「ちょっと寄り道」
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 甲州桜 (2007年に見た桜)

 NHKの大河ドラマ「風林火山」に影響を受けたわけではなく、テッシーこと勅使川原郁恵さんが甲州街道を歩くことも意識したわけではないが、何故か今年の桜観、気分は甲州街道なのである。ということでJR20周年記念のお得な青春18きっぷなどを利用して行ってきた様子を御紹介。ちなみに今回も「甲州桜」という種類の桜を観てきたわけではありません。


1.清澄白河(写真:2007年3月30日撮影)

 甲州街道とは関係ありませんが、まずは会社の近くを紹介。昨年10月に転職して今の勤務地は「清澄白河」。すぐ近くを流れる小名木川、清澄庭園の隣にある清澄公園とその途中にあるお寺です。

小名木川 清澄公園 本誓寺



2.勝沼ぶどう郷 甚六桜(写真:2007年3月31日撮影)

 青春18きっぷを利用し、まずは湘南新宿ラインで新宿へ。新宿からは18きっぷで乗れるホリデー快速ビューやまなし号に乗車し、勝沼ぶどう郷で下車。下車しなくて車窓からでもある程度楽しめます。駅前の桜は甚六桜と呼ばれますが、昭和52年から甲府盆地の玄関口である勝沼駅周辺を桜で埋めようと努力した「甚六会」の功労を称えて付けられた名前ということです。



3.石和温泉(写真:2007年3月31日撮影)

 石和の桜の名所は、温泉旅館・ホテルが建ち並ぶ「さくら温泉通り」ですが、位置を下調べしていなかったので、甲州街道近くの笛吹川の鵜飼橋付近と遠妙寺で写真を撮りました。甲州街道は歩道の拡張工事も終わったようです。



4.甲府(写真:2007年3月31日撮影)

 甲府にも乗り換え待ちの30分ほど立ち寄り。天気が良ければもっとキレイなんでしょうけどね。

甲府駅前の信玄像 舞鶴城公園 舞鶴城公園



5.韮崎(写真:2007年3月31日撮影)

 韮崎にも途中下車。韮崎といえば、王仁塚の桜が有名ですが、駅から3キロほど離れているので今回はパスし、駅前と駅から数分で行けるJR沿いの韮崎小学校付近の桜を観てきました。



6.実相寺、山高神代桜(写真:2007年3月31日撮影)

 この日のメインは日野春駅から道のりで4キロほど離れた実相寺の山高神代桜。雨も降ってきそうということもあり、往きは駅からタクシーを利用。たまたまタクシーを利用しようとしていたご夫婦と相乗りとなりました。帰りは駅まで50分かけて歩きました。
 この山高神代桜は樹齢2000年ともいわれるエドヒガンで、1922年(大正11年)に桜として初めて国指定の天然記念物になりました。しかし、その指定を機にコンクリートの囲柵や石積がされて発育条件が阻害され、次第に樹勢が衰えたそうです。昭和23年には「3年以内に枯死する」と宣告され、急速に樹勢が衰え、昭和34年の台風により主幹が折れるという被害を受けましたが、再生事業を繰り返し、今でもキレイな花を咲かせています。



7.神田の大糸桜(写真:2007年4月8日撮影)

 神代桜を見た翌週またも甲州へ。今度は八王子からホリデー快速ビューやまなし号に乗車。神田(しんでん)の大糸桜は中央本線の長坂−小淵沢間で車内から見ることもできます。終点の小淵沢まで行き、駅から4キロ弱。しかし、途中で道を間違え30分以上、余計に歩き回ってしまった。
 この大糸桜、看板には、「樹齢約400年、毎年逸早く春を告げる壮美な桜である。累代幕吏をつとめた、小松氏の祖先が広野神社を創設し、その供米産田を神田と称し、その畔にご神木として植えたのが神田の大糸桜である。」とあります。
 北側には八ヶ岳、南西側には甲斐駒ケ岳を見ることができます。
 帰りも歩いて駅に向かい、先週買えなかったお気に入りの「高原野菜とカツの弁当」を買い、小淵沢始発の車内で食べました。



8.新府 桃源郷(写真:2007年4月8日撮影)


 小淵沢から立川行に乗車したので、そのまま八王子まで乗ろうと思いましたが、新府の「桃の花」もきれいに咲いているので立ち寄ることにしました。桃源郷というと御坂町が有名ですが、ここも桃源郷と言われます。



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