎから何機ものヘリコプターがうるさいほ
どの爆音を響かせて球場の上空を旋回していました。プロ野球を凌ぐ3万4000人の入場者
があり、ほぼ満員の状態だったという事ですが、試合は、慶應大学が一方的に勝利をおさめま
した。早慶戦は、弱いと言われている方が勝つというジンクス通りの結果でした。明日は、注
目の斉藤投手に登板になりそうです。見物に行きたいところですが、明日はふるさと津軽の集
まりが有楽町であるので残念ながら行く事はできません。勝利を祈るばかりです。

  津軽といえば、今日の早朝、津軽地方の深浦町の港に入港していた北朝鮮からの4人の亡命
者が発見されたという事です。深浦は馴染みのある町ですが、このようなニュースで深浦が全
国に知られることになるとは、全く驚きです。それにしてもあのような小さな貧弱な船で、ま
さに命を賭けて日本海を越えてこなければならないという、亡命者の置かれている環境は、と
ても推察するに余りあるものがあります。一体なんという国なのでしょうか。


6 月 1 日 (金曜日)  
        仰々しい包帯の言い訳をするハメになりました。

  今日から6月。この一ヶ月あまりは「活動日記」もすっかりご無沙汰していましたが、これ
からはまた、心機一転して、ささやかなホームページを通して可能な限り私の行動を報告する
ことにしました。まず手始めに、昨夜、「私の主張」を三つほど追加しました。

 実は、きのうの夕方、左の手首に激痛が走り、ちょっと動かしてもその都度痛さをこらえな
ければならないという状態になったので、夜も絶えず目が覚めるという有様でした。
  今朝、前々から何かの際にはと薦められていた「左門町病院」で診察してもらいましたが、
幸いな事に骨折とか筋が切れたとか言うことではなく、部分的な炎症という診断でした。手首
は動かさない方がいいということで、ぐるぐると包帯を巻くことになりましたが、それが実に
仰々しいので、恥ずかしい思いがしています。会う人ごとに「どうしたの?」と聞かれること
になり、大袈裟な包帯の言い訳を何度もするハメになった一日でした。

  昨日、第三回定例区議会の提出議案の説明が区長から行われましたが、これを受けて「代表
質問」や「一般質問」が実施されます。改選後初の定例議会になりますが、私は冒頭に「代表
質問」をする予定です。今日は、区議会の議員室で資料をひっくり返し、質問項目の整理をし
ましたが、全然まとまりませんでした。

  今日、区議会では以前に区議会議員をつとめた先輩議員の集まりがあり、久しぶりに何人も
の懐かしい人たちに会いました。1971年4月に私と一緒に当選した人は、確か7、8人い
た筈ですが、いま現職で残っているのは私一人です。今日は「同期」の元議員が3人出席して
いました。


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                          ( 6月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)