奥州道中 概略版
宇都宮〜白河(女石) 
2004年7月18日〜2004年8月2日

 江戸を基点とした五街道、4つ目のチャレンジは奥州街道(奥州道中)です。日本橋から宇都宮までは日光道中と重複しているので、今回は宇都宮から北上開始。奥州街道は青森の三厩、海を渡り北海道の松前まで続く長い道のりですが、江戸期の道中奉行の管轄であった白河の女石までを歩きました。とりあえずは概略版をご覧下さい。詳細版は徐々に作成します。


一里塚

 日光道中との追分から、日光道中側はすぐにあるので、奥州道中も位置的には追分近くのはず。34番目は今は廃道に近い旧道の林の中にあるそうだ。中田原が38番となっているが、その8キロ先の鍋掛は41番目。39番目は何処だろう?

30.白沢河原(碑なし) 32.狭間田 33.喜連川(碑なし) 38.中田原 41.鍋掛


42.寺子 43.夫婦石 44.板屋 45.泉田 47.一里段(碑なし)


その他の一里塚推定地(番号は江戸から数えてのもの)
27.宇都宮(奥州道中に在ったかは不明)  28.竹林  29.海道新田  31.堂原  34.南和田
35.下河戸  36.滝沢  37.大田原(六本松)  39.?   40.練貫  46.明神  48.白河


川の一里塚

 街道と直接的に関係のあるものではないが、鬼怒川沿いに「川の一里塚」が各町毎に整備されているようである。川の一里塚とは、堤防側帯にミニ公園を整備し、地域の人々の憩いの場にするとともに、災害時には水防活動の拠点となるもののようで、鬼怒川だけでなく全国展開されているようだ。保土ヶ谷の帷子川にも在る。白澤宿側の河内町のものは奥州街道からは1キロほど離れている。氏家町のものは、かつて奥州街道が鬼怒川を渡った地点に近いところにある。高根沢町のものは、氏家町のものから2キロほど下流にあり、JR宝積寺駅から西に1.5キロほどのところにある。堤防を歩いていると遠くからでもそれと判る。昔の街道の一里塚もこのように見えたことだろう。下の町名横の数字は利根川との合流地点からの距離である。

河内町(86km) 氏家町(88km) 高根沢町(86km) 高根沢町(86km)



1日目:宇都宮−白澤−氏家−喜連川

 JR宇都宮からバスで伝馬町へ。日光道中との追分からスタート。JR宇都宮駅近くの旧篠原家の裏は東横インがそびえ立つ。鬼怒川を渡る阿久津大橋は歩道がないので気をつけて歩こう。この日は日帰り。歩き終え、喜連川の道の駅にある温泉に入り、汗を流してから最終バスで氏家へ。

旧篠原家住宅 白澤宿バス停 白澤宿町並み 鬼怒川の渡し跡 旧奥州街道踏切


氏家宿町並み 瀧澤家住宅 本物の旧道? しだれ桜 道標



2日目:喜連川−佐久山−大田原−鍋掛

 氏家からバスで喜連川へ(本数が少ないので注意しよう。タクシーは待機しているが。)。 JR東日本が分譲している温泉付き住宅「びゅうフォレスト喜連川」、歩いて行くとけっこう山の中という感じである。今回は街道沿いに宿泊しての歩きであるが、鍋掛宿は駅や町から離れている。鍋掛の交差点からは3キロほど離れているホテル(那珂川温泉ホテルアライ:ツインシングルユース1泊2食付8085円プラス入湯税)へ歩いて向かう。アルカリ性単純泉の温泉に浸かりリフレッシュ。

喜連川宿入口 御用堀 道標 つるが坂 佐久山宿町並み


薬師堂 大田原の街並み 黒磯市野間 葛籠石 ホテルアライ



3日目:鍋掛−越堀−芦野−白坂−白河

 ホテル前の日新中学校前から黒磯市営バスで鍋掛十文字へ(200円)。芦野の丁子屋で鰻を食べたかったのだが、月曜は定休日。寄居大久保の初花清水、見た目は美味しそうでないが、付近に自販機がないので水分補給には助かる。日光道中は関東の中だけであったが、今回は東北地方へ突入。ウォーカーにとってなんとなく嬉しい瞬間である。白河宿の先、女石交差点、次にここを訪れる日は来るのか?

鍋掛宿町並み 越堀宿町並み 夫婦石 芦野宿町並み 丁子屋


寄居大久保 初花清水 国境 白河の町並み 女石交差点手前



白河観光

 新白河に電車で戻り、ホテルルートイン白河に宿泊(シングル1泊朝食付5500円)。さらに北上するためではなく、白河周辺を観光するために泊まった。新白河周辺はかなり開けてきた。でも道を1本隔てると別世界が広がる。白河周辺も昔ながらの店は少なくなってしまったようだ。小峰城は入場無料であった。

ホテルからの眺望 南湖への道 南湖公園 南湖の遊歩道 小峰城



路上観察

40円ジュース
宇都宮市今泉
温泉の自販機
喜連川お丸山公園
水饅頭、炭酸饅頭?
佐久山前坂交差点
ヴィトンのルアー?
大田原の質屋広告
一里塚党別荘地?



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