東海道 京都着 概略版
水口〜京都三条大橋 2001年11月22〜23日
東海道ウォーク15、16日目 水口(滋賀県)−三条大橋(京都府)間を歩いたとき、およびその周辺を観光したときの様子を紹介します。今回は、本来の街道歩きをしているときよりも、それ以外の写真が多いです。
一里塚
今回、2日で50キロくらい歩いたので、一里塚は12箇所くらいはあるはずだが・・・。夏目一里塚跡や石部一里塚跡は、本に場所が載っているが、碑はないようである。地元の人もよく分からないようだった。石部一里塚は、角のタバコの自販機のある家から3件目のところと教えてもらったが、本に載っている位置と微妙に違う。旧和中散本舗近くと、目川池近くの一里塚跡も載っている本はあるが、日没後に歩いていたため発見できず。(現在、石部、六地蔵は新設され、目川は更新されました)
京に向けての最後の4つは碑はない。鳥居川は粟津一里塚とも言う。
113.林口 | 114.泉 | 115.夏見(付近地) | 116.石部 |
117.六地蔵 | 118.目川 | 119.野路 | 120.月の輪 |
121.鳥居川(碑なし) | 122.石場(碑なし) | 123.大谷(碑なし) | 124.日ノ岡(碑なし) |
水口宿
今回は米原経由でここまで来た。前回歩いたときは日が暮れてしまったので、高札場まで戻り、歩き直した。水口宿は高札場から踏切前のカラクリ時計があるところまで、東海道が三筋に分かれる。アーケード街にあった創業300年の枡又旅館は閉鎖されてしまったようだ。水口石は力石とも呼ばれたものである。
水口石橋駅 | 近江鉄道踏切前 | 高札場 | カラクリ時計 | 水口石 |
大池寺
初日は、水口宿の北2キロほどのところに小堀遠州作の庭園があることで知られる大池寺(だいちじ)に立ち寄った。平日と言うこともあり、他に客はなく、ゆったり観賞できた。
庭園 | 蓬莱庭園 | もみじ |
石部・雨山公園
石部宿の南2キロほどのところにある雨山公園内に「宿場の里」と「東海道歴史資料館」がある。東海道からは20分ほど登っていくので、山の中で昔ながらの雰囲気は味わえる。歩いて立ち寄るのはちょっと大変なので、同様の施設を見慣れている人なら、時間に余裕がない場合はパスしても良いのではないだろうか。個人的には横浜市の竪穴式住居と観覧車の方がミスマッチで写真的には面白い。
宿場の里 | 再現一里塚 | 農家 | 横浜市都筑区 |
草津宿
草津のHOTEL21というところに2泊した。紅葉の時期、京都に宿を取るのは困難である。東海道沿いではないが、中山道であるアーケード街を通り過ぎ、現在のうばがもちやの近くである。シングルでもソファ・ベランダ付きで1泊6600円(サ込み)。この季節は多少高めの値段設定になっているようだ。京都から草津まで電車で20分たらずなので、この時期の京都観光にもお勧めである。企業やマンションと共同ビルのようで、ホテルの客室は6〜8Fなので眺望は良い。
東海道ウォーク最終日に草津宿本陣と交流館を訪れた。交流館は、旅姿の体験コーナーや全国の街道に関する本などもあり、次回歩く姫街道の地図をコピーした。もっと長い時間、調べ物をしたいくらいであった。
ベランダ付シングルルーム | 部屋から見る日の出 | ゆったりセミダブル | うばがもちや |
草津駅前 | 覚善寺 | 草津宿本陣 | 草津宿街道交流館 | 草津宿街道交流館 |
東海道を歩き、ついに三条大橋へ
2001年元旦にお江戸日本橋を七つ立ちした東海道を歩く旅は、2001年11月23日午後4時55分、京・三条大橋に到着した。実際に歩いたのは計16日である。5日目で府中(静岡)にたどり着いた時点で、予定通り行けるだろうという思いはあったが、到着後、しばらく三条大橋をただ眺めるのであった。
水口宿を過ぎて | 横田の渡し | 萩の玉川 | 大津宿 |
かねよ:蝉丸弁当 | 高山彦九郎銅像 | 弥次喜多像 | 三条大橋 |
彦根
東海道を踏破した翌日、電車で京都の反対の彦根に向かった。混雑した京都よりも彦根という選択である。夢京橋キャッスルロードという通りは、人工的だが昔の雰囲気を出した街づくりをしている。今後、周辺の商店街も観光客を呼べる街並みに改装していくようだ。東海道の宿では同じ城下町である掛川あたりがこのような取り組みをしたら東京からの観光客も増えるのではないだろうか? 彦根城周辺では紅葉も楽しめた。それにしても琵琶湖は大きい。浜名湖や猪苗代よりも海と見間違う。
キャッスルロード1 | キャッスルロード2 | キャッスルロード3 | 琵琶湖は広いな大きいな |
彦根城 | 彦根城内 | 玄宮園 | 井伊直弼像 |
京都観光
この時期、人・人・人である。初詣に行ってるついでに紅葉を見る感じである。しかも、標高の低いところは、すでに色あせているものが多かった。団体客は本に載っている名所に集中するので、穴場を探そう。あまりの人の多さに、庭と紅葉を同時に楽しむという目的でない限り、わざわざ京都に行かなくてもという感じがした。と言いつつも、夜のライトアップも3ヶ所立ち寄った。
東福寺通天橋付近 | 龍吟庵 | 即宗院 | 永観堂 |
伏見宿
大阪へ向かう東海道57次では、大津宿の次は三条大橋ではなく、54次目は伏見宿である。京阪本線の中書島(ちゅうしょじま)へ向かった。見物に来てる人も多く、こういうところに寄る人は、人ごみの中の紅葉より「こっちの方がイイ」と思ったに違いない。京橋は船で淀川を下る場合の出発点であった。寺田屋は「維新は寺田屋の一室から生まれたり」と言われ、坂本龍馬の定宿であった。
京橋 | 寺田屋 | 商店街 | 十石舟 |
路上観察
萩(野路)の玉川から1キロほどの浄安寺に張り出されてあった説教を見て、これからについて色々と考えてしまった。膳所の売物件は、そのまま住めるかはちょっと疑問。マンションとかに変わってしまうのだろうか?
ウォーカー向け説教 | マニアは要チェック | 城内ポスト |
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