東京港区 中国語サークル 北京倶楽部

非要这会儿凑热闹!
(よりにもよってこんな時に面倒かけるんだからぁ~)


今日のテキストは、グウタラ亭主とその彼に買い物を頼む奥さんの会話でした。
その中から上記の表現をおさらいしておきましょう。

非要这会儿凑热闹!
構文的には、
非要 ・・・(副詞)+(助動詞)「したい」「しようとする」や「しなければならない」で、「どうしても」「ぜひとも」の意味。決意を表します。
这会儿 ・・・(指示代詞)で「いまごろ」「こんな時」
凑热闹 ・・・(動詞)「近寄る」 + 热闹(この場合、名詞)「にぎわい」「にぎやかなこと」で、「面倒をかける」「足手まといになる」の意味です。それでこのセンテンスは、「よりにもよって、こんな時に面倒かけるんだから」という意味になる、ことを今日学びました。
同様に
这里够忙的, 别再来凑热闹!
(
こういうと、凑热闹の用法、意味合いについて、もっとはっきりわかります。

さて、凑热闹 には、本来もう一つの意味があります。どちらかというと、こちらの方が一般的でわかりやすい。
例えば
看她们聊得那么开心, 我也去凑个热闹。
(彼女達すごく楽しそうにおしゃべりしてるね。僕も仲間に入れてもらおっと!)
この場合の凑个热闹は、(動詞)「近寄る」 + 热闹(名詞)「にぎわい」「にぎやかなこと」で、そのまま「にぎわいに近づく→にぎわいに入る・加わる→にぎわいの仲間に入る」。

でも、どうして凑热闹 には一見関係ないような二通りの意味があるのでしょう
林老師が、以下「なるほど!! 」と思わせてくれるような解説をされました。確かにこう覚えておくと、間違えず的確に使えそうです。

は“近寄る”という動詞。だから、热闹(にぎわい)に近寄るという意味で“仲間に入る、にぎわいに加わる”というところまではわかりますね  で、これが例えば祭りかパーティだったとしましょう。見ていて“楽しそうだな”と思って加わろうする側が、この凑热闹です。でも、祭りやパーティの主催者側だったら  もう十分たくさん人が集まっていてにぎやかなのに、もっと人が入ろうとしたら「う~む、今でも大変なのに、もう、これ以上増えたら面倒見切れないよ」って思うんじゃないかしら  ネッ、だから凑热闹には「面倒を掛ける」「じゃまをする」という反対側から見た意味も、ちゃんとあるんです


蛇足ですが、热闹を使った熟語をもう一つ覚えておきましょう。
看热闹・・・「野次馬になる、見物をする」
例えば
出了事应该帮忙, 不要只看热闹
(何か起きたら手伝うべきだよ。野次馬見物してるだけじゃダメだよ