私の 「活動日記」 です!
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     (2007年9月分)


● 9 月 28 日 (金曜日) 

       江戸東京博物館で 「文豪・夏目漱石展」 が始まりました。


  現在、区議会では、昨日から9日間の予定で06年度の決算審議が行われています。決算委員
会や予算委員会は、その都度、議員の半数で構成されます。私は、今回は委員になっていません
が、重要な審議が行われますので、控え室で傍聴したり、インターネット中継を見たりして、ど
のような議論が行われているか、時間の許す限り、関心を持って見守っています。

  今日から、江戸東京博物館で朝日新聞主催の「文豪・夏目漱石展」が始まりました。夕方から
急いで出かけ見てきました。東北大学所蔵の遺品関係が中心の展示会でした。漱石は、新宿区で
生まれ、最後はまた、新宿区早稲田南町の「漱石山房」で亡くなりましたが、この展示会でも、
「漱石山房」に関係する資料が幾つも展示されていました。今年は、漱石生誕140周年に当た
りますが、これを記念して新宿区歴史博物館でも、11月3日から「夏目漱石と新宿の文学者た
ち」が開催されます。大いに期待できる展示会です。


● 9 月 24 日 (月曜日)

        四谷の寺町は、墓参りの人たちで賑わっていました。


  四谷には、徳川幕府のまちづくの一環として皇居周辺から幾つもの寺社が移築された関係で実
に多くの寺と墓地があります。今日、午前から午後にかけて、私は貼ってあるポスターをはがし
て別のポスターに張り替えをしましたが、
彼岸ということで、「寺町」といわれている周辺は、
昨日に引き続き、今日の振り替え休日も花を抱えた沢山の人で賑わっていました。町の一角には、
それとなく線香の香りが漂っていました。

  安倍首相が辞任し、自民党の後継総裁が決まるまで、連日、このニュースばかりが報道されて
いるような感じがしました。国会は、完全に休止状態です。明日、衆議院で福田首相、参議院で
は小沢首相が選出されることになりますが、衆議院の決定が優先されますので、福田首相が正式
に決まり、新内閣が発足することになります。どういう政治状態になるのか解りませんが、毎日
の生活にゆとりのないまま生活する事を余儀なくされている私たち市民とっては、少しはまとも
な政治にしてもらいたいものだと思っています。


● 9 月 19 日 (水曜日) 

    坪内ミキ子著 『母の介護』 (102歳で看取るまで) が評判。


 最近、女優の坪内ミキ子さんが『母の介護・102歳で看取るまで』という本を新潮社から上
梓しました。いただいたので家族みんなで一気に読みました。宝塚第一期生として活躍した母の
介護に関してだけでなく、演劇評論家として著名な父の坪内士行先生、祖父の坪内逍遥とのさま
ざまな逸話や日本の共同住宅の魁ともいえる同潤社アパートでの生活などが、才気溢れる文章で
活写さていて、実にすがすがしい読後感を得る事が出来ました。

 私はその後、皆さんにもこの本をお薦めしていますが、今夜、偶然、坪内さんとお会いする機
会があり、しかも、たまたま私が人に薦めるためにその本を携行していたので、この時とばかり
に早速、署名をしてもらい、しばらく会話を交わしました。

  先日の参議院選挙で、娘の潤子が社会勉強という事もあり、9条ネットの枠で開票立会人をし
ました。この時に新宿区の選挙管理委員会の委員を務めている坪内さんとお会いし、早稲田大学
の大先輩として会話を交わす機会があったということで、娘は大変喜んでいましたが、今日、坪
内さんは、その時に「貴女はお父さんに似ないでよかったね」と(冗談で)言っておいたから、
と話していました。実に気さくな人です。本は、随分評判になっていて、既に四刷にもなってい
るということでした。

  皆さんも是非、読んでみてください。坪内さんは、最近はしょっちゅう、マスコミに登場して
いますが、1
0月14日(日)午前10時から2度目になるそうですが、テレビの「波乱万丈」
に出演するということでした。きっと、面白い話が聞ける筈です。こちらの方もご覧下さい。


● 9 月 17 日 (月曜日) 

      新宿区における 「地域自治の担い手」 としての
          地区協議会の強化と将来のあり方について


  来週から新宿区議会が開催されます。冒頭、本会議場で「代表質問」と「一般質問」が行われ
ますが、私は2日目に「一般質問」をします。私たちが本会議場で質問をする場合、大まかな質
問の主旨を事前に区長側に提出する事にしています。区側では、区長を中心にして答弁の調整を
し、より内容があり、より具体的で責任のある答弁をするためです。
  今日は祭日ですが、私の質問項目の提出は、午後5時までという約束になっていました。5時
前に区役所の企画政策部に質問項目を提出しましたが、部長を初めとして何人かの職員が議会質
問の対応をしていました。

  私の今度の質問は、「地方自治の時代」と言われている今、自治体内における分権を如何に進
めるかということで、新宿区における「都市内分権の担い手」としての新宿区内の十ヶ所の「地
区協議会」のあり方について区側の考えを質すことにしています。
  私は、この地区協議会については、当初から強い関心を払ってきました。発足から2年経ちま
したが、今の地区協議会は私が思っていよう状態にはなっていません。従って、新宿区の地区協
議会の発展にとって何が必要か、何が欠けていたのか、などについてわたしの考えを述べ、区長
の見解を質したいと思っています。

  今日の昼過ぎ、フィンランドに行っていた娘が帰ってきました。8月初めから同居の義母は入
院中なので、もともとの四人家族は、この間ずっと夫婦だけのさびしい「二人家族」になってい
ました。久し振りにひとり増えることになり、わが家も大変活気が出てきました。


● 9 月 12 日 (水曜日) 

         「オレや〜めた」 と言って、安倍首相辞任。


  びっくりしました。今日、安倍総理大臣が突然辞任をしました。安倍首相の「施政方針演説」
を受けて今日から代表質問が行われる予定でした。つい先日まで豪州やアジア諸国を外遊し、各
国の首脳と会談をしてきたばかりでした。
  安倍首相についての功罪以前の問題として、このような辞任の仕方はありえないことです。こ
れは、「辞任」というよりは「無責任な政権の放棄」というしかありません。ある評論家が、こ
れから関が原という時に、一方の総大将が「オレ辞めた」と言ってさっさとどこかにトンズラす
るみたいなものだ、と言っていましたが、全く前代未聞の珍事です。安倍総理大臣は、「良家の
お坊ちゃん」として、これまでもこのような生き方をしてきたのでしょうか。
小沢民主党代表に
会談を断られたことを辞任理由のひとつに挙げていますが、党首会談を断られたから辞任という
のも「面白いこと」です。ポカ〜ンとする感じです。


  ただ、安倍総理大臣の辞任によって、平和憲法を中核にした「戦後レジーム」を清算するとい
うとんでもない「美しい国づくり」が後退する事になったのは確かであり、その点では大いに歓
迎すべきことです。


  この辞任を受けて、新社会党は以下のような「党声明」を発表しました。



         党声明 ・ 安倍首相の辞意表明について

                                                                          2007年9月12日
                                                                         新社会党中央本部

  本日、安倍首相は辞意を表明した。参院選の惨敗にもかかわらず内閣改造で居直りを続けようとしアジア歴
訪、日米首脳会談などを経て、臨時国会での所信表明を終えたばかりの辞意表明は、無責任の極みであり、政
権の放り投げである。だが、辞意表明自体は、遅すぎたとはいえ、当然である。

  安倍首相は、その辞任の理由について、概ね以下のように述べた。
  「国際公約である『テロとの闘い』は継続しなければならない。だが、民主党との党首会談も断られた。職
を辞することによって局面を打開したい」。
  つまり、アメリカの軍事行動に協力するためのテロ特措法の延長ないし新法制定に見通しが得られないこと
が退陣の理由であり、自らの退陣と引き換えに対米軍事協力の継続について与野党で合意してほしいという意
思表示である。対米追随の破綻を辞任の理由にしたのであり、歴代内閣の中でも極めて異例であり、国民の目
線とは無縁である。

  民主党をはじめとする野党は断固とした態度で追撃を強化すべきである。テロ特措法を葬ることはもちろん、
安倍内閣の発足いらい強行されてきた悪法の一つ一つを見直し、国民のいのちと暮らしを破壊する新自由主義
構造改革、アジアで孤立を深める外交政策の転換などを進めるべきである。そして、首のすげ替えによる自公
政権の居座りを許さず、解散・総選挙へと追い込まねばならない。

  私たちも、当面の諸課題とともに、改憲策動の根を完全に絶つために、広範な国民各層、護憲の諸勢力とと
もに闘う。



● 9 月 11 日 (火曜日) 

         新宿区議会政治倫理条例の改善に着手しました。


  今日は、全国的に先進的な制度として高く評価されている「新宿区議会政治倫理条例」につい
て、これをより充実させていくための検討会に出席しました。昨年、私たちはさまざまな状況を
考慮して充分な検討を重ねてこの条例を作りましたが、4月の区議会議員選挙では、残念ながら
この条例を政治的に利用しようとする動きがあり、ある候補者は条例の主旨を悪用して「署名活
動」を行いました。この候補者は落選しましたが、制度的な問題として課題が提起された事にな
りました。今回の検討会の目的は、署名活動に関連する課題の整備です。一層改善を重ね、更に
高い評価を受ける条例にしていきたいと思っています。

  夜、四谷地区に「コミュニティバス」を走らせようとする打ち合わせ会に出席しました。路線
をどうするか、採算は取れるか、バス事業者が請け負うか、などなど課題は山積みですが、しか
し、今夜の会合は、このような問題点を認識しながらも非常に積極的な意見が多くを占めました。

  昨日の午後、中国旅行から帰って来ました。短期間でしたが、楽しい旅行でした。雲南省には
多くの少数民族が住んでいますが、まず、民族衣装の綺麗さには驚きました。麗江では、今、世
界で唯一残っていて、しかも使用されていると言われている「象形文字」も見ることができまし
た。ナシ族の「トンパ
文字」です。街角のあちこちにこのトンパ文字が使われていて、まさしく
今も生きている象形文字という感じがしました。

  今日は、「9.11テロ事件」から6年目になります。時間の流れは実に早いものですが、こ
の間、世界は大きく動きました。あの事件で犠牲になった人の数よりも「イラク戦争」での犠牲
者の数のほうが多くなったということです。戦争の最も大きな理由になった「大量破壊兵器」は
未だに見つかっていません。「理由無き戦争」です。まさしくブッシの責任です。


● 9 月 5 日 (水曜日)

       中国雲南省の麗江、大理、昆明、石林に行ってきます。


  今日から10日までの予定で中国の雲南省の古い都市を訪ねてきます。ずっと以前から行って
みたいと思っていたところです。この中国最南部の一帯は多くの少数民族が独特の歴史や文化を
かたちづくり、脈々として今に伝えいている希有な地域です。
  古都・麗江の象徴である「麗江古城」は世界遺産にもなっています。麗江は藍で染めた紺色が
基調の民族衣装をまとった母系制のナシ族が主流を占め、いまだに東巴(トンパ)という象形文
字が残っている古都としても有名です。ただ、最近はこの東巴文字を理解し、この独特の文化を
継承する人はほとんどいなくなったそうです。今日午後、成田から広州を経由して昆明で一泊し、
その後、麗江などの諸地域を回ります。楽しみです。


● 9 月 4 日 (火曜日) 

        「新宿力」 という言葉の意味合いをも知っていますか。

  今日10時から、私が幹事長をしている社会新宿区議会議員団として、先日発表された「新宿
区基本構想」と「総合計画」、「実行計画」の素案について、これを作成した区役所の企画政策
部と二時間弱に亘って意見交換をしました。
  私は、これらの素案について、区民を中心に据えた作成方法を最大限追求したこと等は大いに
評価しています。ただ、20年後の新宿区政を展望する理念的な拠り所としてこれを見た場合、
必ずしも適当でないのではないかという部分があるとも感じています。

  例えば、20年後の新宿区の重要な目標を「新宿力」によって成し遂げるというくだりです。
「新宿力」という言葉の意味合いは、これについての解説がないと恐らく誰にも判らない筈です。
私は、区民全体が共有すべき「新宿区基本構想」の最も重要な部分に、いちいち細かく説明しな
ければならない「新宿力」などという言葉は使うべきはないと思っています。
  今日の企画部門との話し合いでは、「新宿力」を含めて幾つかの問題点をしました。私たちの
問題意識については、後日、「文書」にして提出したいと思っています。

  午後2時から、新宿区恒例の「敬老会」の式典が日本青年館で開かれたので出席しました。参
加対象は70歳以上の方ですが、会場では、随分沢山の知り合いと会いました。今日の区長の挨
拶によると新宿区の最高齢者は107歳だそうです。元気で長生きをすることは、当たり前です
が、なんとも素晴らしい事です。私の母親も今年102歳になりました。一緒に住んでいる連れ
合いの母親も96歳になりました。共に長寿です。ただ、残念ながら私には、全然、長生きする
自信がありません。


● 9 月 2 日 (日曜日)

        土佐選手の不屈の精神力と農林大臣のていたらく。


  世界陸上の最終日です。朝行われた女子マラソンを見ましたが、土佐礼子選手が粘りぬいて銅
メダルに輝きました。あの不屈の精神力は何によって得られるものなのかテレビ観戦をしながら
不思議な気がしました。日本選手が獲得したメダルはこの一つだけです。

  大方の国民の意に反して選挙で大敗した後も居座り続け、つい先日再スタートに着いたばかり
の安倍内閣で、早くも遠藤農林水産大臣が辞任する事になりました。自分が組合長を見勤めてい
る農業協同組合が不正に助成金を受け取っていたその責任を問われたからです。あれほど「身体
検査」をした筈なのにこのザマです。ひとまとめにして言うのは正しくないとは思いますが、ど
うも碌な大臣がいないような気がします。「政治は最高の道徳」であるはずなのに考えがたい事
態です。これで総理大臣が何の責任も取らないとしたならば、いよいよ末期症状です。さっさと
辞任するか、さもなければ総選挙で民意を問うべきです。


● 9 月 1 日 (土曜日) 

        いよいよ9月、定例議会や恒例のバザーで忙しい月に。


  今日から9月です。8月は多くの皆さんが夏休みを取るし、私も田舎に「墓参り」に行ったこ
ともあって、何となくのんびりした時間を送ったような気がします。しかし、今月は議会の定例
会も始まり忙しくなり、また、さまざまな行事が集中しますので、随分忙しくなります。
  特に、私たちは9月23日には恒例の「バザー」を行うので、その準備も勢力的に行わなけれ
ばなりません。とりあえず今日は品物を提供してくれるという何人かの人の所を回り、集めて歩
きました。多くの方々が協力してくれるので、品物だけは随分集まります。先日、5、6人でそ
れまでに集まった品物の整理をしましたが、屋外でしかも炎天下だっだたし、沢山あったので大
変でした。「こんなに沢山の提供品があるのに、売り上げ額は何で少ないのだろう」と愚痴めい
た事を言っている人もいましたが、「捨てないで再利用する」「その場を提供する」ことが私た
ちが行っているバザーの本来の目的です。従って、全て只同然で持って行ってもらっていますか
ら、売り上げが少ないのは当たり前の事です。


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                          ( 9月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)