「至于这么夸张地跟政府做对吗?」
今日から、「作文・講読」の老師が替わりました。。
拠点を上海に移された宋老師に替わって、宋老師の老乡(同郷人)の後輩、周洲老師に担当していただくことになりました!
周老師はまだ来日半年ですが、日本語はだいたいOK。中国ではアニメで日本語を覚えたそうです。
日本語の細かなニュアンスは通じませんが、その分できるだけ中国語で意思疎通することにいたしましょう!
さて、今日の講読はここ数年中国では“流行”の“拆迁(chai1 qian1)≒立退きのための建物の取り壊し”の話題でした。
中国では土地は国有財産で、国民が所有することができるのはその使用権のみ。高層ビル建設など開発プロジェクトが始動すると、随時国に接収されることになります。もちろん補償はありますが、ここ数年一部地域で暴動が頻発しているのは、その補償が不当に低かったり、果てはまったく為されないことも原因になっているようです。
幾ばくかの立ち退き料を受け取り転居を余儀なくされた住民がこれに同意しない、所謂抗“拆迁”が今日のテーマでした。
小区外的大马路上有一家所谓“钉子户”,孤零零地在一片垃圾堆般的废墟上呆了10好几年了,那破败不堪的小房子上永远插着一面有时是两面五星红旗,很是醒目。
(団地の外の大通りに一軒の所謂「钉子户(ding1 zi hu4)≒立ち退き拒否の家」がある。無縁孤立に一面のゴミ山のような廃墟で10数年も居座っているのだが、そのこの上なくみすぼらしいちっぽけな家屋の屋根にはいつも一二本の五星紅旗(中華人民共和国の国旗)が突き刺してあるのが非常に目を引いていた。)
醒目(xing1 mu4)≒目を引く 目立つ
例えば、她穿了一件醒目的大红旗袍。(彼女は目を引く鮮やかな真っ赤な旗袍を着ていた。)
我习惯性地将目光投向了一侧的“钉子户”处,不看不要紧,一看吓了我一跳,只见一赤身露体的男子在房顶上手舞足蹈地敲打着什么东西!
(通りがかりに一種の習慣で、その“钉子户”のほうに目をやった。見なければそれですんだものを、見てしまったから、それは驚いた。何と、丸裸の男が屋根の上でしきりに手足を躍らせて、何かを叩いているではないか!)
一直以为这些事情都是那么遥远,甚至不可信,心想在社会主义的和谐社会里有什么解决不了的问题处理不了的矛盾啊,至于这么夸张地跟政府做对吗?可现在,这个抗拆迁的全裸的男子就在我的眼前!
(私はずっと、こんなことはみんな遥か昔の話だと思って今まで信じていなかった。社会主義の調和社会で解決できない問題、処理できない矛盾なんて在り得ないと心底思っていたからだ。だって、そうまで誇張して政府とけんかするなんてあり得ない! でも、現実として、この立ち退きに講義する丸裸の男がまさに私の目の前に存在する・・・。)
跟政府做对は、跟谁做对手の意味で、「誰かの相手になる→誰かとやりあう→誰かと敵対する→困らせる」
例えば、こんな身近でこんな風にも使えます。
ピクニック予定日の天気があいにく雨だったりしたら
あなたが雨女なら、天地总是跟我做对。(天気はいつも私の味方をしてくれないんだから!)
同様に
天公不作美。(お天道様って、意地が悪いんだから!)※作美≒都合よく働らく(否定の不と一緒に否定的に使われることが多い。
老天不帮忙。(お天道様も味方してくれないんだから!)
こんな表現も覚えておくと、使えそうです。
※周老師はさすがに80后。テキストの
社会主义的和谐社会里有什么解决不了的问题处理不了的矛盾啊
から「本気で書いているなら、御用出版社で仕事をしている人です」と。
啊啊啊,なるほど・・・。 |
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