東海道 13・14日目 概略版
桑名〜水口 2001年10月20〜21日

 東海道ウォーク13、14日目 桑名(三重県)−水口(滋賀県)間を歩いたときの概略版です。


一里塚

 今回歩いた距離は約66キロ。一里塚は16個くらいはありそうだが、見つけられたのは12箇所。碑があるはずなのに見逃したのは2箇所のようだ(見逃した東海道を求めての旅により3ヶ所追加、残るは市ノ瀬と山中の間にある鈴鹿峠手前の旧坂下宿付近(108番目)のみである)。 三ツ谷一里塚跡は載っている本は見たことないのですが、四日市手前の海蔵川を渡るところにありました。本来の位置は川の拡幅により川の中のようです。杖衝坂手前の内部川近くは写真の標識だけしか確認していませんが、戸塚と大磯の間にあるようなポケットパーク的なものだと思われます。時間に余裕のある方は確認してみてください。

97.縄生 98.富田 99.三ツ谷 100.日永 内部? 101.采女


102.石薬師 103.中冨田 104.和田 105.野村 106.関 107.市ノ瀬


109.山中 110.土山 111.市場 112.今郷



桑名宿〜

 
桑名では、この日は御台所祭が行われており、旧東海道ではお国入り行列のイベントが始まった。写真の道標は桑名市博物館前にある。富田一里塚を過ぎたところにある力石は、かつて力比べに用いられていた約120kgの石である。

お国入り行列 道標 馬つなぎ輪 力石



四日市宿〜

 
笹井屋は、「日永のなが餅」で知られる店である。「すぐ江戸道」の道標の側面には「すぐ京いせ道」「右京大坂道、左いせ参宮道」と彫られている。かつて宿だった辺りは、現代的な街になっているが、四日市の駅を過ぎてから古い家並みがある。日永の追分は、東海道と伊勢道の分岐点。お伊勢参りに行くには、左の道を行くこと2日くらいか。

笹井屋 道標 商店街 日永の追分 道標



石薬師宿〜庄野宿〜

 杖衝坂は現代では難儀な坂ではない。石薬師宿と庄野宿は3キロも離れていない。古い家並みが残るが、庄野宿に着く頃には日没となってしまった。資料館の開館時間にも間に合わず。ここから亀山宿までまでの約2里は暗い夜道のウォークとなる。

杖衝坂 小沢本陣跡 庄野宿資料館 女人堤防碑



亀山宿〜

 宿泊は亀山第一ホテル。1泊6400円(税サ込み)。朝食は800円。この夜はプロ野球日本シリーズの第1戦であった。亀山もかつての宿の中心は現代的な商店街だが、その前後は古い町並みが残っている。

シングルルーム 亀山宿 亀山城多門櫓 野村 鈴鹿川と大岡寺畷



関宿

 関宿は、その町並み自体が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。観光客が多い。関まちなみ資料館の階段箪笥は知らないと見るだけになってしまうが、2階へ上ることができる。食べ物屋も数件ある。西の追分を過ぎたところにある転び石は、何度片付けても街道に転び出たという伝説の石である。

町並み 百五銀行 深川屋(関の戸) 前田屋製菓(志ら玉 階段箪笥


玉屋歴史資料館 玉屋歴史資料館 歴史の道碑 あいづや 転び石



坂下宿

 鈴鹿峠の手前でひっそりしている。植えられて間もないと思われる松は、東海道松並木復元第一号とある。これから増えていくのだろう。

沓掛村 東海道の木杭 復興松並木 町並み



鈴鹿峠

 坂下宿の時点ですでに登ってきているが、岩屋十一面観世音菩薩碑のあるところから、山道に入っていく。かなりきつい坂である。ここを通らず舗装路を進んでもホントの峠越えの前に合流するので、どちらを進んでも良いのだが、ここで山道に入らないと峠越えした雰囲気がほとんど味わえなくなるので、あえて山道をお勧めする。しかし、滋賀側からは急勾配を下るのは危険なので回避した方が良いと思う。峠からは滋賀県となるが、下りは実になだらかに下って行くことになる。

旧東海道標識 旧東海道入口 鏡岩からの眺望 滋賀県側は景色一転 万人講常夜灯



土山宿

 鈴鹿馬子唄に「坂は照る照る鈴鹿は曇る、あいの土山雨が降る」と歌われるように、鈴鹿を越えてから雨が降ってきた。土山宿の旧東海道は道路工事を何年も前からやっているそうだ。遅い昼食は、東海道を徒歩で旅する人が必ず立ち寄ると言われる「うかい屋」で鴨そばを食べた。「夕霧そば」というメニューがあったかは記憶にない(確認していない)。店内は食事だけでなく、民芸品を売っていたり、展示室もあったりする。

道の駅 町並み 本陣跡 お休処


うかい屋 2階展示室 天井 個人作品展



水口宿

 水口近くで夕暮れ時、妙にカラスが多い。宿内に着いたときはすでに日没後。ほぼ旧東海道沿いに位置する水口石橋駅は駅員がいる時間帯が限られているようだ。JR東海のウォーキングきっぷ使用のため、貴生川、柘植、亀山経由で名古屋に出て、新幹線利用して横浜へ、5時間以上の長旅となった。

カラスの大群 町並み 水口石橋駅



路上観察

杖衝坂手前の民家 関宿の途中で



ホームへ   
ホームへ戻る    東海道目次へ