「ちょっと寄り道」
目次へ戻る

 荒川桜 (2006年に見た桜)

 2006年、東京・横浜では3月21日に桜の開花となりました。横浜では平年より7日、昨年よりは12日も早い開花。数年ぶりに寒い冬だったので、ちょっと暖かい日が続くと早まるのでしょうか?
 今年は、フィギュアスケート荒川静香選手のオリンピック金メダル効果に便乗してというわけではありませんが、荒川・元荒川沿いの桜を中心に見て来ました。タイトルの桜がある訳ではありません。実際には、今までに行った街道歩きの日光街道・日光御成道、そして今年歩き始めた中山道沿いの桜を見に行くのが目的でしたので、それをご紹介します。


1.中山道:巣鴨、御成道:赤羽(写真:2006年4月1日撮影)

 JRのホリデーパス(2300円で都内や横浜近郊の他、宇都宮線なら小山まで、高崎線なら熊谷までの区間1日乗り放題)を利用し、まずは山手線の巣鴨駅に立ち寄りました。ここは中山道として歩いた時、「染井吉野」の碑があったので桜の花咲く時期に訪れてみたいと思っていたのでした。次に赤羽に行き、荒川土手に向かう途中、江戸期の道標がある宝幢院の桜もさりげなく良かったので紹介します。

巣鴨駅前 宝幢院前の道標 宝幢院



2.御成道:赤羽桜堤緑地(写真:2006年4月1日撮影)

 日光御成道ウォークとして訪れた時は紅葉が良かった荒川土手。「赤羽桜堤緑地」という名だったので桜の季節にも訪れなくてはという使命感(?)のもと、国道122号の新荒川大橋のところにある桜を見てきました。



3.日光街道:北越谷の桜堤(写真:2006年4月1日撮影)

 昨年、東武伊勢崎線に乗っているときに車窓から見た北越谷の元荒川土手の桜も見たかったので、武蔵野線の南越谷で東武線に乗り換え、北越谷を訪れました。日光道中を歩いていても元荒川に接近するところから土手を歩いてみました。この越谷付近の元荒川は大きく弧を描いており、荒川選手のイナバウアーを思わせる曲線美も魅力的です。



4.中山道:浦和・大宮(写真:2006年4月1日撮影)

 次は中山道。最近歩き始めたばかりですが、早くも見逃したポイントなどがあったので補遺の旅として立ち寄り、桜も見頃だったので紹介します。浦和の調(つき)神社はうさぎの狛犬(?)で知られていますが、その裏の公園に桜が多く咲いています。浦和本陣跡の公園も1本ですが、雰囲気が良かったです。大宮の氷川神社、中山道ウォークのときは立ち寄れなかったので、単に参拝しに行ったのですが、人出は多かったです。今回は下調べしていなく知らなかったのですが、その北側の大宮公園が桜の名所だったのですね。いづれ桜の季節に訪れたいと思います。

調公園 浦和宿本陣跡 仲町公園 大宮氷川神社参道



5.中山道:吹上(写真:2006年4月1日撮影)

 ここは、桜を見ようとして立ち寄ったのではなかったのですが(目的は中山道第5踏切があるのか否かの調査)、通りに出ると「さくらまつり」の看板が目に付き、近そうなので、元荒川沿いの桜を見てきました。ここまで北上すると元荒川の川幅もだいぶ細くなっています。やはり東京よりは開花の進みが遅いようです。



6.熊谷桜堤(写真:2006年4月1日&8日撮影)

 熊谷の荒川土手の桜も有名ということで訪れました。前の週に中山道ウォークとして大宮から熊谷まで歩いてきたのですが、そのときはつぼみ状態。4月1日の時点でも2〜3部程度の開花。満開状態も見たくなったので4月8日にも訪れてしまいました。

4月1日撮影


4月8日撮影



7.中山道:熊谷〜新町(写真:2006年4月8日撮影)

 せっかく熊谷まで来たので中山道ウォーク3日目を行うことに。昼頃、一時風雨が強まるという予報が気になりましたが、この付近、ちょうど桜の見頃ということで、神社仏閣や公園、民家などに咲く桜が春を感じさせます。30分ほど傘を差しましたが、歩いて良かったです。

熊谷警察署前交差点付近 浄観山新照寺 籠原の観音堂

深谷宿稲荷町付近 唐沢川行人橋付近 島護産泰神社

仲宿歴史公園・道の駅岡部付近 浅間山古墳 お菊稲荷神社



8.高崎城址公園(写真:2006年4月8日撮影)


 欲張り旅行を行う者としては、新町からは電車で二駅北上し、高崎にも向いました。駅から歩いて10分ほどの高崎城址公園はライトアップも行われています。今年の桜の見納めです。しかし、光が当たっていても夜の写真は難しい。
 帰りは始発なので座れるのですが、750円追加で湘南新宿ラインのグリーン車に乗りました。宇都宮線よりもグリーン車の乗客は結構多かったです。何につけても乗り換え無しで横浜まで行けるのはありがたいです。



ホームへ
ホームへ戻る