東海道 6・7日目 概略版
府中〜袋井 2001年5月2日〜3日
東海道ウォーク6、7日目 府中(静岡県)−袋井(愛知県)間を歩いたときの概略版です。岡部から降り始めた雨が掛川近くまで降り続け苦労しました。
一里塚
今回歩いた区間は、宇津ノ谷以外は何らかの碑が建てられているが、府中は旧道沿いではなく、県道沿いにある。岡部は2001年暮れに設置されているのを確認したのだが、2002年夏現在、撤去されている。志太は、2001年5月に見たときは道の東南側にあったが、瀬戸川に掛かる橋の架け替え工事のため一旦取り除かれ、2003年には道の北西側に燈灯と共に建立された。55番目と56番目は欠番になっている。
45.府中 | 46.丸子 | 47.宇津ノ谷(碑なし) | 48.岡部 | 49.鬼島 |
50.志太(2001年) | 50.志太(2003年) | 51.上青島 | 52.島田 | 53.金谷 |
54.小夜鹿 | 57.伊達方 | 58.葛川 | 59.大池 | 60.久津部 |
府中宿
府中は今でいう静岡。駿府公園内の野球場があった場所が日本庭園になった(2001年10月オープン)。安倍川を渡る手前には、安倍川餅を売る店が数店ある。
駿府公園東御門 | 日本庭園建設中 | 徳川家康像 | 安倍川橋 |
丸子宿
丸子(まりこ)というと丁子屋のイメージしかないが、商店街は意外と店が立ち並ぶ町であった。丁子屋に到着したのは10時前だったので、オープンの11時まで駿府匠宿と吐月峰紫屋寺(とげっぽうさいおくじ)に立ち寄った。丁子屋を過ぎるとひっそりした町並みになる。
丸子商店街 | 丁子屋 | 吐月峰紫屋寺 | 町並み |
宇津ノ谷
十団子(とうだんご)は、慶龍寺で8月23・24日に厄除けとして売られる(写真は草津街道交流館にて)。デパートや御羽織屋で売られている十団子は十色のカラフルなお饅頭である。現在の宇津ノ谷峠は遊歩道として整備されすぎている。蔦の細道については後日別のところで記す。
家並み | 十団子 | 御羽織屋 | 宇津ノ谷峠 | 明治のトンネル |
岡部宿〜藤枝宿
柏屋は大旅籠で、現在は資料館になっている。岡部から藤枝に向かう途中の横内には、家々に屋号札が掲げられているが、仕事師とはいかなる職人なのだろうか? 藤枝の寺にある松は県や市の指定天然記念物になっている。
十石坂観音堂 | 柏屋 | 横内 | 久遠の松 | 本願の松 |
島田宿
宿泊は、島田ホテル。1泊5600円(税別サ込)で、朝食は和食か洋食を選択し700円。東海道からは少し離れるが、蓬莱橋(ほうらいばし)はギネスに認定されている世界一長い木造歩道橋。歩くにも通行料(往復50円)が必要。川越遺跡は当時の様子が復元保存されている。大井川は歩道が独立しているので、現在は難所ではない。
シングルルーム | 蓬莱橋 | 大井川川越遺跡 | 大井川橋 |
金谷宿
峠越えを控えて石畳茶屋で小休止。金谷坂の石畳は平成3年に、菊川坂の石畳は平成13年に復元された。
石畳茶屋 | 金谷坂 | 茶畑 |
小夜の中山
小夜(さよ)の中山は、箱根峠と並ぶ東海道の難所と言われるだけのことはある。なめてかかると足にくるのでご注意を。夜泣石は旧道沿いだけではなく、国道沿いにもある(写真は後日クルマにて)。明治14年の東京での博覧会に出展した際、不評のため帰りの輸送費がなく、現在の国道沿いまで運送するのが精一杯であったとも言われている。扇屋では子育て飴とラムネを購入した。
久延寺夜泣石 | 国道沿い夜泣石 | 扇屋 | 粟ヶ岳の茶アート |
日坂宿
川坂屋はかつての旅籠で、岡部の柏屋ほどの規模ではない。基本的に平日は休みだが、土日祝日は無料で見学できる。日坂宿を出て国道1号沿いには、願いがそのままかなうという事任八幡宮がある。
本陣跡(幼稚園) | 川坂屋 | 高札場 | 事任八幡宮 |
掛川宿〜
掛川城は、平成6年に木造建築で天守閣が復元された。建築費は市民の寄付によるところが大きいそうだ。新幹線の掛川駅も市民募金のようだ。袋井に向かう途中には土塁を残した松並木がある。東海道の宿での中間点、袋井に着いたときは午後6時半であった。
大手門 | 掛川城 | 土塁の残る松並木 | 東海道どまん中茶屋 |
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