東海道スタート前 21世紀 元旦
大晦日は終夜運転
2000年に甲州街道を踏破し、21世紀の幕開けは東海道五十三次に挑戦。
ちょうど宿駅制度が制定されて400周年ということで、さまざまなイベントも企画されている様子。東京から京都まで歩くということが、特別なことではなく、歩くのが好きな人なら気軽に挑戦できる環境が整ったと言えるでしょう。出版物も数多く発行され、情報にも困りません。自分が歩くのを世間が応援してくれているような感じもします。
「お江戸日本橋七つ立ち」というフレーズを聞いたことのある人も多いことでしょう。七つとは昔の時間の表し方で、明け七つは今で言うと午前4時頃。季節によっても違ったようで、元旦なら午前4時半くらい。昔の旅人は、朝まだ暗いうちに江戸を出発し、夜が明けかかり提灯を消すのが高輪あたり、日が暮れる前に宿に着くように歩いたようです。東海道を完全踏破する機会は一生に何度もあるものではないので、形から入る私は日本橋を七つ立ちです。元旦(大晦日の夜)なら電車が終夜運転しているので、東京近郊に住んでいるなら実行し易いですね。
自宅〜川崎大師〜日本橋七福神巡り〜日本橋
午前1時過ぎに自宅を出発、21世紀最初の歩きは旧東海道を歩き駅に向かいます。日本橋に向かう前に、まずは毎年行っている川崎大師に初詣。21世紀最初に使うお金が電車賃というのもしゃくなので、定期券のある京浜急行大師線の港町駅で下車。川崎大師までは2キロもないので楽勝ですが、今日はこれから40キロ以上歩くことを考えるとここで歩く必要もなかったか・・・。こんな時間にお参りに来たことはなかったのですが、結構混んでいて、想定した時間をオーバー。この後、日本橋の七福神廻りをしてから東海道を歩き始めようとしていたので、七つ立ちできるか時間が気になる。川崎大師駅ではメトロカード(営団地下鉄と都営地下鉄の共通のプリペードカードではあるが、パスネットの使えるところは何処でも使える)で改札を入り、日本橋を通過し人形町駅で下車。時刻はすでに午前3時40分。日本橋七福神は、七つ巡るのに時間がかからないと言われていますが、それでも通常1時間以上は掛かります。計画したことは実行したがるタイプなので、小網神社からスタート。それぞれで東海道踏破を祈願(松島神社はビルの中にあり、開いていなかったのでお賽銭はパス)。笠間稲荷神社で交通安全ではなく旅行安全のお守りを買い、半ば駆け足で日本橋に向かいました。甲州街道を歩いたときは歩道側の道路元標を写しましたが、今回は道路中央の道路元標をカメラに収め、午前4時42分に日本橋をスタート。
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1日目その1 日本橋〜六郷橋へ |